雷ブログ

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落雷 よろず相談

2013年08月06日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

弊社のHPは先月、アクセス数が8000を超えまして、雷被害に興味のある方が増えている事を実感します。 これと共に、落雷対策への相談メールも多数いただきます。 個人の方の質問も多く、毎回同じような答をしていますので、その回答を掲載します。 落雷で家電製品が壊れる事について安く対策できないかとの質問への回答です。

雷による被害の原因は次の3つがあります。

1.直撃雷 落雷に直撃されるもので、弊社のPDCE避雷針はこれに対処するものです。
2.誘導雷 電線を伝わって来るもので、付近の電柱に落雷したり、電線に貯まった電荷が雷雲の消失で行き場ががなくなり、電線を流れて来るものです。落雷しなくても発生します。
3.逆流雷 付近の地面に落雷した結果、地面を伝わり、電線を経由して家に流れ込んできます。

直撃に当たれば家は火事になることもあり、電化製品も焼け焦げ、電気回路は真黒に炭化してしまいす。このような場合にはPDCEの出番です。そこまでの被害ではなく、ただ動かなくなっただけの場合には、上記2)や3)による被害であり、直撃雷ではないと思われます。この場合、PDCEの出番はありません。雷での被害があればすべて落雷だと騒ぎますが、弊社にとっての落雷とは直撃雷の事であり、誘導雷については弊社では手が出ませんので、それを専門とする会社を紹介します。

誘導雷への対策としては、耐雷トランスと言いまして、雷からの過大な電流を遮るトランスを設置するか、一種のブレーカのようなものもありますが、ソコソコの費用はかかります。 廉価に済ませたい場合には、雷対策をした延長コードがあります。しかしながら、地震と同じで、雷の電流も発生してみないとその大きさが分かりません。どのような事態をを想定して対策するかで費用は異なります。津波と同じで、千年に一度の大津波にも耐えうる対策をするとなると大きな出費になります。 それで、最低限で対策をしておくと、それ以上の大きな電流が流れてくると役に立ちません。 自然と闘うのは厄介な事なのです。

安価に済ませたいのは誰でも同じですが、現実を直視すれば費用をかけずに効果だけは万全という対策は残念ながらありません。そういう安直で耳ザワリの良い現実離れした話は選挙前の政治家の演説の世界にしか存在しません。対策には費用がかかるものなのです。天空から見れば直撃雷は「点で」すが、誘導雷は「線分」の近辺で発生しますから、誘導雷による被害の方が多いのが事実です。 弊社のPDCEは直撃雷対策がメインです。 電線を流れてくるものについては無力です。 まず、最初に誘導雷対策をされ、それでも御心配な場合にPDCE避雷針を検討頂くのが順番かと思います。

〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町24番地8
SOHOステーション703
落雷対策専門の株式会社落雷抑制システムズ
電話 045-264-4110
公式サイト http://www.rakurai-yokusei.jp/
Eメール info@rakurai-yokusei.jp
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