雷ブログ

落雷抑制システムが運営するブログ

落雷で事故に合わないためには

2012年08月21日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

このブログも毎日、600以上の閲覧がありますので、少なくともこのブログを読んでいただいている600名の方には落雷事故に合っては欲しくありません。落雷事故に合わないように3つのことをお願いします。

1)木のそばは危険です。 木陰で雨宿りせず、屋根のある建物に逃げて下さい。 木に落雷すれば、木に接触していなくても、1万アンペアを超えるような雷電流が地面に流れて、例えば、あなたの右足から入った電流は左足に抜けて行きます。体の電気抵抗【手足が濡れた状態で約500オーム】により電圧が生じまして、1万アンペアの電流が流れれば、体には大きな電圧が生じます。これを歩幅電圧と言います。理論的には片足だけで立っていれば歩幅電圧は生じないでしょうが、その様な事は無理ですし、地面に伏せるのはもっと危険です。落雷する可能性の高い大きな樹木には近づかない事です。建物が近所に無ければ、大きな木から離れて、身をかがめて小さくなっているのが安全です。

2)遠くで光ってから、雷鳴が聞こえるまでに指を折って数えて10秒あるから、未だ3km先で安全だ。。。。これも危険な判断です。一つの雷雲の大きさは4-8kmあり、この雷雲の下では落雷に会う確率はどこも同じです。 3km先から順番に移動してくるのではなく、一つの雷雲の下であれば同時に多数の放電が発生しています。3km先の次はあなたの頭の上かもしれません。屋外にいる時に雷の光が見えたり、雷鳴が聞こえたりしたら、避難できる建物へと移動を開始した方が安全です。

3)車の中なら安全? 車が金属の箱なので安全かと思いきや、これも完璧に安全ではありません。車の種類によっては、サンルーフ、グラスルーフなど、頭の真上には金属板でなく、プラスチックやガラスだけの車もあります。キャブオーバ型のトラックのフロントガラスを水平に突き破ってきた例も報告されています。木陰よりはましかと思いますが車の種類によっては金属の箱の中にいる訳ではありません。ご自分の車の屋根、思い出して下さい。

太平洋側の夏場の雷が終わっても、日本海側では冬にも雷があります。雷はほぼ一年中ありますので、どうぞ気を付けて落雷などにやられないようにしてください。将来、PDCE避雷針の認知がもっと進めば、公園での落雷、屋外イベントでの落雷は公園管理者、イベント開催者の管理責任ということになるかもしれませんが、それまでは、自分で注意するしかありません。

〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町24番地8
SOHOステーション703
落雷対策専門の株式会社落雷抑制システムズ
電話 045-264-4110
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