| 横道世之介吉田 修一毎日新聞社 |
土曜日のバラエティ、書評コーナーがあるけれど
ほとんど見たことはないです。
でも 意外に「ダヴィンチ」などで取り上げられるものとダブっていたりすることが多いらしく
ベストセラー情報に詳しいアニから、あれでやってた などと聞くことも。
たまたま先週のそのコーナーを見ていたら
「80年代の学生生活を知っているひとにはたまらない作品」とのことで
ちらりと語られたエッセンスを聞いたら
読みたくて読みたくて さっそく書店へ。
映画でも本でも 読みたい時が読みたい時で 図書館で借りたりとか
文庫になるまで待てないんです。
「なんにもなかった。だけどなんだか楽しかった」
「きっとどこかで会っている」
という腰巻のキャッチにもひかれて 上から2冊目をレジに。
シンプルにいえば、横道世之介という青年が大学進学のために田舎から出てくる。
お決まりの学生生活が始まり、さまざまな人々が彼と関わる、というお話。
世之介さんに関しては時系列で書かれているのだけれど
その合間合間に 彼と関わりあった人たちの 今 が挟まれているのが
とても面白い。
それも ○年後とか 何の前触れもなしに場面転換するから
この小説 なんだか主語がはっきりしないなぁ と
途中で迷子になりそうでした。
最後のページはちょっと禁じ手?感もありましたが
(結局そこで泣いた…)
この小説もお気に入りの一冊になりそうです。
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