散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes



我が家の散歩や旅を 勝手にサイコロふうと名付けてきたけれど
どちらかというと「モヤモヤさまぁ~ず」的と行った方がより近しいかもしれない。

サイコロの旅は いくつか計算されたプランがあるのだけれど
「モヤさま」は行き当たりばったり。

そして 夫は大江アナの大ファン(わたくしもですが)
「モヤさま」と「アド街」は欠かさず見ていて 
今回の大江ちゃんの渡米には きっと心の中で涙しながら観ていたに違いない。
大江ちゃんの降板が決まってからは すべて録画して 何度も見返し
更には「モヤさま」のDVD購入まで検討しているようだ。
(確かに 我が家の面々は 「どうでしょう」と同じ位この番組も好きだ)

ハナシモドシテ

Facebookで 鎌倉方面のレアな情報が入るフィードをいくつか購読している。
数少ない夫との共通の話題にもなるこれらは なかなか役に立っている。

先週 名越の切り通しにある「まんだら堂やぐら群」が4月5月の土日祝日限定で
公開中という情報を仕入れた。

ちなみに「やぐら」というのは 鎌倉時代に鎌倉方面で流行した
横穴式のお墓とか供養堂のことで
馴染みのあるところでは 北鎌倉の駅のあたりの岩肌に
ほっこり開いた穴があったりするのがそれ。

まあ 昔のお墓 焼き場跡地のことですね。
ゆえに きらびやかな感じもないし
逆に怖い場所でもなく、特にこの時期は草ぼうぼうだったりする。
興味のない方にとっては ただの穴ぼこだ。

しかしながら こういう史跡は きっとお互い好きに違いない!と
この日ばかりは共通の確信を持って 逗子の駅に降り立つ。
(車では行かれない。当初は自転車で遂行しようと思ったが
海沿いから山道になるのはわかっていたので 公共交通機関を利用)

で まずはご飯。(すぐ行かないところがみそ)



逗子駅前をふらふらしながら 路地の入口にあった看板に魅かれて入ったのが
Little Kitchen NAZUNA
普通の民家の合間にある それでも小さなテラスがついているイタリアン食堂。
一応 逗子のグルメマップみたいなのも バッグにしのばせてあったにもかかわらず
結局のところ その場の雰囲気で。
わたくしは「山ごはんランチ」を選択。
豚ひれ肉と生ハムのサルティンボッカ(ちょっとクリームっぽいソースで)を頂く。
サラダのドレッシングも美味しいし サイドの野菜も美味しかった。
例によって結果オーライとなる。

本題のやぐら群は、バスですこし行ったところから住宅地をてくてくと昇っていく。
すると突然 ここから名越の切り通し と言わんばかりに
住宅地から切り離された山道に入りこむ。
ちょうど 団体さんがぞろぞろと下山してきたところだったので
その後はほとんど人とすれ違うこともなく。



この日は結構暑い日差しだったにもかかわらず ひんやりとした風が吹くのは
切り通しならでは。
みなさん結構「歩き」モードのいでたちだったので 少々心配になりつつも
歩きはじめる。





やぐら群は ぱっと開けた自然の広場のようなところにあり
草のない時期だと もっとやぐら本体がはっきり見られるのだろうが
この時期なので 新緑の中に埋もれたようなやぐら。





やぐらの中にある灯篭のようなものは もともとやぐらの外にあったという説もあり
この場所がなにか 非日常的な儀式などに使われていたのではないかと思われる。

一見して連想したのが「天空の城ラピュタ」
巨神兵がひとり静かに守っていたラピュタの 深い緑の庭。

そして「となりのトトロ」で、めいちゃんが真っ黒くろすけを追いかけて
迷い込むトンネル。



気がつけば 木漏れ日のなかで 途方に暮れるような。




やぐらの広場から更に高台に上ると 展望台へ続く道。



その道の途中にも 原寸大のやぐら(笑)





高いところから見下ろすと やぐら群の全体像がよくわかる。



現在は整備中と言うことで 通常公開されていないようす。
でも ちゃんと管理しないと 荒らされてしまいそう。
とてもいいタイミングで ここに来られて本当によかった。

過去の人たちの想いとか暮らしとか
うんちくを語ることなく感じることのできる場所だったと思う。
ある意味 運よくこの場所がわたくしたちを呼んでくれたのではないかとさえ思える。

ご興味のある方は 今度の週末がラストチャンス。ぜひ。

さてさて ここまではある程度計画通りに動いたといえるでしょう。
この後の動きはどんなふうに「モヤさま」的になっていくのか
次に続く。

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