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ソウルが50万発の砲弾で火の海に??  ナルハズがない

2017年04月17日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制の松本です。

朝のニュース番組で見ましたが、北朝鮮の言い分をそのまま鵜呑みにしたいい加減な報道に呆れてしまいます。 ソウルが火の海になるなど、ハッタリもいい加減にしろ! と言いたくなります。 報道する側は軍事知識ゼロのようです。 このニュースのなかで、北朝鮮が50万発の砲弾を発射し、それは半地下式になっているので見つけるのが難しいとのことでした。 これらは、正しくはありません。

大砲から発射された弾丸は放物線を描いて飛んできますから、対砲レーダを用いれば着弾する前から発射地点を割り出すことが可能です。 そのため、大砲を撃つ側として、陸上自衛隊の大砲の部隊は、「陣地転換」と言いまして、発射するなりその場所を引き上げ、別の場所に移動してしまいます。 一か所に留まっていれば、相手からの反撃を受けてしまうからです。 半地下に固定した大砲など移動もできず、まさに墓穴にいるようなもので反撃を受けて即座に全滅です。 

また、大砲というのは連続して発射すれば砲身が加熱して発射を継続できなくなります。 仮に1千門の大砲があるとして、一門あたり500発の弾丸を発射するには、1発あたり8秒としても60分以上かかります。 そんなに時間をかければ、対砲レーダから場所を特定され、反撃されてしまいます。 迅速に場所を変えながら射撃をするために、大砲もキャタピラの付いた車体に乗せた「自走砲」が主力です。 素人さんは、戦車と自走砲の判別はできないかもしれませんが。。。陸上自衛隊では秒の単位でテキパキと迅速に移動しながら発射します。

韓国軍も打たれてからレーダーのスィツチを入れる訳ではなく、46時中、反撃体制をとっていることでしょう。 ただし、複数個所から発射されたら混乱はするでしょうから、韓国軍のレベルも見ものです。

1千門の大砲から発射される弾数はせいぜい、各20発、合計2万程度で、50万発は大げさすぎます。 それに北朝鮮に50万発以上の弾薬のストックなど、まあ、保有していないでしょう。。。何事も起きなければ良いのですが、起きなければ、核弾頭と運搬手段の向上が進みますから、それはそれで困りますが。。。



写真は、米軍の対射撃レーダ、AN-TPQ53. 敵が発射した位置を即座に検出して、反撃するためのデータを砲兵に届けます。



これは陸上自衛隊の、JTPS-P16 対砲レーダ。 東芝製の3次元レーダ。 移動の時にはアンテナは畳んでいます。  東芝さん、頑張ってくれなければ困るんです。

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