雷ブログ

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大人の態度

2012年08月03日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

東京大空襲の中を逃げ回った母の話しです。空から冷たいものが落ちてきて、雨かと思ったら臭くて油を空からまかれたことに気が付いたと言う話しをよく聞きました。 爆弾、焼夷弾の類なら分かりますが、どうして空から油までまくのか?と長年、疑問に思っていましたが、最近、東京大空襲に参加したB29爆撃機 334機で、1機あたり容量が610ガロン【約2300リットル】のゴムで裏張りされたキャンバス製のタンク4基を投下していた事を知りました。母は逃げ延びましたが、東京で8万人以上が焼き殺されました。たった、67年前の事です。広島では一瞬にして12万人で、東京では数日かけて8万人、どちらも民間人を対象にした虐殺です。今でこそ人権、人権と偉そうに大騒ぎするかの国も70年前には他民族を大虐殺していたのです。しかし、これは仕方ないことです。当時は「人権」などという概念さえなかったのですから。

寛容なる我ら日本人は、このことで米国を責めることも無く戦争の悲惨さを心に秘め、表立った反米活動などしません。過去を責めても仕方ありませんし、戦争に負けた側には一言の抗議も許されないものと諦めてきました。若い世代にはこの事は伝わらず、戦争があったことも興味の無い世代が育っています。憎しみを煽っても何も生まれないという観点からは実に大人の態度と言えます。

それと対照的なのが、お隣様御一行です。彼らは条約締結で完了した責任問題を無視し、執拗に過去の事を引合に出して、それを愛国教育の中心に据えています。実態を知っている世代が減少すると共に話しだけはより大きく伝えられています。おかしな銅像を建てるような行為はまるで子供です。人権という尺度のなかった時代の出来事を現在の常識で裁くこと自体、無理があります。

私は石原知事の尖閣買い上げには寄付をしましたが、中国にも尖閣の帰属については歴史的事実があり、日本にも同じく言い分はある中で、問題を棚上げして解決を迫らないというのは戦いを回避するための次善の方策と思います。。両方が主張を前面に出してくれば、必ず軍事衝突になります。過去のことについて相手に非があるというのは、双方、共に思っていることで言い出だせばきりがありません。過去の事には、拘りを捨てるというのは弱気でだらしないようにも見えますが、現実的な解決として、ある程度仕方ない事です。両者共に痛み分けとし、過去への拘りは自分の中にだけ留めるべきではないでしょうか?無関心で何もしないのではなく、重大な関心を払いつつ見守る態度です。何も知らないから何も言わない。あるいは何も知らないのに何か言う。これは子供のする事。知っていてもあえて主張しない。これが大人の取れる選択肢の一つです。

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