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散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes



辻堂の湘南テラスモールで「最後から…」のロケがあると言うので
夫が観に行ったらしい。
残念ながらなにも見られなかったらしいけれど
週末帰って来た時に 録画した一話二話をみて げらげら笑っていた。
困るのが 夫がドラマを見ていると
キャストの相関図とか役者の名前とかキャラクターとか
次々に質問してくること。
見てればわかるじゃん と思うのだけど
わたくしの研究熱心さを知っているのか 解説を求める。
…… 実はわたくし これが結構めんどうくさい(笑)

二話目に入ったのが NHKの「本日は大安なり
これ 結構面白いです。
大人の群像劇でそれぞれの事情が最後にはひとつになるという
わたくしの好きなパターン。
テンポよく進む飽きさせない展開で 脚本は と見ると西荻弓枝さん(specの原作・脚本)でした。
優香さんも ちょっと大げさな演技がかえって小気味よくて
その他のキャストも なかなかひとくせふたくせあって
星野真理さんの切れ具合も面白いです。
このよる☆ドラシリーズ、前作もおもしろかったし平日の夜気楽に観るのにいいかも。

もう一作、向井君の「ハングリー」も一応観ています。
向井君はどうも出会いがあまり良くなく 好きじゃないことになっているのですが
やっぱりきれいですね(笑)
なぜ 嫌いだったかというと テレビ版の「ハチミツとクローバー」で真山をやったんです。
わたくしの中では 真山は加瀬くん以外にありえなくて
テレビ版は観る前に認めないっと毒づいていたので……。

でも 「ハングリー」はそれなりに楽しめそうです。
おそらく おつうがハマるんじゃないかと思っていたら 案の定(笑)

今週は「タイトロープな女」も始まりますね。
映画ではよく見る池脇千鶴さんが テレビで主役ということで
ちょっと観たいなと思っております。





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鎌倉ネタのような関係ないような…

書店でフィーリングカップル的に手に取ったこの本、
ちょっと面白かった。
すでに人気のある本なので読まれた方も多いかも。
最近新刊書に疎くなって 今頃…なのかもしれないですが…。

ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)
アスキーメディアワークス


平積みの中で「本の雑誌が選ぶ文庫ベスト10」の1位だったということで
ぱらぱらっとめくってみると 
「六年前のその日、北鎌倉の坂を下りきった俺は 線路沿いの細い路地をだらだら歩いていた」
という書き出し。
昔から 書き出しの一文でついつい手にしてしまう本は多かったし
古書店というのは なぜかさほど購入に至らないのに
その雰囲気が好きで よく通ったものだ。

人見知りの美しい女主人が営む鎌倉の古書店にアルバイトとして入った「俺」
口下手な女主人は 本のことになると雄弁になる。
本アレルギーの俺は 彼女と古本と謎解きに巻き込まれていくというお話。

一見ライトノベルズふうの装丁なので 気楽に読み始めましたが
いつも一気読みのわたくしには珍しく 一晩一章ずつ読み進めていきました。
なんとなく そんなふうに楽しみたいような作品。
おもしろかったら続編も、と思って買ったけれど 当然続編も買いです。

物語の始まりは 俺の家にあった祖母の蔵書に書かれていた献呈署名。
後は読んでのお楽しみ。
いくつものエピソードが 絡み合ってひとつになっていく静かなお話です。

実は古本に書かれたメッセージにはちょっとした想い出があります。

わたくしのおじいちゃん、物静かで面倒見の良い人でした。
自営業だったこともあり遊びに行けば いつでもじっくり付き合ってくれたし
若いころの写真を見ると驚くことなかれ 中井貴一氏にそっくりだった。
というか 佐田啓二氏(中井氏の父上)に似ていると言う方が正しいかも・わたくしは知らないけど。

わたくし中学生くらいのみぎり、そんなおじいちゃんの仕事場である事務所の本棚に 
立原道造の詩集を発見。
ほとんどが釣りの本や叔母のお料理の本だったりする中 異質な雰囲気を感じて手に取ってみる。
古びた表紙を開くと古本屋さんの値札が付いており
見返しの部分には

詩はほろびない 決してほろびない 決して…

と 鉛筆書きされていた。

多感なこの時期のわたくし これに偉く感動したものだ。
おじいちゃんはこの言葉に魅かれてこの本を買ったのだろうか それとも誰かにもらったのか
自分で書いたのか…。
そこへ行くたびに この本を開いてはさまざまな想像を楽しんでいたような気がする。

まさにこの本に流れるミステリアスな部分と同じではないの。

今時のブック○フでは 絶対味わえない古書店の空気感。
うーん 久しぶりに味わいたくなってきた。

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