散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes



旅のスケジュール。

8:05発大宮発はやぶさ→10:31八戸着
10:30よりジャズフェス会場へのバス整理券配布とのことで改札にて受け取る。
11:00八戸発→11:45会場着

終演後シャトルバスにて八戸中心街へ。
ホテル近くに「みろく横丁」なる飲み屋街があるとのことなので
呑まないけどそこでご飯を食べる。

ここ数年、旅先で居酒屋へ入る。
そして ゴローさんよろしくカウンターにずらりと食べ物を並べてしまう。



わたくしはホタテが好き。



p夫くんは鯖が食べたいという。
お腹がすいているから いっぱいのグラスビールで
もずく、イカのごろごろ焼き(これがヒット!)
なぜか辛口チョリソー、そして イカのだしでご飯を食べたくなり
「なんばんみそ」のおにぎりまであっという間に。
「ワカコ酒」なんか見ていると 一つのつまみでちびりちびり楽しんでいるのに…。

どのお店がおいしいのか そして 呑まなくてもイゴゴチがよさそうかが勝負。
この日は このイカが大変美味しく、
「南郷のオープニングアクト」とともに「イカのごろごろ焼き」というワードが
何度も登場することになる。

サテ

八戸には日曜日に、日本一と言われる朝市が立つ。
市場大好きなので 当然朝は早起きして市場へ向かいたい。

八戸も観光に便利なように 100円バスというお得なバスシステムがある。
限られた時間、効率よく動きたかったので
5:57中心街発 館鼻岸壁朝市へ向かう「いさば号」に乗る。
バス停は朝もやにけむり、人気もほとんどない。
そして この「中心街」という言い方が実に不安にさせる。
シャトルバスに乗った時も感じたのだけれど
「中心街(三日町)」とか「中心街(朔日町)」といった表記がいくつもあるのだ。

かっこにくくられているということは あくまでも かっこだ。
気を許したら絶対違うところへ運ばれてしまいそうな気がする。
ホントニここでいいのね と自分で自分に言い聞かせながらバスを待つ。
さらに 乗ったバスでも口頭で確認する。

…という心配もありつつの
バスに乗り込めば 座席はいっぱいで
さらに天候がいまいちとはいえ 朝市に着けば
岸壁にそってずらりの賑わい。



旅先だとお花が安くても買えないのですよ…残念。

実はここにきてp夫くんはまずスニーカーを購入したいという。
前日から古い靴を履いてきたことを悔やんでおり
さらに替えの靴下を持ってくるのを忘れており
何よりまず これらを調達しないことには一日が始まらないらしかった。

そして 素晴らしきかな日本一の朝市。
入り口に靴屋さんが出店。途中靴下や肌着を売るお店も。
靴と靴下を忘れる旅人がきっと他にも多数いるに違いない。



青森といえば にんにく。
そして目につくのが 鮮やかなホヤ。

ホテルの朝ごはんはパスするつもりで来たので
当然 名物の「せんべい汁」を。



しとしと霧雨の降る中だったけれど、
温かいのとお煎餅でお腹も温まる一品。
これが夏の日差し満開の朝だったら 別なものを食べていたかもしれない。

みちのく音楽旅とタイトルしたので
トップ画像は 朝市の中で毎週行われているというライブ。
ちょうどコーヒー屋さんのテント前だったので
熱いコーヒーを頂きながら お隣にいたおぢさまと交流する。
やはり 埼玉から来たというと「親戚がいるのか?」と聞かれる。
ジャズフェスのために来たというと 物好きだねという顔をされる。

そして ちょっと有名らしい 青森のガーリックポークを使った焼き小籠包。
人気らしく行列ずらりだったけれど食べてみる。



他にもいろいろ食したかったので かわいらしく一人一個で。
じゅわっと美味しい小籠包なり。
このあと 韓国総菜のお店でチヂミなどを食し、
前日のおにぎりに入っていた なんばんみそやにんにくなど
持ち帰れそうなものを購入。

サテ

行きがバスだったということは帰りもバス。
8時過ぎには市場も終了するとかで 100円バスも8時過ぎが最終。
きっちりスケジューリングしてあるので行動に迷いがなくてよろしい。

しかしこの後の行動に迷いがあったので
とりあえずホテルに戻り、集めておいたパンフレットで一人作戦会議。

ちなみに信じられないんだけど
パスしたつもりのホテルのモーニングがまだやっていて
コーヒー飲むつもりがなぜかパンもひとつ…
そのとなりで おかずも取っていた人もいたことを付け加えておく。

コーヒー飲みながら 列車とバスの時間を検討する。
種差海岸という絶景が拝めるという場所は捨てがたく、
こちらも海岸線をどこまで乗っても100円というバ
スがあるのだが、
これに乗るには八戸から八戸鉄道に乗り、鮫という駅まで行かねばならない。

接続時間さえ誤らなければ昼前には八戸に戻ってこられる。
すべての基準はそれなのだ。

というのは 午後には1日一本の送迎バスで十和田湖へ向かわなければならない。
万が一乗り遅れた日には 自腹で十和田湖へ向かわなければならない。
てか、自腹=タクシー しかない場所だから
その緊張感が どうも行動を消極的にしている感もあったが
まずは最寄りのJR本八戸へ向かい 八戸鉄道にて鮫駅を目指す。

本八戸までのタクシー内で運転手さんに聞くと、終点の種差海岸まで行かなくとも
鮫駅からすぐの 蕪島というところに
ウミネコの繁殖地があり なかなか圧巻なので
バスを使わず徒歩でそこへ行ってみるのもオススメとのこと。

そうすれば 昼前の八戸行きにも十分まにあうだろうということで
駅へ向かうタクシーの中で お得意のルート変更。
このルート変更は ナイスで、ウミネコだらけの海岸線に
かなり感動する。



おひとりさまだとこんな感じ。





近くで一斉に飛び立つと 吾も空へ連れていかれそうな気分になる。



人になれたウミネコはほとんど人に反応しない。



この親子連れがなんだかかわいらしくて こっそり追ってみた。

ウミネコ動画撮ってみました。

時間に余裕ができたので ゆっくり海岸線を鮫駅へ歩いてみる。

途中 旧八戸漁連のビルが廃墟となって残っている場所がある。
震災の影響かと思ったら倒産した2002年から廃墟になってるとのこと。



どうも人のいなくなった古いビルを見ると可能な限り近くへ寄って行ってしまう。
もちろん中へは入らないけれど。



美しい廃墟は、見た目さびたり痛んだりしていても
なにか人を惹きつけるものがあると思う。
旅から戻って 調べてみると中もなかなか面白い様子。
でも やはり その土地に建つ外観から感じるのが楽しい。



こちらは鮫駅前の休業中のレストラン。
店名のタイポグラフィーと ウミネコの壁画のかすれ具合が
観光客を呼べる場所ではありつつも、
だんだん空き家やシャッターが増えていく現実とリンクしている。
八戸行きの列車を待ちながら ぼんやりとそんなことを考えてみる。

サテサテ

そろそろお昼になります。八戸戻ってランチにいたしましょう。

つづく



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