走ってきました。３０キロ。

随分前になりますが、
先月の日曜、大和川リバーサイドマラソンに参加して、
３０キロ走ってきました。

大変よいお天気で、暑いくらい。
9時過ぎに、あびこ駅から吾子大橋に向かうと、
河川敷にランナーがいっぱい。

５キロ、10キロ、20キロ、30キロと
参加距離によって、ゼッケンの色が異なり、
全員でラジオ体操をして、
最初にスタートした30キロ参加者は、
かなり少なくて、意外。

10キロ、20キロのほうが人気があって、
200人ほどの参加があったのに比べ、
30キロはわずか80人弱でした。

スタートから2.5キロほど下って、折り返し。
同じ河川沿いを上がって
スタートを通り過ぎ、2,5キロほど上がって折り返す。
スタートに戻ると、ちょうど１０キロコース。
これを３周すれば、30キロというわけです。

スタートは、距離が長い者から先にスタートしましたが、
予想通り、
5キロもいかないうちに、
20キロやら10キロやらの走者に
怒涛のように抜かれました(笑)。
最後は、皆が走り終えて帰っていくのを横目に
私は30キロやもんねとつぶやきつつ、
へたへたと走り続けるという(笑)。。。

給水所は、両端の折り返し地点とスタート地点の3か所。

20キロまでは、キロ7分半くらいで、
ほぼ快調で、気持ちよく走れたのですが、
22.5キロを超えたあたりから、足がひきつり始め、
止まると、つりそうになるので、
とにかく、リズムを刻むことだけを心に強く唱えたら、
なんとか足が動いて、必死で前に足を踏み出し続けました。

しかし、26キロあたり、
アスファルトから
軽い砂利道になるところが少しだけあって、
普段なら、足に優しいと思うところですが、
舗装した道より、抵抗が多く、走りにくくて、
歩きたい気持ちをこらえるのに必死。
（目標は、「歩かないこと」でした）
とにかく踏ん張って、のたのた走り続けました。

晴天で、汗をかくと思い
塩分タブレットというキャンディを
念のため15個ほどポケットに入れていましたが、
最後は、がりがり幾つも食べて、
あっという間になくなり、
最後の折り返しでスポーツドリンクを飲み、
おじさんの、ゴールまであと少しだよという言葉に励まされ、
ただもう、数を数えたり、
「肩甲骨、丹田、骨盤」と、呪文のように唱えたりしながら、
よろよろ、のたのた走り続け、
3時間41分ほどで、ゴールできました。

とてもフレンドリーな大会で、
ゴールの時に、ちゃんとひもをはって、ゴールをさせてくれて、
照れくさいけど嬉しかったです。

ゴール後、少し歩いてから、止まって、
ストレッチしようとしたら、
太ももやらふくらはぎがつりかけて、
立っていることもできず、
どうしたものやらと、焦っていたら、
大会の女性スタッフの方が、
スプレーを持って駆け寄ってくれて、
ズボンの上から、足にスプレーしてくれたら、
なんと不思議なことに、
つりそうで、痛かったところが
あっという間に痛みがひいて、
普通に歩けるになりました。
大会スタッフの機転と優しさに感謝です。

私は、３０キロ参加者のうち、後ろから10番目くらいで、
速い人が大半でした。
１位、２位、３位くらいの人は、
計４，５回位はすれ違ったのですが、
短距離のような速さでした。

私よりも遅い方で、
年ももっと上に見える方が、
頑張って走っておられて、
腰が曲がりかけたような女性の方も、
走っておられ、
お互いがんばりましょうと
すれ違うたびに、励まされる思いでした。

後で大会のホームページで結果をみると、
その方々も、さらに1時間くらいかけてゴールされていて、
あらためて、すごいと思いました。

こういう大勢の人が集まって
いっしょに走る大会は、
人も多いし、興味がなかったのですが、
今回、30年ぶりくらいに参加してみて、
ある意味、
人間模様で、
速さは人それぞれだけれど、
みんなで一緒に頑張るみたいな感じがして、
意外におもしろかったです。

本番での自分の力を試すというか、
自分の心が、走っているうちに、どう動くのか、
最初は、悠長に歌詞を思い出しながらだったのが、
段々追い込まれて、
リズムだけに集中したら、意外に頑張れたりとか、
最後は、数を数えるのがやっとだったり、
これもまたいい経験になりました。

走り終わって、銭湯にいって、水風呂でアイシングして、
銭湯を出た時が一番、リフレッシュしたいい気持ちになりましたが、
42.195キロとなると、これまたもっと過酷に思われ、
どうなることやらと思ったりです。

あと、甘さと塩の入り混じったあんこの力は絶大で、
スポーツようかんという、走りながら食べれるあんこにも
力をもらいました。
日本の和菓子は偉大です！