海辺のねこ

どんな日もかけがえのない一日。

京都散策

2006-12-05 | 
先日訪れた京都でのお話です。

当初の予定では10月に行くはずだった京都旅行。
10月は私の都合がつかず、11月に延期。
11月になってNさんの都合がつかず、12月に延期。
偶然にも私の誕生日に行くことになった今回の旅。
“素晴らしい紅葉を見せてくれるための、天からの粋な計らいだったのかしら?”
と思うほど、素晴らしい景色を堪能してきました。

コースは嵐山~大原野神社~清水寺
見事に色付いた木々に目を奪われながら、本当によく歩きました~。
中でも常寂光寺のかえでは格別でしたね。

先日アップした写真は落ち葉のものが多いですが、木にもまだたくさん葉が残っていました。
落ち葉や桜の花びらが散っている様子が好きで、今回の旅でも地面を写しているほうが多かったような気がします。
それに何しろすごい人出で、普通撮ろうとすると人が入ってしまうんですよね。
本当に、人、人、人・・・でした。

清水寺のライトアップはもう初詣かと錯覚するほどの人の波。
花見に京都を訪れたことがあるのですが、そのときも凄かった!
やはり季節がいいときには人も多いですね。

ゆっくりゆっくりと進む人の列の中で、前を歩いていたカップルの女性の言葉に大きく頷きました。
 「心のレンズで写しておこう」
たくさんの風景を心の中に焼き付けてきました。


今回の旅で初めて体験したことがありました。
それは「水琴窟」の音色を聴いたこと。
手水鉢の排水口の下にかめを伏せて埋め、水滴の音を反響させたものだそう。
名前の由来は琴のような音色を奏でるからだとか。
確かに琴のような音色が聞こえてきます。不思議な体験でした。


お土産に選んだのは産寧坂の「七味家」さんの七味と、「本家西尾八ッ橋」さんの「あんなま 白ごま黒ごま」。
七味は毎年京都で開催される高校駅伝の応援に行かれている方から、以前「美味しいよ」と教えていただいたもの。
本当にとっても美味しいです。
教えて頂いたその方にもお土産をお渡ししたらとても喜んで頂けて、こちらが幸せ気分になりました。

「本家西尾八ッ橋」さんは京都で一番古い八ッ橋や(八ッ橋発祥三百年)さん。
(八ッ橋の由来は伊勢物語や謡曲「かきつばた」の舞台となった「三河国八ッ橋」の故事にあるということを、菓子箱に入っていた小冊子で今回初めて知りました)
生八ッ橋の「白ごま黒ごま」は会社の皆へのお土産。
ニッキ味が苦手な同僚がいるので、初めて見つけた“ごま味”のものを求めてみました。
これが嬉しいことにとっても好評!ごまの風味がして美味でした。
お薦めです。



一日中、誕生日のお祝いメッセージが携帯メールに届いた今年の誕生日。

帰りの岡山駅の在来線待ちのプラットホームで人の列に並んでいるときにも届きました。
すぐに開いてみたところ―。
と、同時に鳴り響いた「ハッピーバースディ」のメロディ。
驚くやら、恥ずかしいやら、嬉しいやら・・・。
家にたどり着いてからゆっくりと全部聴きました。

京都行きを知っていた友人からは、帰る頃を見計らっていたかのようなタイミングで届きました。

いくつになっても大好きな自分の誕生日。
その一番の理由は、大好きな人達からの言葉が届くから。
いつも連絡を取り合っている方だけでなく、少しご無沙汰だった方からも近況報告とともに届くメッセージ。
いつも温かい気持ちをありがとうございます。
特別に幸せな一日に感謝。