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A級戦犯への誤解

2013年05月15日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

月曜日のTVタックルなる番組で日中問題について議論をしていたある大学の先生、あまりの程度の悪さに腹が立ちました。この先生の発言されていました次の4点についてコメントしたいと思います。

1)A級戦犯
A級戦犯など存在しません。東京裁判でA級戦犯とされた方も1952年にサンフランシスコ講和条約の発効により連合国の承諾を得て赦免されています。この名誉回復を持って、1952年以降、戦犯は存在しなくなったのです。これによりA級戦犯から名誉回復し政界に復帰した、賀屋氏、重光氏はそれぞれ法務大臣と大蔵大臣にまでなっています。ましてや、死刑になり命で償った方をいつまでA級戦犯扱いするのでしょう?外国では墓を掘り返してまで死者をいたぶる国がありますが、日本の文化はそうではありません。A級戦犯が存在したのは、東京裁判からサンフランシスコ講和条約までの間だけの話です。これをいつまでも罪人扱いするなら、裁判所や刑務所は何のためにあるのでしょう?刑期を終えた者の罪をいつまでも追及するべきはありません。いつまでもこのような「死語」を使い続けるのでしょう?また、東京裁判自体も第三国であるインドのパール判事からは違法裁判との指摘がされているのです。

2)戦死者を弔う靖国神社
靖国神社は第二次大戦の戦死者のために作られたのではなく、幕末の戊辰戦争の戦死者を弔うところから始まっていまして、近代日本を形成する過程で亡くなられた方のための施設で、「第二次大戦=靖国神社」というのは短絡し過ぎなのです。戦後、進駐軍による焼き払い計画もあったそうですが、それに対し、ローマ教皇庁代表であり上智大学学長でもあったブルーノ・ビッテル神父とメリノール宣教会のパトリック・バーン神父に意見を求めることになり、ビッテル神父は「いかなる国家も、その国家のために死んだ戦士に対して、敬意を払う権利と義務があると言える。それは、戦勝国か、敗戦国かを問わず、平等の真理でなければならない」とし、「靖国神社を焼却する事は、連合国軍の占領政策と相容れない犯罪行為である」とまで言ったという。そして次の言葉で締め括った。「靖国神社が国家神道の中枢で、誤った国家主義の根源であるというなら、排すべきは国家神道という制度であり、靖国神社ではない。我々は、信仰の自由が完全に認められ、神道・仏教・キリスト教・ユダヤ教など、いかなる宗教を信仰するものであろうと、国家のために死んだものは、すべて靖国神社にその霊をまつられるようにすることを、進言するものである」。これが世界の良識で、これにより靖国神社は焼き払われてドッグレース場になるのを免れました。

3)靖国神社には遊就館がある
遊就館というのは、靖国神社にある小さな博物館でその展示物と言えば情けないくらいに大したものはありません。韓国のソウル市内には立派な戦争博物館があります。朝鮮戦争のメモリアルですが、どういう訳か朝鮮戦争には使用されていないB52戦略爆撃機まで展示してあります。だからと言って、平和を愛する韓国民がB52で戦争するなどとは誰も思いませんから、その展示物で文句を言う人はいません。古い使い物にはならない古い兵器が飾ってあるといって、なにが問題なのでしょう? 世界中には、どの国にでも戦争博物館があります。しかし、だからと言って戦争を賛歌するものではないのです。

4)世界の常識
この訳のわからぬ言葉を連発されていましたが、世界って誰の事? 常識って誰の? と問えば、日本国内でさえ色々な意見のあるものが、ましてや世界の常識なる共通の理解など有る筈がありません。自分の意見のバックアップとして、これは世界の常識だと言うような意見はほぼウソでしょう。世界の数あるご意見の中には、元アムステルダム市長のようなご意見もあるのです。このアムステルダム市長のお言葉については、以前、紹介しましたが、ご興味あればもう一度読んでみて下さい。昨年の6月13日に書きました。

以上の誤解を中国/韓国の方がするならしかたありませんが、国立大学の教授が何を言っているのか? これは知らずに言っているのではないのです。日本国内の意見を攪乱すべく意図的なものでしょう。お国に何ぞ恨みがあるのでしょうか?タチの悪い先生もおられるものです。

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