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SF(タイムトラベラー)のような体験をした。

月日が経つのは飛ぶようで、
あっという間に3月も半ば。
ピアノだけはせっせと練習しているが、
なかなか上手くならない。
先週、おもしろい体験をしたので、
書き留めておきたい。

木曜日の朝、病院の定期検査があり、
少し遅めに起きた。
仕事が終わってから、
シェフが一人でやってる小さなフレンチ煮込み店で、
初めてひとり夜飲みをやった。

料理が美味しすぎて、ついワインの杯を重ねた。
翌日、目覚ましの音で必死に起きて、
いつもどおりの時間にあわてて出勤した。

エレベータが開くと、
いつもは明るいはずの廊下がやけに薄暗い。
どうしてだろうと不審に思いつつ、
執務室に向かう。

ドアは開いているけれど、
いつもはにぎやかなのに、
誰の声も聞こえてこず、しんとしている上に、
薄暗い。
入ってみると、誰も座っていなくて、
ぽっかりとした空間が広がっているだけ。

子どもの頃はやった
タイムトラベラーのSFドラマみたいに
タイムスリップしたように思え、
不思議な光景だった。

東日本大震災の日だったから、
急に、早朝避難訓練とかで、
皆どこかに行っているのかしらとか、
思いをめぐらしながら、立ち尽くしていると、
ふいに課長が現れて、
「どうしたの、こんなに早く?」と言われた。

その一言で、何が起きたか、わかった。

ちょうど1時間、早く出勤していたのだ。

事務所の奥の方には、
もう一人、薄暗い中、黙々と仕事している人がいた。
遠方なので、いつも早く出勤している人だ。

昨晩、酔っぱらって、
目覚ましの時間を
誤って設定したことに気がついた。
自分ながらに呆れて、笑えてきた。

それにしても、家から駅までの道中、
普段と同じくらいの量の人とすれ違った。
地下鉄もいつもと同じくらい混んでいた。
まさか1時間早いとは、思いも寄らなかった。

30分の時差出勤の職場で、
私は遅出なので、
出勤した頃には、かなりの人がいて、
いつもにぎやかにしゃべっている人もいて、
あまりの違いに驚いた。

夜に残業している時の、ひとりぼっちの風景とは全く違った光景が、
早朝に広がっていることを発見した。
世界の片隅にひっそりたたずんでいるような薄暗さ。

それにしても、本気でタイムスリップしたのかと一瞬でも思った自分が
阿呆みたいで、可笑しかった。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (ぢょん でんばあ)
2022-03-13 13:28:16
こんにちは~。

ウフフ、面白い体験をしましたね。

外飲みなんて長いことしていないなあ。フレンチ煮込、美味しそうですね。
 
 
 
ぢょん でんばあ さまへ (パラパラ)
2022-03-15 21:31:10
こんばんはー。コメントありがとです(#^^#)

自分一人の思い込みとはいえ(笑)おもしろい体験でした。

フレンチ煮込み、小さなお店なので、4人テーブルが最大ですが、コロナがおさまったら、ぜひ行きましょう!!!
天満橋のSUNAO食堂というところです。
ランチは1300円とお高めですが、値段以上のボリュームと美味しさ(立派なメインディッシュ)なので、ぜひお近くにお越しの際は、お薦めです!(土日とかランチ混んでるので予約もできますよ(#^^#))
 
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