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海兵隊の航空戦力

2012年08月14日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

「軍事情報研究会」によりますと、アフガンでのタリバン討伐で実戦力を強化している米国海兵隊は、オスプレイだけでなく、807機の航空機の統合/集約化に移行しているとの事です。

ヘリは、AH-1Z.UH-1Y.MV-22,CH-53K の4機種、無人貨物輸送ヘリのCRUASとKC-130Jの6機種に統合されます。このうち、AH-1ZとUH-1Y はエンジンとロータなど、機体の84%を共通化しているのは戦場での保守を容易にする実戦経験からでしょう。UH-1Yは、陸上自衛隊でも使用しているUH-1Hのエンジンを1400馬力x1から1800馬力x2にし、重さも2倍になった次世代型です。また、危険な地域への貨物輸送は3トンの物資を無人ヘリで運ぶと言うのもスゴイことです。

それに加え、航空自衛隊でも使用しているC-130の改良型で、空中給油のタンカー役だけでなく、対戦車ミサイルまで積みこんで、7500mの航空を常に左旋回しながら10時間も待機し、空中から対戦車ミサイル、30mm機関砲、精密誘導弾まで装備して地上軍を支援するそうです。30トンも運べる輸送機ですから、余裕で何でも付加できますし弾薬も十分すぎるほど運べます。空軍には105mm榴弾砲や120mm迫撃砲まで積み込んで空中から射撃するものまであります。アメリカの次から次に新しい武器体系を作り上げるアイデア、改良/進化を重ねるスピードは圧倒的です。

太平洋軍という事で、陸/海/空/海兵隊と統合されている中で、海兵隊は独自の航空戦力だけで800機もの航空機を備え、兵員輸送は、主として MV-22 オスプレイがになって行きます。実戦配備して13年、400機以上が使用されている中で、日本での運用に制限を求めることは、米国にとってはイヤガラセのように見えるでしょうね。安全な運用は確かに大事な事ですが、近隣諸国の動き、軍事技術の動向なども同時に理解が必要です。

明日は終戦記念日で、戦争を繰り返さない「願い」、世界平和への「祈り」などの言葉が相も変わらず繰り返されるのでしょう。少女の作文であれば上出来ですが、大人の作文であれば現実を直視すべきです。世界平和を願っても祈っても、拉致された日本人は帰ってきませんし、竹島も取られっぱなし、北方領土も帰ってきませんし、尖閣も取られてしまいそな気配で何の解決にもなりません。願ったり祈ったりするだけで世界平和が達成できるならば軍備は必要ないのでしょうが、街から犯罪者が無くならないのと同じように、日本の周りにもドロボーと誘拐犯がいるのですから、軍備は仕方のないことです。仕方の無い事なら、遠慮せずに、堂々と積極的にすべきです。さもなければ、中途半端で旧式な戦力へと置いてきぼりになるだけです。と言うと、戦争好きの軍国主義者のように思われるかもしれませんが、違うのです。弱みを見せればつけ込んでくる連中ばかりですから、立派な装備を整えることこそ戦いを抑止する方法なのです。戦うための軍備では無く、戦いを避けるための軍備なのです。

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