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インドの古典 「実理論」  隣国に対処する多様な道 と 「不愉快な真実」

2012年07月02日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

孫崎 亨さんの「日本人のための戦略的思考」に紹介されているイランの童話で、オリジナルはインドに由来するものだそうです。

「ある時、フクロウの集団がカラスの集団を襲いました。カラスの王様は大臣を集めどう対応するか意見を聞きました。あなたが大臣であったら王様に何を提案しますか」これが童話ですから、子供の頃からどのように生き抜くかを考えさせているのですね。

「各大臣の意見には、戦う、一時移動する、交渉する、他の鳥の応援を求める、防御を固めるなどがありました。そして最後に首相が進言しました『私を傷つけて放り出せ。自分はフクロウ軍に駆け込み、和平を主張したらカラスの仲間から痛めつけられた。カラスには恨みがあるからどう攻撃すれば良いかを助言すると言ってフクロウ軍に入り込む。そして、フクロウの弱点を探り、連絡するから王様はそれに従って攻撃して下さい』戦争、和平、依投(イトウ:他に庇護を求める事)、謀略など安全保障を考えるのに重要な要素が全て含まれています。

経済、軍事の両面で中国が日本を抜き、米国をも追い抜く勢いあること。米国にとって日本よりも中国が重要になっている事。そのバランスの中でこの2大国とどう付き合うべきか? 以前のように米国の後追いをしていても、尖閣で何が発生したとしても米国の援助は期待できないし、中国に軍事で対抗することも無理である。。。との、まったく「不愉快な現実」【これも孫崎さんの著書】なのですが、読み進めて日本を取り巻く状況を客観的に知ることが不愉快なのですが、不愉快の相手は孫崎さんではなく、このようになってしまった現実を知り、受け入れる事です。中国の描く2050年のアジアの地図の中には、韓国と日本は存在しません。中国の一部として朝鮮省、東海省、日本自治区になっています。今後の40年は、戦後の60年のように簡単にはいかないでしょう。

野田さん、何かに憑かれたように消費税だ福祉と騒いでいますが、内向きすぎますね。国家にとって大事なのは外交、国防、エネルギー。これらをうまく回せば、経済などはついてきますし、福祉などはその次です。呑気にも民主党内のコップの中の小さな嵐に右往左往している間に国家存亡の危機が迫っています。

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