雷ブログ

落雷抑制システムが運営するブログ

宅急便とインターネット

2013年05月21日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

知人の息子さんが学生寮で生活していまして、春、夏、冬の長期休暇の時には大きめの箱で荷物を送るのですが、ある時から休みが終わって寮に帰る時の宅急便の支払を着払いにするようになったそうです。その話を聞いて、なるほどと思ったのは、宅急便の社内での利益分配の事です。荷物が届くまでには大きくわけて、集荷、長距離輸送、配達の3つの手間がかかっていますが、その料金は、通常、発送する時に支払をします。この3つのチームワ-クで配達が完了するのですが、御同業の某社では集荷する人を「セールスドライバー」と呼んでいる位ですから、恐らく料金を手にした人が一番多く、残りを二人で分けるような制度なのかと思われます。例えば、先払いでは(集荷、長距離輸送、配達)=( 50, 20, 30 )のような分配比率で、これを着払いにすれば(集荷、長距離輸送、配達)=( 30, 20, 50 )【この比率は勝手な想像です】。寮には700人弱がいますから、700個の荷物が発送払いで届いたら、配達する方は少ない分け前で700この荷物を各部屋まで届けるのはキツイが、着払いにしてくれれば部屋まで届けるとのことなのです。 なるほど、今まで考えもしませんでしたが、内部での分配は労働意欲にも関わる大事な話しです。しかし、物理的に目に見えるものを運ぶという事で、極めて明確で分かり易い世界です。

その点、訳の分からないのはインターネットの料金です。インターネットを利用するには、サービス・プロバイダー(SP)に加入していますが、SPが自前の物理的なネットワークを世界中に張り巡らしている訳ではありませんから、SPは、上位のネットワーク事業者に接続し、その事業者は一部自前の回線を使用したり、通信事業者のネットワークに接続しています。その中でコンテンツ・プロバイダーと呼ばれる事業は、通信事業者の設備をただ乗りしているのではないか? と言う議論も昔ありましたが、その通信事業者さん自体がコンテンツ・サービスをするようになったからは決着の付かないまま下火になってしまいまったようです。私のメールには、一日何十と言う迷惑メールが届きます。世界中を駆け巡るメールの中で、本当に有用なものは1割もないことでしょう。便利に使用しているインターネットですが、総経費の中にはあの不要のジャンク・メールを支える分も何らかの形で誰かが負担している費用も含まれているのですから、良からぬ企みさえなければ本当はもっと安く使えるものなのでしょう。しかし、内容的には無駄の極みのようなな迷惑メールであっても数が増えてネットワークの規模をそれに対処できるように増強し、実経済の拡大に貢献しているとなると、一概には無駄とも呼べず、何が世の中に利するものなのかは分かり難い世界になったものです。

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