「北研」のワクチンでの報告例は知る限りでは1例だけになります(ロット番号:NB002B)。112例めに挙げられています。幼稚園児の女の子がいました。2009年11月と12月に季節性インフルエンザワクチンの接種を受けましたが異常はありませんでした。定期予防接種でも異常反応は一度もなかったといいます。2010年1月4日に新型インフルエンザワクチンの接種を受けます。接種後に全く異常はみられませんでした。1月8日に保育園に登園します。登園時は特に変わりなかったそうですが、うつ伏せの状態で死亡していたところを発見されることになります。報告医は、一連の経過から、ワクチンとの関連性はないと考えているそうです。司法解剖が行われましたが、原因が特定されず、SIDS(sudden infant death syndrome、乳幼児突然死症候群)と診断されたといいます。