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音楽の散歩道番外編2「project-P」①「myself」

「鏡の中の私に問いかけ 
記憶の奥にいる私を探して 
肩の力抜いていつもより少し 
ゆっくり呼吸をして 
認めてあげよう 
この「私」を」

8月の半ばに、背中の骨を圧迫骨折するというケガをして、
痛みに耐えながら何週間も自宅療養するという憂き目にあった
project-Pのパンチョスさんにエールを送るべく、
project-Pの曲を、少しでも多くの方々に聴いてほしいと思い、
facebookで、「project-P勝手に応援隊」と題して、
曲紹介を数回にわたり、書いてみました。
(本人の了解はもらっていません。曲紹介といいつつ、歌詞紹介みたいになってしまいましたが、、)

せっかくだから、当ブログでも、新企画として挑戦しようと案を練っていたところ、
いきなり、番外編初回を日食なつこさんに奪われてしまいましたが(笑)、
導入ということにして、
本題のproject-Pの紹介を、これから折をみて、書いていきたいと思いますので、
どうぞよろしくお願いいたします!

つい先日、リミックスの完成版が、soundcloudで公開されたばかりの「myself」は、
project-Pの「青春3部作」の1曲だと私は思っています。(もう1曲は「self-addiction」)

青春は、いやがおうでも自分が気になり、
自分にこだわる季節。

うしろ向きになったり、つまずいたりしながらも、なんとか毎日をやりぬく。
そういう等身大の自分を、とにかく認めて、受け入れ、
そこから、次の新しい一歩を踏み出そうという感じの歌詞。

ちっぽけな自分の日常を出発点にして、
今、ここにある自分自身を受け入れ、そこから始めよう~
と優しく語りかけてくれます。

「夕日差し込む部屋」で「ゆっくり呼吸をして」自分を見つめ直し、
「違う場所を歩いて」「いつもと違うニオイ体中で感じて」息を吹き返す…。
五感に豊かに働きかけてくる歌詞に、心ざわめきます。

大サビの次のところが私はとりわけ好きなのです。

「誰より速く 
誰より強く 
running to my glory 
my glory そんな未来描いてた」

青春は、とめどなく、どこまでも背伸びしていく、、、
足元を見つめ、そこから出発しようと心に決めながらも、
高く高く伸びていきたい自分がいる‥。

この歌詞に、ものすごく共感する自分がいて、
ああ、私も、まだ自分の人生に諦めがついてないのだなあなんて思ったりします‥。

project-Pのボーカル、まりなっちさんは、やさしい声の持ち主で、
とりわけハイトーンボイスが美しく、透明感あふれ、この大サビのところは、魅力全開です。

さりげない歌詞が、切ないメロディにのって、
ビートのきいたリズムを伴い、
タンポポの繊細な綿毛のように、優しくふわふわと心にとびこんできます‥

2008年12月にボーカル入りでmuzieに公開された際のパンチョスさんのコメントでは、
「自分探しJ-Popですが、かなり好みな感じに仕上がりました」とのこと。

曲が生まれて8年経ち、今回、パンチョスさんは、トランスふうにリミックスしたとのことで、
また雰囲気が、がらりと変わりました。
雲の上で、はるか青空が広がる世界を、まりなっちさんの声が伸びていくようで、
ぜひ聴き比べてほしいです!

パンチョスさんがリミックスするにあたり、影響を受けたというsuncather「All I need」という曲を検索しようとして、
パンチョスさんの数年前のブログ記事「upliftingに懸ける夢」を見つけ、
トランスって何?と思う私には、とても参考になりましたので、
よかったらのぞいてみてください。

「myself」
Compsed & Arranged by project-P
Words:project-P
vocal:Marina
(3rd solo album “Proof of Love”に所収
5th solo album “Refined”にも、「myself(Refined)」として所収)

パンチョス氏の書かれた歌詞はこちら

2008年版は、muzieで聴けます→こちら

2016年リミックス版は→こちらsoundcloud 

高音質版は今秋リリース予定のCDで、とのことなので、楽しみです!!!

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