Kimama Cinema

観た映画の気ままな覚え書き

トレインスポッテング2

2017年05月23日 | 2010年代 欧州

トレインスポッテング2(原題:T2 Trainspotting)

2016年 イギリス
監督:ダニー・ボイル
製作:アンドリュー・マクドナルド、ダニー・ボイル、クリスチャン・コルソン、
バーナード・ベリュー
脚本:ジョン・ホッジ
製作総指揮:アービン・ウェルシュ、アロン・ライヒ
出演:ユアン・マクレガー、ユエン・ブレムナー、ジョニー・リー・ミラー、
ロバート・カーライル、アンジェラ・ネディヤルコーバ、アービン・ウェルシュ
撮影:アンソニー・ドッド・マントル
編集:ジョン・ハリス
美術:マーク・ティルデスリー、パトリック・ロルフ




「トレインスポッティング」20年ぶりの続編! しかも主要スタッフ・キャストをほぼ変えずに!!
リバイバルブームとはいえ、この作品がまた観れるなんて、まさかだ。
ジャンキー漬けの仲間たちとの生活を描いた前作は、映画初主演だったユアン・マクレガーの
無垢な魅力とエネルギーに溢れていた。
あのレントンに再び会えるのだろうか、いや変わってしまっただろうか、もちろん変わっていて
当たり前だよね、でもやっぱり・・・期待してはいけないと迷いつつも、学生時代の恋人に再会
するような気分で劇場に足を運んだ。


果たして・・・!
そこにはレントンがいた。
20年分の歳をとったレントン。
大金を持ち逃げした後に、他国で人生をやり直した彼が故郷のスコットランドに戻ってきた。

変わった? 変わってない? 変わった? 変わってない?
はじめの20分くらいはそんなことばっかり考えてた。
そんな私の(観客の)気持ちを追いかけるように、前作のシーンへのセルフオマージュが
幾つも仕掛けてあって、ニヤリがとまらない。
そして、なんといっても、ワンシーンごとにかっこいい!!!
そうそうそう、この感じ。
懐メロも近年のヒット曲も狙いすました映像に気持ち良くサーフしていく。
やってることは相変わらずクズなのに、どうしてこんなに惹かれてしまうんだろう。

いまだドラッグから抜け出せず自殺しようとするスパッド、美人局でせこく稼いでいる
シック・ボーイ、刑務所から無理やり脱獄してきたベグビー、かつての仲間との再会で
繰り広げられるすったもんだが、ちょー楽しかった。

前作を観てない人、はまってない人には意味不明な限定的な作品かもしれない。
これは失われた20年を埋める後日談。そして20年前のあの日に帰っていく物語。

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