ふしあな

停電も休止状態だけれど、これからどうなるのか
被災地の方たちは春の訪れも感じていられないに違いない。
今日は「首都圏の野菜が直撃」みたいなテレビをやっていたけれど
生産地の方たちのことを考えたら
衣食住が確保されているわたくしがあーだこーだと意見を述べるのははばかられる。

もっと建設的にものを考えなくては。
と言いつつ、何の影響力もない自分に腹がたったりもしております。

震災前に注文していた球根と苗が、直後から届いており
いい加減に植えてやらないと小さな命が干からびてしまうので
ごそごそ庭にしゃがみこんでいました。
どうしたことか　昨日まで見かけていたシャベルがない。
空の植木鉢に差して　見えるところにあったはずなのに。

しかたがないので　軍手をして手で耕そう　と軍手を入れている玄関の天袋を開けようと思ったら
開かない。
３つある扉が全部開かない。ロックされている。

ナゼニ？

ちなみにこの天袋、使い勝手が悪いので、ほとんど物を入れておりません。
なんと地震時に、上から物が落ちないように
ロックがかかるおりこうさんだったらしい。（住んで13年目にして知る）
引っ張れども開かない。
椅子にのり、つま先だって、ロックされているらしい部分に手を突っ込んでも開かない。
（かなり危険な状態）

もちろん　リフォームした時のマニュアルなんてもうどこにあるかわかんない。

なんてこった。
扉をどんと叩く。

ロック解除。

開けてみると　がらがらの庫内から、履いていないスニーカーとともに
ヘルメットが3つも出てきた。
（ちなみに　浜松市では小学校の入学式に、新入生にヘルメットが支給されていた。
今でもやってるのかな？
ゆえに、アニ　おつうのヘルメットが何かの役に立つ日もあろうと
引っ越しの際運んでしまっておいたのでございます。
補足すると、もうひとつは夫が工場などの現場へ行く時の営業用）

でも　地震でパニクっているときに
このおりこうさんな天袋に入ったヘルメットは、きっと日の目を見ないと思う。

だって開けられないんだもん。