ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

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2006年10月28日 | Weblog
この数字は、野球選手の背番号とかそういうものでは
なく、日本の「報道の自由度」世界ランクだ。
「国境無き記者団」の調査によるランキングらしいの
だが、まず、「国境無き記者団」というものがあるこ
とにちょっとびっくり。
「国境無き医師団」には少々関心はあるが、「国境無
き記者団」とはねえ。
まあ、それは置いといて、日本のランクだ。
51位。
ちょっと低いんじゃないか、と多くの日本人は思うの
ではないか。
サッカーのFIFAランクだったら、それほどの違和
感は無いが、一応先進国の、曲りなりにも民主的な国
の日本としては、「うーんどうだろう」であろう。

低くなった原因の一つには、「記者クラブ」の存在と
いうものがある。
閉鎖的な仲良しクラブ的「記者クラブ」は、前々から
批判されているが、依然として存在し続けている。
なあなあ体質を生みやすいこの「記者クラブ」は、報
道の自由という観点からすれば、邪魔な存在だ。
しかし、属している人間からするとやり易いし、心地
良い。
多分、自分たちで改善することは無いだろう。

次に問題となったのは、タブー。
つまり皇室関係の記事が書けない。
これは、右翼の実際の圧力を恐れてというより、自分
たちで自主規制してしまう、その姿勢が問題というこ
とのようだ。
要するに、度胸が無いわけだ。
たとえば、石原都知事に対してのインタビューを見て
もその辺の腰の弱さは分かる。
恫喝されると反論できない姿は、一言、情けない。
ジャーナリズムを放棄しているようにしか見えない。
ひょっとして、ロシアのように、闇に葬られる危険が
日本にもあるということなのか。

結局、今の日本には真のジャーナリズムはない。
のかな?
スポーツにだけ関心を向けさせようとしている、とし
か感じられない今のマスコミの現況を見ていると、国
民は、スポーツで感動して幸せになってれば良いんだ
よ、という声しか聞こえてこないのだ。

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