◎ジェイド・タブレット-外典-05-07
◎天の露-07
◎クンダリーニ上昇と薬物刺激と暴走、暴発
天の露コアンドロとは、香味野菜。英語ならコリアンダー、タイ語ならパクチー、中国語なら香菜(シアンツァイ)、胡荽(こすい)。
オレンジの香り高いリキュール=コアントロー(仏: Cointreau)は、コアンドロとは関係なく、コアントロー兄弟が製造したからコアントロー。
だがベネディクティンなど古来修道院などで醸造されたという伝統的なリキュールを口にするときに、北欧神話の“蜜酒”を思い起こすのは私だけだろうか。
さて道教では、辛く臭気の強い次の野菜の食用を禁じていた。にんにく、にら、らっきょう、油菜(あぶらな)、胡荽(コリアンダー)がそれ。道教には、クンダリーニを上げる行法もあるので、こうした性欲を刺激する薬草摂取は修行の成果を無にしかねない。
西洋錬金術では、重要な局面で性欲が亢進しがちなことを戒める。挿絵は、“太陽の光輝”第六図だが、修行者が禁断の木の実(非時の香久の木の実)を採りに樹に登ったが、沐浴中の全裸女性たちに目線がくぎ付けになっていることを示す。クンダリーニは上がりかけたが、これで落ちる危険も大。※挿絵はwikipediaから。
樹の上からは無数の鳥が立つ。
“太陽の光輝”の次の第七図では年老いた王が海で溺れて、年老いた赤子として再生する。現代の時代全体のレベルである。