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No977『あなたへ』~海、そして海…~

健さんは主人公だけれど、旅の道中で出会ういろんな人たちの聞き手であり、その人たちの人生模様を浮き上がらせる媒介のような存在に思えた。 余白がたっぷりの映画。どの人物も細かく描ききることなく、人生の断片を描き、あとは観客の想像にゆだねる。健さんと田中裕子の夫婦にしても、田中裕子の過去については、その夫の存在がほのめかされるだけだ。 確かなのは、健さんの今であり、あちこちを旅していくうしろ姿、野球 . . . 本文を読む
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