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会社定款と風力発電での特許

2014年10月20日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

弊社は、落雷対策の他、自然エネルギー活用、災害対策、防衛などの分野での研究開発を会社定款に記載していますが、今回、風力発電の分野での特許により、これら全ての分野で特許が揃いました。定款に研究開発とあれば、少なくとも特許の一つくらいなければ何もしていないのと同じです。 

弊社には風力発電のブレード(羽根)への落雷対策についての相談が良くありますが、残念ながらこれを救う手はありません。タワーが高くなると、ブレードへの落雷は、ブレードが水平になり回転しながら垂直になり、反対側で水平になるまでの180度の間、どこでもあり得ます。一番高く、垂直に向いた時だけ落雷するのでは無いのです。最近はタワーも高くなり、ブレードも大型化し、落雷を防ぐ手立てを実現することは、22円/Kwhで販売している風力発電の現実的な経済範囲を超えてしまうのです。落雷の多い地域では雷に打たれ強いブレードにするしかないでしょう。しかし、それも難しいのは日本では世界基準の3倍の強度にしていますが、それでも壊れてしまうのです。雷の多い地域に風力発電は適していないのです。

オランダの風車小屋は木製で、木製の構造物には大きさの限界があり、極めて人間的なサイズですが、鉄やコンクリートを使うとそのサイズは大型化します。私、あの大型の風車は嫌いです。大きく威圧的でグロテスクでさえあります。風力発電の風車が何十も並んだ景色、美しいと思う人いるでしょうか? 大きな出力を得るためには、ブレードが発生する大きな回転力を要するのでタワーは必然的に高くなります。エンジニア諸氏は出力の大きさだけを自慢して大型化に拍車をかけます。遥か彼方の洋上であるとか、砂漠の中とか日常生活から見えない場所であれば構いませんが、大型風車は毎日の生活の中で見る風景としてはグロテスクの極みです。

発電機を上に上げるからタワーが必要になります。発電機を地下や地上に置けば目立ちません。動力を生むブレードもついでに地上に置けばタワーも不要です。しかし、タワーの上に置かなければどのようにブレードを回すのか? 地上や地下に設置された垂直軸のブレードヲ回転させるだけの風力を自然エネルギーだけで得るような工夫をすれば、高いタワーは不要になります。

地上に置いたブレードを如何に効率よく回転させるか? そこが弊社のアイデアのミソで特許もおりましたが、残念ながら弊社の事業規模では自社単独で実用化は無理です。高さ100mの新築ビルが必要なのです。将来は高層商業ビルは自前で電力をまかなう事がもとめられるでしょう。その時、100mと言う高層を利用して地上に置いたブレードを回転させ、自前の電力を生み出す。その様なビルに入りたいものです。

〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町24番地8
SOHOステーション703
落雷対策専門の株式会社落雷抑制システムズ
電話 045-264-4110
公式サイト http://www.rakurai-yokusei.jp/
Eメール info@rakurai-yokusei.jp
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