清里にあるうなぎ屋に行って来た。清里は諏訪から車で一時間ちょいとまあそこそこ遠い。何か用がないと行かない清里だが、嘗て清里現代美術館があったころはちょくちょく行っていて遠いというイメージではなかったが、久しぶりだと十分遠い。
そのうなぎ屋は清里と言ってもちょっと山の中という場所で、観光客が普通に通るというロケーションではない。しかし中心地からかなり外れてという訳でもない。清里というのはイメージ的には八ヶ岳の麓のなだらかな高原だが、ちょっと外れると入り組んだ谷の多い所で、いきなり山深いところという印象になる。そんな環境のうなぎ屋だが、ここは江戸前鰻を売りにしてちゃんと仕事をした鰻を提供する。地元にもうなぎ屋はいっぱいあるが、どうにも甘ったるいたれと焼き中心の田舎っぽい洗練されてない鰻で、決して不味いわけではないが好きではない。江戸前の鰻が好きな人間としてはやっと半径50キロ以内で見つけた鰻だったのだ。店の名前は「Blowin' in the Wind」。70年代の懐かしレコードをかけている、ちょっと不思議な店かも知れない。ネックは今や高級料理の鰻のお値段か。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます