散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes



サテ

野外フェスと言ったら 最後に行ったのはいつだろう。
10年以上前に ミヨコさんと行った西武ドームでのオーガスタキャンプかな。

ということで いざ八戸。南郷サマージャズフェスティバルへ。
オープニングは地元の小学生~アマチュアのバンドが出演ということで
新幹線とバスの接続状況では間に合わなくてもいいかな?なんて
失礼なことを考えていたのだけれど、
うまいことロスタイムもなくシャトルバスに乗ることができた。
開場前に会場に着いたけれど すでに長蛇の列。
林の中ではお弁当を広げた人たちが受付前でピクニックをしていた。

そして いたるところで「撮影不可」のプラカードを持ったスタッフさんが立っていて
この 盛況ぶりを撮影することすらできなかった(笑)
当然のことながらこの辺りはとても徹底していて、発見したら即退場との放送が常に流れ、
会場内では スマホを取り出すのもはばかられる雰囲気。

もちろん演奏中の写真やアーティストを撮影しようなんて全く思っていなかったけれど
開演前のステージはもちろん 屋台広場(八戸周辺の美味しいものがたくさん出店)の写真もなし。

途中 ちょこっとSNSでつぶやいたけれど、逆にいつもはなんとなく気になるスマホも封印できて
ある意味よかったかも(笑)

開場と同時に入場できたので、いい感じの席も確保して
p夫くんが早速屋台広場で買ってきた串カツ、焼きそばや餃子もなかなか美味しくて
すこし雨が心配だったけれど 暑さもそれほどではなく開演まで和やかに過ごす。

イヨイヨハジマル

実はあまり期待していなかったオープニングアクトだったけれど
いやいや 大変失礼しました。
毎回出演の地元アマチュアバンドはもちろん、
小学校のジャズバンドのレベルの高さ、そして一生懸命演奏する姿に
わたくし 涙が出そうになった。
p夫くんも同じように感じていたらしく、
この旅の間何度もこのオープニングアクトの話を繰り返した。

そして 八戸ジャズ楽団とともに出演されたデビットマシューズさん。
かなりご高齢なだけでなく 右手もご不自由な中左手でのアドリブや
かわいいおじいちゃんなキャラクターでその場の温度が温まる。

オープニングアクトのあとは お目当ての熱帯ジャズとナベサダさんまで
少しお休み~などと思っていたけれど 
ヘビーな類家心平sextetも紗理quartetもとても素敵で
陽が傾き始めたころには ノリノリ(死語?)で熱帯ジャズ楽団のラテンに突入。

かなり年齢層が高い野外フェスだったので なかなかみんな立ち上がらなくて(笑)
ステージ上のカルロス菅野さんも気を使ったようだけど
最近ラテン系のわたくしは早々に立ち上がりましたよ。

7時近くになり、渡辺貞夫さんのステージを迎えるころには 霧が立ち込めて
照明と、霧と、ステージを取り巻く木々で
それはそれは幻想的な自然の舞台装置が出来上がる。
いつもだったら すぐに写真を撮りたくなるのだけれど、
この風景をどう記憶にとどめようか悩みながら ただただ見ていた。

この辺りから この南郷のジャズフェスが28回目を迎えるということも
うなづけるような気がしてくる。

ナベサダさんもご高齢なので、もう一度見ておきたいとここまで来たけれど、
しゃんとした立ち姿もその音色も衰えることなく 素晴らしかった。
そして それ以上に、この場所でこの演奏を聴けたことが
すごくうれしいと思えた。

コノバショナノダ

キテヨカッタ

最後は当日の出演者がそろっての演奏、そして更なるアンコールに
ナベサダさんの「花は咲く」が流れたときは 鳥肌もの。
ここにはなにかがいる と思わせる時間。
音楽はCDでもネットでも聴けるけれど、いろいろな思いの詰まった場所で聴くことも必要。

コストパフォーマンスが…なんて最初言ってしまったけれど
これほどコスパのいいコンサートがあるかって、前言撤回。

帰りのシャトルバスは なんだか中高年のバスツアー状態だったのが笑えたけれど
(そして自分も十分その一員)

珍しく 言葉だけで綴りました。
トップ画像は せめてもとホテルに戻ってからパンフとチケット。

この後は いつもの食い意地旅記録となる予定ございます。

やはり続く。




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