雷ブログ

落雷抑制システムが運営するブログ

「ものづくり」 よりは 「しくみづくり」  1年前の再掲載です。

2020年12月15日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは。 落雷抑制の松本です。

 「ものづくり」の交流会、助成金など「ものづくり」に関した案内をたくさんいただきます。日本人は「モノづくり中毒」のように見えます。 「そこのけ、そこのけ、ものづくりが通る」といった様子です。得意を伸ばすのは一番手っ取り早いのですが、それだけに埋没してはいけません。「ものづくり」を否定する訳ではありませんが、もっと大事なのは「仕組み作り」なのです。

 例えば、Amazon ですが、ネットで小売りをするという仕組みだけで、何ら「もの」など作っていませんが、あの繁盛ぶりです。 Apple のiPhoone にしても企画・設計だけで、実際のモノづくりは外国企業。モノが無ければ成り立たないのですが、iPhoneビジネスに関わる会社の中で、誰の取り分が一番多いかと言えば、当然、企画をしたAppleであり、実際のモノを作る下請けなど買い叩かれるだけです。 Apple での凄い仕組みは音楽配信です。音楽配信もiTuneカードで課金しますが、iTuneカードは金券ですから、全国のコンビニに前払いで置いてある金額だけでも相当な額です。 すべてが大きな仕組みで動いていて、物などオマケのようなものです。

 世界的な大きな仕組みで儲けているのが GAFA ですが、 Amazon と Apple の残りのGoogle とFace book もソフトウェアと言う「モノ」と言うより、検索や人と交流する仕組みです。 ものだけ作っているのでは、大きな仕組みを作る会社の単なる下請けで終わってしまいます。 

 目の前で触れる「モノづくり」は、概念で始まる「仕組み」より即物的で分り易いのですが、モノづくりの殻から抜け出して 「仕組み」で世界に出る事をしなければ、いつまで経っても世界の下請け工場で終わってしまいます。 国を挙げて自ら「下請け」を目指すのは志としては如何なものでしょう? 税金をかけての活動でありながら、国も県も市も「モノづくり」関連の案内しかしない。 これは一種の思考停止状態のようにも見えます。「ものづくり」と言いながら動いていれば、それでお仕事をしているような錯覚です。「モノづくり」が国を挙げての方針のように騒ぎ立てる。 これは、ワザワザ、税金を使ってするような仕事でしょうか? 私には、日本を閉じ込めるような政策にしか見えません。 皆で一緒に「ものづくり」と騒いでいればアホには見えないと言う安心感でしょうか?

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