アヴァターラ・神のまにまに

精神世界の研究試論です。テーマは、瞑想、冥想、人間の進化、七つの身体。このブログは、いかなる団体とも関係ありません。

白隠の和風公案

2024-06-22 04:52:42 | 丹田禅(冥想法8)neo

◎男も女も、恋愛に、ライフ・プランに惑う

(2020-06-18)

 

本木くんの出演する映画ファンシィダンスの法戦式シーンでは、華麗な禅問答が漢語で次々と戦われるのだが、初めて聞いてわかる人は相当に禅籍を読みこなせている人だけだろう。

事ほど左様に中国の禅問答は、よほど古代中国の歴史と仏教の歴史、禅僧の来歴、中国の風俗、生活習慣に詳しくないと意味がとれないところがある。十牛図であってもそう。

そこで、中国公案では単なる記憶力ゲームになるとして白隠が和風公案を出してきた。

 

「海上の帆掛け船をここにいて止めなさい」

 

「印籠の中から富士山を出してみなさい」

 

「東海道に一人も人が通らないのはなぜか」

 

「両手をうてば声がするが、隻手(せきしゅ)(片方の手)には何の音があるか」

 

こうして漢文の素養のない者でもストレートに疑団に取り組むことができるようになったが、帆掛け船とか、印籠とか、東海道を足で歩くとか、今見れば大時代な用語である。

 

そこで隻手の公案の優秀性がわかる。ダンテス・ダイジもこれで見性した。

 

離婚3割で生涯未婚率も男性23.4%、女性14.1%。一生涯一職業は成り立ち難く、専業主婦はいまやほとんど絶滅危惧種。男も女も、恋愛に、ライフ・プランに惑う。かくして今の日本に生活すること自体が疑団となった。そして中国の狡猾な侵略と北朝鮮の核による恫喝、韓国のいいがかりと居並ぶ反日国家群の攻勢が米軍の弱体化を後目にかまびすしくなっている日々。

 

世界の未来と日本国民の運命は切り離せないが、日々冥想を。

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中国ドラマ「花散る宮廷の女たち」

2024-06-22 04:49:13 | 丹田禅(冥想法8)neo

◎禅の六祖壇経

(2020-09-21)

 

東京12チャンネルで中国宮廷ドラマ「花散る宮廷の女たち」を放映している。

中国宮廷ドラマは、時々見ることがあるのだが、今回のドラマの特徴は、キスシーンが多いこと。それと、いつも必ず出てくる「皇帝が何枚もある夜伽の女性札から一枚をひっくり返すと、簀巻きにされた当の女性が皇帝の寝室に運び込まれるシーン」がないこと。

 

康熙帝には、35男20女の子がいて家康もびっくり。後継者争いは年長の9男くらいで争ったが、後継者争いのしこりは、四男雍正帝が即位してからも残った。

 

雍正帝は自らの後継者問題を防止するために皇太子を置かず、後継者の名は錦の箱に入れて乾清宮の正面の額の裏に置いて、皇帝の死後に衆人立会いの下でこれを開くという「太子密建の法」を採った。

 

この方法で後継者争いは起きなかったとされるが、太子密建の法は先帝が何度も中身を変更できるというメリットはあるものの、大盗賊やら有力宦官やら大物政治家が密かに中身を変更しても、開いた中身が先帝の意図したものだったかどうかは死後ではわからない。

 

一方日本の将棋タイトル戦においてすら封じ手を書いた封筒は三枚用意するもので、まだ太子密建の法よりも公正のように思われる。

 

もっとも仏教の信仰厚いチベット密教でもダライラマ後継者選定は毎度問題になっていて金瓶掣定というくじ引きをやっていたので、清朝のことは笑えない。

 

おやっと思わされたのは、四男が禅の六祖壇経の

『菩提本(もと)樹無く

明鏡も亦(また)台に非ず

本来無一物

何れの処にか塵埃を惹かん』を読み上げるシーンがあったこと。

 

これは、禅の五祖弘忍禅師の最上位の弟子神秀が、「この身は悟りの本だからいつも努力して汚れを掃除していないければならない」と偈を出して来たのに対し、一介の米つき男慧能が、「本来無一物なのだから元々汚れなどない」と大逆転シュートを放った故事。

 

清王朝はラマ教であり、禅籍を学ぶことはまずないはずなのだが、後の禅僧弾圧からヒントを得たのだろうか。中国人がアメリカに大勢渡りアメリカの禅ブームに刺激を受けたのか。アメリカでは、小粋くらいの意味の形容でzenが使われるのだが、そういう逆輸入か。

 

禅は日本に入って、臨済系と只管打坐系で残っているが、中国でも禅僧禅刹が残っているから禅が残っているとは言わない。禅で大悟した人がいてなんぼである。

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ジェイド・タブレット外典のストラクチャー

2024-06-22 03:15:06 | ジェイド・タブレット外典

《1.出生と乳児》
水平と垂直(冥想十字マップ)

《2.三歳》
 世界的に意識レベルが低下していく時
 終わりの世の意識レベルの低下

《3.思春期の水平の道》
 科挙不合格組、不登校組-1-呂洞賓
 科挙不合格組、不登校組-2-王重陽
 科挙不合格組、不登校組-3-空海
 科挙不合格組、不登校組-4-ダンテス・ダイジ

