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Blue Earth  海洋研究開発機構の情報誌

2017年03月27日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

弊社が身の丈以上の無理をしている一つが海洋研究開発機構の研究を応援するための賛助会員でして、これは海洋審部探査船「ちきゅう」にPDCE避雷針を取り付けていただい時にお付き合いで入会しました。 この賛助会の構成メンバーは、造船会社であるとか、海洋研究開発機との仕事の関係先の大企業が多く、その中で弊社は恐らく一番零細な会社です。 損得勘定で言えば、既にPDCE避雷針1台の売上金額よりも多い賛助会員費用を支払っていてもこれ以上のビジネス上での進展は見込めないのですが、ケチな損得勘定ではなく、海洋研究開発機構の活動は、日本が世界に誇れるものであり、これを支える一員であることは誇りに思います。

そんなものは税金で活動すれば良いとお思いの方は多いでしょうが、こういう活動に潤沢に予算など回ってきません。 関西方面への出張の時に静岡の清水港に停泊している「ちきゅう」は、ノッポですから船体は見えませんが、新幹線からデリック【やぐら】が見えます。 デリックの先端をみただけで、「ちきゅう」と判別するのは、私が「ちきゅう」ファンだからであり、新幹線の千人を超える乗客の中にも「ちきゅう」が停泊していることに気が付く人は少ないでしょう。 しかし、本来は大海原で活躍すべき船ですからここで停泊している時間が長いというのはモッタイナイ、心が痛みます。 6万トン近い船ですから、運用コストもかかり、大きなプロジェクトでないと活用できないようです。

最近、発刊された、「海と地球の情報誌 Blue Earth」には、最新の研究が分かり易く解説され新刊をいつも楽しみにしています。今回の第147号には、南太平洋を縦横断してきた「みらい」での観測航海について特集されています。海は、大気中の熱や二酸化炭素を吸収して急激な環境変化を防ぐ緩衝材として機能しているのですが、何事も限度があり、過去1万年は安定していた地球の気候にも変化の兆しが表れているというのは恐ろしいことです。南極は大陸棚の上に氷床が乗った構造になっていますが、この氷床の大崩壊が発生するかもしれないそうです。 それでなくても、1986年~2005年の基準からすると2081年~ 2100年には海面が45~82cmの上昇が予想される中、南極の氷床が崩壊するとこれ以上の海面上昇が予想され、世界中の沿岸の大都市が水没するかもしれないのです。

トランプさん、自国の経済立て直しのためには地球環境などどうでもよい、車メーカーに負担となる環境対策など必要なしとアホな事を言っています。 車メーカには、大きな壁と思えた排気ガスの規制を乗り越えることで、どれだけエンジン技術が進歩したことか。 技術革新に乗り遅れたまま旧型車を安く作りたい貪欲な資本家と、原因と結果についての洞察に欠け、結果についてだけ人気取りに使いたい大統領に科学者の小さな声はは届きません。 

これが人類の限界かもしれません。 そのような中で、コツコツと観測を続けている科学者。 緩やかな変化には気が付きにくい、まさに世界中が「茹でカエル」現象のようです。まあ、人間の命が有限であるように、地球の命も限りはありますから、遅いか早いかだけの話と割り切ってしまえばそれまでですが。。。。我々の世代が地球を殺した、寿命を速めたと後世の人たちからは「アホなご先祖」として見られることでしょうね。

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