イリュージョニスト (L'Illusionniste) アニメーション映画
2010年 イギリス=フランス
監督・脚色・音楽:シルヴァン・ショメ
観客が何人だろうと、見向きもされなくても、同じように
昔ながらの手品をみせて、町から町へわたっていく、初老のマジシャン。
ある日、離島に住む貧しい少女は、初めてみた手品師を「魔法使い」と
信じ、トランクを持って彼を追いかけてきた。
言葉も通じない2人の、優しさにあふれた、ささやかな日々。
あたたかな手書き風のアニメーションで、言葉少なに
映像と音楽だけが物語をつむいでいく。
この、やさしくて、せつない物語をもっと
ずっとずっと・・見ていたかった。
年老いた手品師が、自分を慕う少女を喜ばせようと、
財布を空にしてまでも願いを叶え続け、注いだ愛情は、
少女に生き別れた自分の娘の姿を重ねていたのだ・・・と
思うと、ほろりと苦い。
そして、少女は都会の風を受け、いつしか大人になっていく。
フランスの喜劇王とよばれるジャック•タチが生前に「娘に捧ぐ」かたちで
遺した脚本を「ベルヴィヴ•ランデブー」のシルヴァン・ショメが
脚色・監督。
このシルヴァン・ショメという監督は、不思議なコビトをつかわして
人のこころの奥の灯りをともしたり、フッっと吹き消したりするのです。
まるで魔法使いのように。
2010年 イギリス=フランス
監督・脚色・音楽:シルヴァン・ショメ
観客が何人だろうと、見向きもされなくても、同じように
昔ながらの手品をみせて、町から町へわたっていく、初老のマジシャン。
ある日、離島に住む貧しい少女は、初めてみた手品師を「魔法使い」と
信じ、トランクを持って彼を追いかけてきた。
言葉も通じない2人の、優しさにあふれた、ささやかな日々。
あたたかな手書き風のアニメーションで、言葉少なに
映像と音楽だけが物語をつむいでいく。
この、やさしくて、せつない物語をもっと
ずっとずっと・・見ていたかった。
年老いた手品師が、自分を慕う少女を喜ばせようと、
財布を空にしてまでも願いを叶え続け、注いだ愛情は、
少女に生き別れた自分の娘の姿を重ねていたのだ・・・と
思うと、ほろりと苦い。
そして、少女は都会の風を受け、いつしか大人になっていく。
フランスの喜劇王とよばれるジャック•タチが生前に「娘に捧ぐ」かたちで
遺した脚本を「ベルヴィヴ•ランデブー」のシルヴァン・ショメが
脚色・監督。
このシルヴァン・ショメという監督は、不思議なコビトをつかわして
人のこころの奥の灯りをともしたり、フッっと吹き消したりするのです。
まるで魔法使いのように。