POWERFUL MOMが行く!
多忙な中でも,美味しい物を食べ歩き,料理を工夫し,旅行を楽しむ私の日常を綴ります。
 





 「羅東車站」の「前站(西口)」から出て、「公正路」をまっすぐ進み(ほぼ西方向)、左に折れて「長春路」に入りしばらく進む(ほぼ南方向)と、「民生路」にぶつかります。丁字路なので右に折れると、そこはもう「羅東夜市」の入口です。そこにはこんな看板が立っています。



 「羅東中山公園」を4本の通りが取り囲んでいます。ほぼ東西に走る「民生路」(公園北側)と「民権路」(公園南側)、ほぼ南北に走る「公園路」(公園東側)と「興東路」(公園西側)の4本です。その通り(「興東路」を除く)には「羅東夜市(羅東観光夜市)」があります。



 「服飾・精品区」の衣類、アクセサリー、女性物の下着などに興味がなかったので、公園南側の「民権路」に向かいます。あら、すごい混みよう。やはり、みんなの目的も食べることだったのね。「熱食・点心区」と分類されるこの通りの公園側には、ずらっと「小吃」の店が並んでいます。その並びの中央部分に長い行列を作っている店があります。「阿灶伯」(あそうはく、アーツァオポ、azaobo、1-4-2声)(「灶」は「竈(かまど)」の異体字)です。



 この行列、多分100人以上は並んでいるんではないでしょうか。行列のできるところでは美味しいものが食べられます。でも、この行列に並ぶのは、、、そもそもこの行列に並ぶと何が食べられるのでしょうか。



 帰国してから、「Yahoo!奇摩」で検索してみました。「阿灶伯」でかなりヒットします。どうも「當歸羊肉湯」が美味しいようです。

 阿灶伯當歸羊肉湯也是必喝(「阿灶伯」の「當歸羊肉湯」も(羅東夜市に行ったのならば)絶対飲むべきだ)。一份40元,份量超多,大碗綽綽有餘(1杯40元だけれど、1杯の量が多く、大きな椀になみなみと入っている)。羊肉湯味道適中有淡淡的中藥味(「羊肉湯」の味はほどよく、漢方薬の味が薄めである),將羊肉片沾醬送進口中再搭配一口湯,好吃順口(タレに浸した羊肉片を口に運び、スープを口に含んで食べるとこれまた美味しい)。

 行列に並ぶ根性が必要だったのかも知れません。次回の台湾は、「羅東」に一日あてて、「國立傳統藝術中心」と「羅東夜市」に決まりでしょう。「首都客運」の「261番」のバスで、「羅東後站」→「國立傳統藝術中心」、「國立傳統藝術中心」→「羅東夜市(興東路)」がいいでしょうね。

 ついでに「當歸羊肉湯」の作り方も調べてみました。「當歸(当帰、トウキ)」は漢方薬の原料にも使われるセリ科の植物です。その根は血液循環を高める作用があるので、充血によって生じる痛みの緩和に有効なのだそうです。

 「當歸羊肉湯」の作り方は至って簡単。「當歸料包」とか「當歸薬膳包」とかいわれる當歸、八角、熟地黄、炙黄耆、甘草、草果、枸杞などが入った袋をお湯の中に入れて煮出し、塩、酒、醤油などで味を調え、その中に下処理をした羊肉を入れます。他にニンニク、生姜、ネギなども入れておきます。

 これって、私の好きな、シンガポールやマレーシアで食べられている「バクテー」の作り方に似ていますね。「當歸料包」とか「當歸薬膳包」というものは、家庭用に配合したものをどこかで売っているのでしょうか。きっと、売っているのでしょうね。バクテーの素が売っているのですから、あるわよね。漢方薬のお店にあるのかな。次回の台湾は、これも手に入れて自宅でも作ってみなくちゃ。

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