《4.思春期の垂直の道》

 

《5.青春期以降の水平の道》

 天の露あるいは天の精気-1
 天の露あるいは天の精気-2
 タロットの宇宙
 天の露とオルゴン 

 月の露
 天の露、コエンドロの実
 コリアンダー、パクチー、香菜(シアンツァイ)から天の露
 千利休の一碗の茶の真の味
 丿貫の利休評など

 

《6.青春期以降の垂直の道》
 イエス・キリストができたこと、できなかったこと(薔薇十字団、薔薇色の血の意味)
 イザヤの召命(木の切り株だけ残っても)
 宇宙空間への一時疎開(第三の選択)
 フリーメーソンをどう見るか-1(出口王仁三郎の石屋観)
 フリーメーソンをどう見るか-2(ユダヤ人の七不思議)
 世界統一しようとする動きと国家意識のせめぎあい-1(赤いフリーメーソン)
 世界統一しようとする動きと国家意識のせめぎあい-2(社会主義を沢山加味した宗教)
 超能力についての概説
 予言、予知
 前世記憶-1(本山博、ダンテス・ダイジなど)
 前世記憶-2(過去世を遡上)
 前世記憶-3(未来透視実験)
 前世記憶-4(マイケル・クライトン)

ラビ・レーフの魔術(プラハのユダヤ人マスター))

 空海-1-即身成仏義の偈(帝釈天の網のように世界をフルカバー)
 空海-2-空海と神道(別の高級神霊群との共存)
 空海-3-不空三蔵(政権との結びつき)
 空海-4-空海の仕掛け(同行二人)
 空海-5-国家鎮護―後七日御修法(空海と日本人の安閑)
 空海-6―空海の病気治療と人間観(地水火風の不調と悪霊のたたりと悪いカルマ)

 OSHOバグワンの父親-1(はた目からは大不運を幸運として謝す)
 OSHOバグワンの父親-2(朝3時から6時まで毎日冥想)
 

《7.天国まで》

《8.地獄も超えて》

《9.コーザル体・完全人・両性具有》

《10.垂直上昇への仕掛け》

 オシリスとホルスの神話(父なる神オシリスと神の子ホルス)
 ダンテス・ダイジの人類史観から(シリウスからエジプトへ)
 聖霊の話(二位一体)
 死の世界を扱う技術(死には自我の死と肉体の死がある)
 チベット死者の書の特徴(呼吸停止、心拍停止、肉体離脱)
 究竟次第について(利他、死の修行の非社会性)
  持続するトランス、持続するエクスタシー(サマーディ)(全体と個人の逆転)
  ソーマ・パイロットの言葉(芸術と武道とスポーツと仕事での見神、見仏)

《11.アートマン
  クンダリーニとアートマンの合体(そのものズバリに近いが証明は困難)
  迷いから究極までの段階の数(ケン・ウィルバーのアートマン・プロジェクト)

 {世界樹}
イグドラシル(エッダの宇宙樹) 

わたし自身に我が身を犠牲に捧げて世界を逆転(世界樹に吊り下がっている人間の姿)

視点の転換と世界そのものの転換の違い(世界の転換)

 錬金術の世界樹(その根は高く、枝は下に広がる)

建木=中国の世界樹(影を造ることなく音もない)

閻浮樹(閻浮樹の根には黄金が埋まっている)

 ユダヤの生命の木(五つと五つが向かいあっている)

空海の声字実相義(五大にみな響あり)

  アオウエイの五声(言葉は「道」であり「神」である)

  すべての次元にガイドがいる(ヘルメス、猿田彦命)
  中国の天への階段(崑崙山)

  キリスト教の梯子(人一人が通れるだけの巾の狭い青銅製のはしご)

  ミトラ教の梯子(七つの惑星から情念と性質を受け取る)

  古神道の天の柱(地球の中心火球の黄金柱)

  最初の指と後の指(この指は只の指ではなくて、世界樹である)

 

《12.ニルヴァーナ》

 {タロット・カード}
  愚者と世界(ニルヴァーナから迷いまで)
  前半が生の世界で後半が死の世界(前半が光、後半が闇)
  生の側の10枚(輪廻転生して、人間を卒業する、あらゆる実感を経る)
  11 力(聖音オーム)
  12 吊された男(世界が逆転)
  13 死神(名無し)(身体も心も二つながら共に死ぬ)
  14 節制(至高体験は自発的にやってくる)
  15 悪魔(大悟覚醒の直前に登場)
  16 塔(神の家)(クンダリーニの筒にして錬金術の炉)
  17 星(明星を見る釈迦、空海、日蓮、クリシュナムルティ)
  18 月(水底の世界にも月の光の救済は行われる)
  19 太陽(月と合体して、真夜中の太陽を見る)
  20 審判(永劫)(過去も未来も現在も、現界も霊界も)
  21 世界(おれは神)
  0 愚者(無番号)(神、仏、タオには2つの顔がある)
  22段の生の側の道、死の側の道(前半は顕教的、後半は密教的)

 

《13.冥想自在》

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