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沖縄での米軍事故

2012年08月16日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

沖縄国際大学の学長さんが「安全・安心 云々 オスプレイ配備反対」との演説をされていたニュースを拝見しました。
沖縄 ⇒ 米軍基地が多い ⇒ 事故も多い そこに、この上オスプレイまで。。。との印象を受けるかと思います。
そこで、沖縄では米軍の事故がどれだけあるのか調べてみました。

「沖縄の米軍人等などによる事件・事故数及び賠償金等支払い実績」(社民党要求・防衛省提出)によると、2005年(平成17年)に「1012件」とあるそうです。この事件・事故の中で、航空機の墜落事故がどれだけあるかと言えば、2004年8月13日 沖縄国際大構内 (普天間) への米軍ヘリ(CH-53D)の墜落だけです。これより遥か昔、1959年6月30日に、アメリカ空軍のジェット戦闘機が民家35棟をなぎ倒した後、石川市にある宮森小学校(現うるま市立宮森小学校)のトタン屋根校舎に衝突、さらに隣のコンクリート校舎を直撃し、炎上。死者17人、重軽傷者210人の大惨事があったそうです。

「迷惑している」という括りからは、事故も事件も同じかもしれません。日本側が手を出せない地位協定の下で、沖縄の方の悔しさは共感します。事件・事故を一緒にすれば、毎日、大変な環境で生活しているような印象を受けますが、しかし、犯罪と航空機事故まで一緒に数える事に意味があるのでしょうか? 以下は、事実として数字を示します。

1】沖縄での、この50年間の米軍機航空機事故 
66年 米軍 嘉手納 KC-135  11名死亡
70年 フライング・タイガー DC-8 那覇  4名死亡
04年 米軍 那覇国際大学  死亡ゼロ

2】1960年からの50年間の日本国内における民間機による死亡事故 大きな事故だけで次の8件があり、1300名が亡くなっています
66年 全日空 羽田沖 B737 133名死亡
66年 カナダ  羽田  DC-8  64名死亡
66年 BOAC  富士山 B707 124名死亡
66年 全日空 松山  YS-11  50名死亡
71年 全日空 岩手  B727 162名死亡
82年 JAL   羽田沖 DC-8  24名死亡
85年 JAL   御巣鷹 B747 520名死亡
94年 中華  名古屋 A300  264名死亡

3】沖縄における交通事故の死傷者は毎年50名弱、この50年間では2000名以上
4】日本全国での交通事故による死者2001年からの10年間で 66,351名  年間約5000名

印象に流されずに、沖縄における米軍機による航空機の事故は、多いと言えるのでしょうか? 死亡事故は、当事者にとっては1名でも100名であっても悲しみは同じ事で、死亡者の数で云々するものではありません。判断は皆様にお任せ致します。

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