第5回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバルにて
http://www.myfrenchfilmfestival.com/ja/
2015年コンペティション部門長編「Comment j'ai détesté les maths(ぼくが数学を嫌いな理由)」を鑑賞。
世の中の過半数は数字が苦手な人々。しかし、この社会を動かしているのは数字だという矛盾を追った
ドキュメンタリー。まずは街や学校で「数学者」と聞いてイメージする外見!偏見!をインタビュー。
いかに学生達が数学を嫌っているか、を見せつけ、その後で実際の数学者たちの苦悩、徒労、歓び、連携、
努力などなどを描きだす。
数学への愛に溢れた良いドキュメンタリーだとは思うけど、とっくの昔に数式と実生活との折り合いを
つけている社会人からしたら目新しさは無い。整然と並んだ数列は美しいし、アルゴリズムが情報化
社会を形成しているし、確率をつかんで物事に当たることは重要だ。アイノウ。
これを山積みのドリルと格闘している学生時代に観てたら良かったかも。