ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

菅木志雄型

2010年09月02日 | トマソン


「マッチ棒ハウス」の正面を確認してきたが、正面から見るとあまりに普通で建物としてもそれほどインパクトがなかったので、ちょっと残念だった。そこでというわけでもないが、一番ポピュラーな原爆タイプの中でも、生々しいインパクトのある、我々の中では常に上位に位置しているお馴染みのものを(飽くまでも我々の中での話)ここで紹介したい。むき出し感が、原初的なものを呼び起こす、菅木志雄型である。数ある原爆タイプでも、こういった生々しいものは少ない。しかも、こうなってからずっとこのままで保存されているところがこれまた嬉しいところである。もう一つ特筆すべきところは、原爆タイプ含めた全体の造形的バランスだ。とうとう、蔦まで色を添えるまでになった。
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