映画の感想をざっくばらんに、パラパラ読めるよう綴っています。最近は映画だけでなく音楽などなど、心に印象に残ったことも。
パラパラ映画手帖
目覚ましたちの反乱~引越しをめぐって、雑感あれこれ~
今朝、ふと目覚めると、時計は8時を回っており、遅刻してしまった。
ここ3年ほど、半休はもちろん、なかなか年休がとれず、
滅多に遅れることはなかったが、(当たり前か)
久しぶりの不覚。
そういう時に限って朝一番で上司に報告することがあったりして、
大慌てで駅まで走り、急な寒さで、コートやセーターを着込んだ人々の中で、
一人ブラウス一枚で、汗だくになって職場に向かった。
そもそもどうして目覚ましが鳴らなかったのか
後で調べてみると、週末、遅い時間に設定して
そのままになっていた。
非常に初歩的なミス。
設定時刻を間違えていたのなら、
「目覚ましたちの反乱」というよりは、「ストライキ」というべきかもしれない。
引越し疲れのたまった私の身体を思いやってのことなら、
大したものだが、遅刻しては、元も子もない。
あらためて枕元をみると
私は、目覚ましを5つも持っていることに気付いた。
週末用の、古くて、今ひとつ信用度に欠ける目覚ましから、
平日使いにしている、デジタル表示の信頼度の高い新しいもの、
秒針は折れているが、ちゃんと動くものもあったり、
相変わらず、物が捨てられない自分に笑ってしまう。
今回の引越し騒ぎで、週末用を幾つか箱の中にしまいこみ、
平日用の目覚ましを、週末の起床時間に設定を変えたのが
そもそもの間違いの発端。
それなら、どうして昨日の月曜は
ちゃんといつもの時間に目が覚めたのか、
手帳とかを見て、
目覚める直前にみていた夢がよかったのだと思い当たった。
夢の中身は全然覚えていないし、そもそも夢を見ていた記憶もない。
ただ、起きた瞬間に頭に浮かんだフレーズが、
“安心して右手をあずけられる人”。
手をつなぐ時、安心して利き手の右手を差し出せる人。
そういう人の存在を感じて、
なんとなく安心感みたいな、うれしい感じで目が覚めた。
手をつないでもらったときの温かみや
握ってもらった力が
たとえ一瞬のかりそめのもの、錯覚だとしても
私の心には、すごく支えになっていて、
存外に宝物になっていることを感じた。
相手がどう思っているかは別として、
私自身が必要とし、つながっている感じ…。
片側通行の、一方的なものでも、かまわない。
別に、公開中の『ツナグ』という映画の宣伝ではない。
でも、心が「つながっている」という感じは、
底辺から自分を支えてくれる力になるような気がする。
「つなぐ」というフレーズがらみでいくと、
今回の引越しで得た教訓が「延長コード」。
往復とも、延長コードが行方不明で、
帰りの時には、元の部屋に置き忘れてきてしまい、
パソコンをつなぐのに苦労した。
相変わらず、行方不明の物を見つけては、
部屋中に捜索隊を出してばかりいる今日この頃。
15年も前、初めて子どもを生んで、子育ての苦労を書いた学友からの絵葉書が出てきたり、
すっかり固まってしまったボンドを危うく、そのまましまいこみそうになったり、
懐かしの発見や、うっかりの失敗もあったり、
自分自身を見つめるいい機会にはなっていると思う。
あとは、自分が変われるかどうかだけ。きっと…。
こわいけれど…。
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