Kimama Cinema

観た映画の気ままな覚え書き

キック・アス(映画)

2011年03月17日 | 2010年代 米
「キック・アス」はすっかり見逃したと思ってましたが、
まだセンチュリーシネマで上演していました

キック・アス(原題:Kick Ass)

2010年 アメリカ
監督:マシュー・ヴォーン
出演: アーロン・ジョンソン/クロエ・グレース・モレッツ/ ニコラス・ケイジ/
マーク・ストロング/クリストファー・ミンツ=プラッセ

スーパーヒーローに憧れる少年•デイヴが、インターネットの通販で買ったスーツを
着て、ヒーローとしての活動を開始したことから起こる大騒動。

気持ちだけが先走りする、どうしようもなく弱い主人公の前に
突然に現れたヒット・ガールのスマートでキュートな残忍さ。

ヒット•ガールは、あるギャング一味に陥れられて復讐を誓った父に幼い頃から戦闘
技術を叩き込まれた筋金入りの殺人ましーん。
彼女が、衝撃的にかっこいい。
11歳の女の子が発する気迫に圧されまくりです。

B級の匂いがぷんぷんするのに、
外すとこ・外さないとこの見極めが確か、とでもいうか、
しっかりおもしろいのは、すごいの一言。
期待をパンッパンにふくらませといて、
裏切らない。
さすがは、ヒーロー映画です!! 


毎日かあさん(映画)

2011年03月07日 | 2010年代 邦
毎日かあさん

2011年 日本
監督:小林聖太郎
出演:小泉今日子/永瀬正敏/矢部光祐/小西舞優

西原理恵子の同名実話漫画「毎日かあさん」の映画化。
さいしょはストーリーもなにもなくて、
サイバラかあさんが子どもたちと夫と、ただただ、たくましく
暮らして行く姿だから、見始めはどうしたって、
(元)カップルの小泉今日子と永瀬正敏の2人が
スクリーンに出てるって、目が認識してしまう。

でもいつのまにか、西原理恵子と鴨志田譲になっている。

特に永瀬さんのカモシダへと移行していくっぷり(変な表現だけど)
といったら、凄まじかった。
あり得ないんだけど「これは本人?」と一瞬思ってしまう。
それくらいに、本物。

子供たちもそれぞれ良い味を出してる。
はちゃめちゃで、いい加減でたくましい、いつもの光景を
笑いながら見ているうちに
一日一瞬の大切さが身に染みてくる。
じーんと。
家族が脱ぎ散らかした玄関先の靴もタカラモノ、なんだね 。

夫のアルコール依存症を描くにあたって
酒を悪者にするんじゃなくて
妻の毎晩の寝酒もきちんと映し出すっていう
逃げも隠れもしてないところが、なんだか嬉しかった。
全てを描きだしてる原作の持ち味はそのまま。

上映の間中、ずっと泣き笑いしてた 。
サイバラさん一家の深い愛情と強さが眩しかったから 。