Kimama Cinema

観た映画の気ままな覚え書き

Vandal(ヴァンダル ―青春のグラフィティー)

2015年01月28日 | フランス映画祭


第5回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバルにて
http://www.myfrenchfilmfestival.com/ja/

2015年コンペティション部門長編「Vandal(ヴァンダル ―青春のグラフィティー)」を鑑賞。

車の盗難を繰り返し鬱憤を晴らしていたシェリフは、親元を離れて親戚に預けられ
職業訓練学校に通うことになった。
夜中、従兄弟に誘われ、壁に落書きをするグラフィティーペインターの少年たちの
グループに加わり、シェリフは今まで味わったことのない興奮を覚える。

マンガじゃないけど、感情が迫ってきてるときの波みたいな、ゴゴゴゴゴッ・・・って
音が聞こえてくるみたいだった。

成長期の体と心のバランスが取れないイライラ感。
周りの社会と自分との関係が掴みきれないムズムズ感。
女の子への興味と、性欲と、恋心と、混ざり合ってしまうモヤモヤ感。
苦しい、もどかしい、焦る。
思春期のいろんな感情が入り混じって、シェリフを走らせ、スプレー缶をふらせる。

なぜ世界中至るところで、あらゆる壁がペインティングされていくのか
15歳の少年は皆、Vandalなのかと合点がいく。




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