思っていたより自立していなくて(笑)
旅に出て、見知らぬ土地に一人で立って
初めての宿にひとりでチェックイン… というのを一度やってみたかった。
思いがけずチャンス到来!
人妻pは 人里離れた隠れ湯に
まったく土地勘のない三重県まで一人旅。
なにかちょっとミステリアスじゃございません?
妄想好きのわたくしの脳内は、どんどんイメージが…。
訳ありのふたりが落ち合う先は…
考えるのは自由だもんね。
たどりついたのは 緑深いひなびた駅。
………
とまあ ちょっとアンニュイな気分になったところで
誰もいない駅の改札には 今回お世話になるお宿の方がお迎えに来てくれていました。
今回は 赤目温泉 赤目湯元山水園。
古い家屋の続く町並みを過ぎると、木々深い山道へ。
なぜかこういう場所に来ると 我が身が不安に包まれる。
陽の光の入り具合によって、こうでもないああでもないと迷う自分のように。
今回数少ない「窓のある風景」
この旅館は、建物の中にお部屋のあるタイプではなく、
広い敷地の中に、独立した離れやキャンピングカーがいくつも立ち並んでいる
一風変わったお宿でございます。
この窓のある離れは、かなり古びた建物なので
ちょっと泊るのには勇気が要りそう。
案内されるままに、敷地内は迷路のように(笑)まずは 構造を把握しないと
お風呂にたどりつけません。
泊ったお部屋は、平屋の離れが4つほど並んだうちのひとつ。
こんな格子扉の奥に もうひとつ引き戸という贅沢な作り。
ちょっといい気分。
お部屋の外から見える空は 夕暮れまでの心象風景。
白い月と飛行機雲。
カーソルがしゅるるるっと描く、空のキャンバス。
不揃いのブラシワーク。
見知らぬ土地での 一人の夕暮れは気持ちいい。
携帯電話を ちょっとの間だけ隠してみた。
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