雷ブログ

落雷抑制システムが運営するブログ

カリスマ・ドッグトレーナ

2013年08月23日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

ナショジオの番組ですが、この訓練士の方は大したものです。この方が訓練すると飼い主が手を焼く凶暴な犬でも実におとなしい犬に生まれ変わってしまうのです。公園で出会うと敵意をむき出しに吠え合っていた2匹の大型犬も最初は別々に訓練し、最後は2匹が並んで散歩するようになるのです。良いこと、悪いことを繰り返し指摘すると成犬になってからでも確実に学習します。訓練/しつけの大事さがよくわかります。 

犬の行儀が悪いのは飼い主との関係によるもので、犬だけを訓練するのでは不十分で飼い主側も犬に対する態度を変えねばなりません。この訓練士さんと犬の飼い主の会話もまた深いのです。犬に対する態度が同情なのか愛情なのかであるとか、悪いことをした犬にするのは「罰」でなく「しつけ」なので罪悪感を案じることは無いであるとか、一家の中での序列について犬の誤解を正すことが大事なようで、犬は賢く飼い主の毅然とした態度でその序列関係を学習します。溺愛されたり遠慮されたりした結果、犬が一家の中での自分の地位を誤解し、飼い主の序列を自分と同列、あるいは下に見立てると飼い主の言うことなど聞かないのです。

これは犬の飼い方だけでなく子育てにも、国と国の関係においても同じで、一見相手を思いやっているようで実は甘やかした態度が相手に間違ったメッセージを与えて関係を悪くしているということに気が付きます。この訓練士の方、犬の訓練だけではもったいない。どこぞの国の外務大臣にでもなっていてくれていればと思うような毅然とした態度なのです。しかし、ただ威張っているのでは無く、状況を分析し何故かをキチンと解説してくれます。

人間には言葉という道具があり「話せばわかる」と思いながらも実は、メンツや過去に拘り、何も話せない状況が続いてしまうことがあります。私もそういう失敗は沢山してきました。人間関係、国際関係も「話せばわかる」と思い込みが災いしてしまいます。ところが、犬に対しては話をしても分からないという前提ですから、飼い主の気持と態度こそが犬へのメッセージなのです。メッセージを伝えるには、言葉よりも確実なものがありながら言葉に依存しすぎているのが人間のようです。

会談を拒否する、すなわち言葉のコミュニケーションのできない相手は犬と同じようなものですが、この場合、「話せばわかる」と言うような一方的な期待をしている毅然としない自分の態度にも問題があると実に深いメッセージをこの番組は送ってくれます。

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