ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

溜池格差

2018年09月14日 | Weblog


この溜池は定点観察していて、一昨年から土手改修工事で水が抜かれていて今年やっと元通りになったところ。湿地帯もあり生物多様性は同じ溜池の次のものよりだいぶ上。ところが人気という点ではその溜池の足元にも及ばない。



その溜池が「御射鹿池」。こんな立派な名前まで与えられている。凄い差である。名前まで神秘的なこの御射鹿池は、東山魁夷の絵や、吉永小百合のテレビコマーシャルで一気に人気化した。同じ道に面していて、最初の溜池の2キロくらい上に位置していて、今回久しぶりに行ってみたが、平日の天気の悪い日でも観光客の車が五六台。しかも驚いたことに以前は池の周囲は普通に歩けたのが完全に立ち入り禁止となっていた。車道から眺めるだけの溜池となっていたのだ。観光客はその車道から嬉しそうにカメラを構えていたので良いのかもしれないが、しかも霧がかかってるという効果まであり。しかしいろいろ観察したい人にとってはもう全く魅力なしである。実は最初の溜池も完全に立ち入り禁止となっていた。まあこちらは湿地帯の方には入れるし、人もまずいないから問題ない。いずれにしろ安全面から直ぐ立ち入り禁止となるのが日本である。
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