土曜日、DEPARTURESさんの野外ライブを聴きに、高槻市の食の文化祭に行ってきました。
高槻は、かつて高槻セレクトシネマ（高槻・松竹セントラル）という貴重なミニシアターがあって、マキノ雅弘監督の次郎長シリーズの上映の時には、仕事帰りでもせっせと通ったところで、なじみのある街。ふらりと足を伸ばしてみました。
高槻城跡公園に着くと、模擬店やらいろいろあるものの、会場地図もなく、場所がわからない。
ライブ開始予定の３時になりかけていて、いつも余裕を持って行動できず、ぎりぎりにしか着けない自分にあきれながらも、映画のファーストシーンを見逃したくない切実さと同じくらいの焦り具合。
事務局らしきテントで、ずいぶん奥の方ですよと教えられ、思わずダッシュをかけて走る…。
公園の遠く、奥の方に、テントが一つ見え、近づいていくと、Keikoさんととっちーさんらしき姿が見えて、準備している様子。
無事間に合って、ほっとしながら、汗を吹いていると、お客さんの中に、ポニーテールの可愛らしい後ろ姿。
前回のDEPARTURESさんと同じライブに出演されていたTM Factoryのコーラスの千尋さん♪♪♪
結婚式の二次会で会って以来の再会で、楽しさ倍増♪
テントの前には、大きなテーブルがいくつかと椅子もあって、はじめは座っていたけれど、歌が始まると、もう座っていられない。立ちあがって手を振って、いっしょに歌う楽しさ♪♪♪
私はDEPARTURESさんのオリジナルが好きで、Keikoさんと一緒に、思い切り歌ってしまってて、
途中で、隣に録画している人がいることに気付いて、口パクに変更する💦。
「Stand Up For Shining」「Passage」とオリジナルが続いた後、
松田聖子の「Kimono Beat」、globeの「Feel like dance」。
Keikoさんの赤いベレー帽とジャンパースカートが可愛い。
（ベレー帽は暑くてすぐ脱がれてしまったけれど）
最後が新曲のオリジナル「I remember you」。
とてもきれいなメロディで、Keikoさんの闘病中に生まれた歌とのこと。
「ずっと見ていた背中の向こう 観覧車の夢」
「・・・突き進んでく 道が見えてくる」
聴くのはまだ２回目だけれど、少しずつ、身体にしみとおってくる感じで、
どんどん愛おしい曲になっていく予感。
最後の曲の時、Keikoさんが遠くの方を見て、なんか呼びかけてるので、
同じ方角に目をやると、KEIKOさんのお友達がイソイソとやってくるのが見える。
迷ってしまって、今になったとのこと。
「遅いやん♪」なんて、歌いながらも、声かけるKeikoさんが楽しい。
アンコールの声援と手拍子に快く答えて、「Feel like dance」をもう一回歌ってくれるお二人に感謝。
テントから少し離れたところに通りがかったおじさんにも、
globeどうですか？ってKeikoさんが歌いながら呼びかける。
こういうのも野外ライブの楽しさ。
青空とまではいかず、曇り空だったけれど、開放感があって、とっても気持ちよかった。
公園の端だったから、逆に見通しがよくて、遅れた人たちがやってくるのが見えたり、
通りがかりの人も見えて、その広さを目で見て、
Keikoさんの歌声ととっちーさんの奏でるシンセが、
広い空間に溶け込んでいくのを耳で聴いて、音楽に浸った。
今回、PAさんがおらず、自前で音響づくりをしなきゃいけないという大変な現場で、
苦労されていたけれど、始まってしまえば、逆境に負けないお二人の笑顔がすてきで、
ライブの後、いろんな人とおしゃべりもできて、心に残る味わい深いライブでした。
野外は天気が心配だけれど（翌日は雨で高槻食の文化祭イベントは中止になったそうです）、
随分前に行ったproject-Pさんのラーメン博や淡路島の花博でのライブは、
その時の天気や空の広さも覚えているくらいに忘れられない大切な思い出で、
野外のライブって、いいな、と思う。
野外ライブには、ライブハウス以上のものがあると私は勝手に思ってたりします。。。
ライブで聴く音楽は、心の大切なところで聴く…。
音楽に、体の細胞がざわめき、ときめく。
その記憶は、その曲を聴くたびに引き出され、ときめきは繰り返され、心の奥底に降り積もってゆく。
何年後であろうと、その曲のワンフレーズを聴いただけで、
きっと、この“音楽のしあわせな記憶”がよみがえるにちがいない。
「I remember you」…私の心の中に、大切な曲がまた一つ増えました…。
→ライブ映像（とっちー亭YouTubeへ）
このライブの時の「I remember you」歌ってる映像が観れます！
さらに遅れて、ライブが終わるぎりぎりに来られたお友達に向けて、
Keikoさんが、「終わっちゃったよー」って呼びかけるのが、
とっても可愛らしく、観るたびに、うるうるしちゃいます。
ぜひ観てみてください！
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