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音楽の散歩道126「Jazz AUDITORIA」~11拍子の曲!~

4月30日が “UNESCO INTERNATIONAL JAZZ DAY”というのは、
昨年初めて知って、
ネットで、海外の演奏家さんのを聴いてみたりしました。
(英語がわかれば楽しいのにと思いつつ、勉強してない💦)

今年、日本では、
4月29日、30日と
「Jazz AUDITORIA」と題して
いろんな演奏会が、オンラインで無料で聴ける!という
イベントがあることを知りました。

角野隼斗さんも出られるということで、
心待ちにしていたのですが、
29日の
「BLUE NOTE TOKYO ALL-STAR JAZZ ORCHESTRA
directed by エリック・ミヤシロ with special guest 角野隼斗」
と題した演奏会が、とりわけ素晴らしかったので、
ご紹介します!

エリック・ミヤシロさんは日系のトランペット奏者で、指揮もされていて、
サックス、トロンボーン、トランペットで13人くらいに、
ドラム、ベース、ピアノ編成の
オーケストラ。

ゲストの角野さんが加わって演奏された曲目は、
「Joyful Joyful」
「So In Love」 (イリアーヌ・イリアス) 
「Jupiter」(グスタフ・ホルスト)
「The First Circle」(パット・メセニー)
の4曲でしたが、
最後の曲は、なんと11拍子!→パット・メセニー演奏動画
これがめちゃかっこよいのです。
原曲の動画、ぜひご覧ください。
お客さんも、この11拍子をマスターして叩いていたというから
すごいです。
この11拍子が、打ち寄せる波みたいに聞こえて、
とても心地よく、心はなやぎます。

そして、
「BLUE NOTE TOKYO ALL-STAR JAZZ ORCHESTRA」の最後のアンコールで
再び角野さんが登場。
なんと曲は「スペイン」(チック・コリア)でした。

私はこの曲がめっちゃ好きで、
かつて、初めてピアノの掛け合いを生で聴いたのが、
ジャズピアノを習うきっかけになりました。(→そのときの感想

今回は、オーケストラメンバーのピアノのRINAさんと
飛入り参加の宮本貴奈さんというピアニストに
角野さんの3人が
グランドピアノと
電子ピアノ(キーボード)の2台で、
1人がピアノでソロアレンジを披露し、
2人がキーボで音を重ねていく
それを変りばんこにやっていて、
お互いに、相手のピアノにどう合わせ、どう音を鳴らすのか、
互いの演奏を楽しみながら弾いてる感じがすてきすぎて、
笑顔がめっちゃよくて、
それを、バックのドラムや楽器が支えているという。
3人の笑顔は、このリンク先で見てみてください。
(→宮本貴奈さんのツイート写真

角野さんとトロンボーンソロのかけあいでは、
途中、角野さんが、いたずらっ子みたいに3拍子に変えたりして、
トロンボーンの人もそれに応じ、
音が小さくなったところで、
また4拍子に戻ったのですが、
そこで一気に駆け上がり、盛り上がっていくところなんて、
もう胸熱くなりました。

角野さんが登場する前には、
「T―SQUARE」の和泉宏隆さんの追悼メドレーがあり、
サックスの本田雅人さんが、
ウィンドコントローラー「NuRAD」という楽器を吹いてくれて、
これまた楽しかったです。
(プラモデルの戦闘機みたいな形をしてました。
鍵盤の代わりに、
管楽器のように、ボタン操作しながら吹いて、信号を飛ばして、
ミニパッドから電子音が出るという電子管楽器みたい?な
ウインドシンセ。)

今まで、ジャズのオーケストラは、
そんなに興味がなかったのですが、
ドラマーが川口千里という若い女性で、
バシバシかっこよく叩いている姿がアップになったり、
トランペットにも若い女性がいたり、
20歳代から60歳代まで年齢もさまざまな編成で、
来年もまた観たいと思いました!

ピアニストの宮本貴奈さんやRINAさんにも興味がわき、
新たな出会いにあふれていました。

4日間ほどアーカイブで観れたのですが、
今はもう観れなくなってしまい、残念ですが、
Jazz AUDITORIAには、いろいろな演奏があり、
今も観れるものもありますので、
(小曽根真さんのや、小野リサさんのも!)
ぜひ番組表からのぞいてみて下さい!(→タイムテーブル

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