散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes



無駄なものだらけの我が家。

先日 とあるブツの受け渡しでお会いしたn女史が、
我が家のイメージを 別な方向でどんどん膨らませいて 
放っておくと妄想の域に入りそうなのを危惧して
カミングアウトしないといけない?などとも思う。

「片付けられない女」 これは病気だから治療した方がいいとまで書かれた本があり
わたくしも病院に行かなくてはいけないのだけれど
「わたし 片付けられないんです」って行くのもはばかられる。
しかしながら いたるところに物 モノ もの…の我が家に うんざりしてきた次第。

まずは ということで 初日は茶の間。
「テーブルの上に物を置かない」ことを目標に(なんて低いハードル)
部屋の四隅に積み上げられていた本や雑誌・パンフレットや
震災以来出しっぱなしだった懐中電灯や電池の箱などを 押し入れに突っ込む。

そして 二日目は キッチンの天袋に入っているお宝の整理に着手。
かれこれ20数年年かけて(物によっては学生時代から)集めてきた製菓道具。

型大名と異名を取るわたくしは、帰省のたび合羽橋へ行っては
書籍でみつけた先生たちの使っている製菓グッズを買いあさっておりました。
この数年は とんと御無沙汰していたので 
油にまみれて重なったままくっついてしまった小さなプチフールの型や 
彫りの深いマーガレット型なども溝に油が溜まっているものさえも。

スチールの型に至っては さびが出てしまい、洗っても使えそうにないものもある。
極めつけは どういうわけか食パン型が4個も出てきたのだ…。
3個目までは 買った記憶があるのに 4個目はいつ買ったのかさえ覚えていない。

ちなみに食パン型というのは たびたび洗ってはいけない と教室で習ったので
使用済みのまま、なんとなくべたべたしている。
とりあえず 洗い直して焼き直して(空焼きが必要です)
これからの人生に一度は花を咲かせてあげようと…。

写真は残留決定・契約更新した道具の一部です。
ケーキ型やパン型をお探しの方、お店に行く前にpまでご一報ください。

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先日買ったコーヒーミルで毎日豆を挽いている。
ところが どうも以前に比べてコーヒーの味が落ちた気がするのはなぜ?

挽いた後の豆には 皮も挽かれてふわふわと残る。
どうもこれが味の劣化につながるとの指南をいただく。

お得意の検索をかけると やはり皮を取り除くのが美味しさの第一歩のようで
簡単に取り除くためには 挽いた後ふーっと吹くといいらしい。

で、言われた通り、がりがりと朝の作業をしたあとミルのふたを開け
目に入らないように目を閉じ、挽いた豆をふーっと吹く。
鼻のあたま、コーヒー豆くっつけながら。
シンクの上にコーヒーミルを持って行って 毎朝ふーふー吹く様は
傍から見るとさぞかし 奇異な光景ではないかと。

さて、そんなことをしながら入れた今日の一杯。

コーヒーと言うと思い出すことがいくつかございます。
くだらないお話でございます。

中学2.3年生のころのお話。

自他共に認める肉食女子・けいちゃんが、某男子高校生に恋をした。
当時はメルアド聴きだすなんて技はなかったので、ひたすら待ち伏せ。
下校時間はわからないから 当然勝負は朝。

当時は、個人情報獲得するには まず 電車で近くに乗って
持物をチラ見しながら 名前を探る。
でも うまい具合に名前が解るわけではないので、皆で策を練る。
 
例えば、持っているテニスラケットに書かれたイニシャルから 頭文字をゲットしたら
次に その学校に兄弟のいる友達から 学園名簿を借りる。
(ちなみに 当時はたいていの学校で 立派な名簿があり
住所・電話番号はもちろん、保護者の勤務先まで掲載されていたのだ)
そして のっている電車から おおよその住所を特定、さらにイニシャルから名前も判明、
めでたく 個人情報獲得 という
今から思えば信じられないような労力をかけていたのでございます。

または手っ取り早かったのが、改札で定期券を覗き込む なんてのもありました。
さらにダイレクトなのが 直接「名前と電話番号教えてください」ってノートと筆記用具を差し出すのもありました。

……その他もろもろ たいていは懲りない女たちで行動し考える。

そして 緑色のインクで手紙を書くとうまくいく…などの言い伝えを信じて
かわゆい便せんにお手紙を書いて そそっと近寄り手渡したり…。
意を決して 自宅に電話…なんてこともありました。

そしてめでたく けいちゃんの想いが彼氏に伝わるところまで漕ぎつけたのでした。

初デートは忘れもしない映画鑑賞。
映画は当時封切りされた「My Way」
なんと けいちゃんと懲りない女たちと彼氏の4人で行きました…。

当時 バカみたいに規則が厳しい学校にいたので
「映画館は保護者同伴にて」「喫茶店には入店禁止」などの規則が生徒手帳に書かれていた時代。
校則違反をするスリルと ひとのデートという歴史的現場に同席するという感動(笑)で
懲りない女たちにとっては 大々イベントだったのを覚えております。

そのお相手が、おそらくあちらも大人ぶりたかったのではないかと推測されるのですが
映画の後に 「コーヒー専門店」的な喫茶店に入って行ったのでございます。
名前は「チャップリン」
メニューは コーヒーとジュースくらいしかなく、暗くはなかったけれど明らかに喫茶店。
4人がけの席に 懲りない女たちに囲まれて座る彼氏。
ちなみに女たちは中学二年生。

一体何を話したんでしょうね。
その時のコーヒーには ミルクや砂糖をたっぷり入れていたのでしょうか?
美味しいと思ったんだろうか?それとも オレンジジュースとかで妥協したのだろうか?
微塵も覚えておりません。

なのに ○十年経った今でも、
「初めて入った喫茶店!」「喫茶店の名前はチャップリン!」
「ボックス席に四人で座った初デート!」と 卒業式の呼びかけのように盛り上がる女たち。

今宵はこんなブレンドで。

サボテン、咲きました。



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