goo

小川理子さんの話を聞く~つれづれなるままに、日くらし【夏編5】

一度書き出すと、書くことが自分の生きてる証みたいになってくる。
そもそも生存報告を兼ねたブログだから、不安か逃避の裏返しかもしれない。

パナソニックの役員で、オーディオブランド「テクニクス」 を復活させ、
ジャズピアニストでもある小川理子(みちこ)さんについては、
以前、新聞記事で読んで、当ブログで紹介した。(→そのときの感想
今日、シンポジウムの基調講演で、お話を聞く機会に恵まれた。

講演後には、10分強とはいえ、ホールにあるスタインウェイのピアノで、
ミニ演奏会があり、ジャズピアノを生で聴くことができ、
ピアノの美しい音色と迫力に、思わず、胸があつくなった。

演奏してくれたのは、3曲。
悲しくても怖くても、心が引き裂かれても、微笑めば、大丈夫‥という
チャップリンがつくった曲に、後年、歌詞がついた「SMILE」は、
東日本大震災で、チャリティに行かれた時、「上を向いて歩こう」とともに、
よく演奏された曲だそうだ。(→マイケルジャクソン版
「I Got Rhythm」(→ハンク ジョーンズ版) では、
会場全体から、いつのまにか手拍子が生まれ、このテーマで、
このノリのよさは、いいなあと思った。

講演の中身は、やはり、企業の役員らしく、
パワーポイントをつかった、わかりやすいお話。
ジャズピアニストとして、あちこちで演奏もされているから、
やわらかな話術で聞きやすかった。

レクチャーで、一番印象に残った言葉は、「Keep Play! Don't Stop Play!」

日本語でいう「継続は力なり」。
小川さん自身、海外の何人もの一流の演奏家たちから、この言葉を言われたそうだ。

「今、この瞬間が未来を創る」、
Best Performanceを目指すことで、未来につながるはず、という心意気で、
演奏も仕事も続けてこられたそうだ。
続けることで、化学作用も生まれる‥。

①挑戦し続けること、他流試合に挑めば、相手によって引き出されるものがある、
ハードルの高さを少しだけでも、上げてみれば、自分の器も大きくなるはず。

②変化や兆しを察知する感覚(感情?メモが読めない汗)のアンテナをはって、
豊かに発想し、創造する。

③信念と情熱を持ち続けること、そうすれば、経験が確信に変わる時が来るはず。

カタカナ言葉が多くて、
ブレイクスルー(突破)とか、ダイナミックレンジとか、
感性価値(生活者の感性に働きかけ、感動や共感を得ることで顕在化する価値)とか、
T字型プロデュース(全体を把握、構築)とか、
初めて聞いた言葉も続出で、自分の知識のなさを痛感。

自分の欠点を知り、自分を「自覚」なさいというお話は、耳が痛く、
そのとおりだと痛く反省。

でも、やっぱりピアノはいいなあと実感した、熱い1時間半でした。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« つれづれなる... 音楽の散歩道... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。