POWERFUL MOMが行く!
多忙な中でも,美味しい物を食べ歩き,料理を工夫し,旅行を楽しむ私の日常を綴ります。
 





 きょう(10月3日)は、移動日です。高雄から台北、台北から礁渓温泉(しょうけいおんせん、チアオシーおんせん)へと移動していきます。高雄から台北に移動する手段はたくさんあります。バスか鉄道か、鉄道にするなら、「高鐵」(台湾の新幹線)か「台鐵」(在来線、特急に相当する自強号、急行に相当する莒光号)か、バスにするなら、「國光客運(Kingbus)」か「統聯客運(Ubus)」か「阿羅哈客運(Alohabus)」か「和欣客運(Ebus)」か。選択肢が多いと迷いますね。



 結局は、高雄に来たときと同じ「阿羅哈客運」にすることにしました。夫が来るときのバスで面白い映画が座席についているモニターで見られたのに気をよくしての決定でした。「和欣客運」も同じようなバスを出しているのですからその選択もあったのですが、そうしませんでした。実はこれが失敗に終わったようです。たまたま面白い映画をやってはいなかったようです。夫は「ホーシン(和欣)のバスにすればよかった。」と悔やむことしきり。でも乗る前にどんな映画をやっているかわからないですよね。それは仕方のないこと、くじに外れたようなもの。くじ運のない人なのね。



 高雄出発は、10時30分。台北から高雄に来たときにかかった5時間を予定していたのですが、台北市に入ると渋滞に引っかかり、「國道客運台北總站」に着いたのは、6時間後。出口6から「站前地下街」に入り、捷運「台北車站」で「悠遊卡(EasyCard)」を手に入れました。「悠遊卡」は、SuicaやPASMOのようなもの。「礁溪温泉」に行くには、「首都客運」の「首都之星」というバスを利用すると便利なのですが、このバスには「悠遊卡」の端末機がついていて、キャッシュレスで乗車できます。



 礁溪温泉には「葛瑪蘭客運(カマランバス)」も高速バスを出しています。このバスは「國道客運總站」から出ています。この方が今回の行程では便利なのですが、「Yahoo!奇摩」の「知識問題」では、「首都之星と葛瑪蘭客運のどちらがいいの?」という質問に対して、「若你想要在路途中享受比較好的生活品質建議搭乘"首都客運"」と返答されています。座席が狭く、車内にトイレがないようです。



 捷運「市政府」站を「出口3」から出ると、「忠孝東路五段」という通りに沿ってバス停が並んでおり、屋根をつけてあるのが宜蘭方面に行く「首都客運」の「首都之星」のバス停でした。並んでいると、係員が前の方から行き先を尋ねて廻っており、「宜蘭」直通と「礁溪」経由「羅東」行きなどがあるようで、次から次と到着するバスへ定員分のカードを渡しながら振り分けていきます。別の係員が切符を売りにもやってきます。バスの中で飲めるように水のサービスもあるようで、配りにやってきます。行き先を尋ねられれば、EasyCardと「礁溪温泉 山泉大飯店」(夫がジェシーさんのアドバイスで予め作っておいた)と書いた紙を見せます。



 数台目に私たちは乗れました。かなり後ろの方に並んでいたと思ったのですが、いつの間にか先頭集団にいました。私たちの後ろにはさらに長蛇の列。並んでいる人たちはどう見ても旅行者ではないようです。通勤者のように見えます。宜蘭から台北に通勤していて、その帰りなのでしょうか。それとも、きょうは金曜日なので、週末を利用して実家に帰ろうとしているのでしょうか。大きなバッグを引きずり、旅行者然とした私たち3人は、周囲から浮き上がっていたのでした。



 大きなバッグを3つ、バスの横腹に収納してもらって乗車です。バスの運転手席の脇に「悠遊卡」の端末機があります。地下鉄のように区間によって料金が異なる場合、乗車時と下車時にこのカードを端末機にかざしますが、均一料金のときは難しい。乗車時だったり、下車時だったり、両方だったりします。バスによっては、運転席の上の方に「上車収費」とか「下車収費」と表示されているものもあります。



 今回は乗車時のようで、運転席の上の方に表示はなかったのですが、運転手が端末機を指差しています。端末機に「台北→羅東 90元」と表示されています。カードをそれにかざすとともに、運転手に「礁溪温泉 山泉大飯店」と大きな文字で書いた紙を見せました。これで、「礁溪温泉」の決められたバス停ではなく、そのバス停から車で5分ほど手前の「山泉大飯店」の前で降ろしてくれる筈です。



 午後の5時頃に台北のバス停に並び、7時頃には「山泉大飯店」に着いていました。もっと時間が経ったように感じていたのですが、台北と「礁溪温泉」は意外と近いのですね。これならば、夜は温泉に浸かり、昼は台北に遊びに出るというのもいいのかも知れません。往復で180元(日本円で630円ほど、1元=3.5円換算)、3人でも2,000円以内で交通費は済みます。台北で2,000円高いホテルに泊まるより、温泉好きの私はこの方法がいいな。

(info) HotelClubでの「山泉大飯店」(SUN SPRING RESORT CHIAO-HSI)の情報

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