雷ブログ

落雷抑制システムが運営するブログ

脱原発について

2014年01月27日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

脱原発を唱えている方が、「現在、原発は止まっているのに日本はシッカリ動いているではありませんか。日本は原発なしでもやって行けるのです」との内容の演説をされていました。これは余りに近視眼的な発言です。

1】現在、原発を止めている事で、どれほどの化石燃料の輸入が増え、国際収支を悪化させていることか。 この赤字を未来永劫、続けることはできないのです。この方、以前「自民党をぶっ壊す」と発言されていましたが、今まのままでは「日本をぶっ潰す」事になりかねません。

2】地球の温暖化が進み、氷河が消失し、海底のメタンハイドレードが気化して大気中に放出され、メタンガスによる温暖化が加速しています。このような中で、化石燃料の使用は抑えねばなりません。

3】福島の対応は残念ながらお粗末で、これが解決できないうちはと言うのは心情的には理解しますが、女川原発、福島第二原発は津波対策をしていて壊れなかったのです。 福島第一は、古い原発を危機感無しに使い続けた事が原因で、原発自体が地震に弱いのではないのです。原子力空母は、大しけの海の上で地震どころではない揺れの中で事故も無く使用されています。原子炉自体も改良され、もっと安全なタイプがあるのです。「想定外の地震で仕方なかった」「元々、地震国には向いていなかった」といういい訳に騙されてはなりません。

4】脱原発で原子力産業に人気が無くなり、若い人が来なくなり、原子力技術が衰退すれば、現在ある原子炉の廃炉さえもできなくなります。

5】核のゴミは、半減期を加速させる研究を進め10万年も保管する必要を無くせば良いのです。

6】緯度がもう少し高いところ【北緯45度程度】であれば強い風が定常的に吹き、風力発電に適していますが、日本では冬の風の強い日本海側には世界に珍しい冬の雷もあり、風力発電は欧州よりも条件が悪いのです。雷については、世界標準の2倍の強さ(600クーロン)の落雷に耐えるようにしていますが、それで事故が起きない訳ではありません。

7】太陽光はと言えば、これは緯度の低い所の方が適していて、海の傍で潮風の影響のある日本では、これまた条件が厳しいのです。

自然エネルギーの利用は進めるべきですが、いくら進めても原発の代わりになるほどのものではないのです。

福島の後始末の事と日本のエネルギー政策は別のことですし、地方の原発に頼り切っている東京としては、電気も地産地消とし都内で使用する電力は都内の各区に小型原発を置いて自分でまかなう位の建設的な意見が欲しいものです。核のゴミを積極的に都内に受け入れる覚悟があるのでしょうか? 脱原発というなら、その代替えエネルギーをどうするのか具体的に示すべきです。何にするかは、当選してから決めるというのは無責任なものです。不安を煽るだけの話しは止めて頂きたいものです。

〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町24番地8
SOHOステーション703
落雷対策専門の株式会社落雷抑制システムズ
電話 045-264-4110
公式サイト http://www.rakurai-yokusei.jp/
Eメール info@rakurai-yokusei.jp
人気ブログランキングへ

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする