in my room

静かなパラダイス

ジャケット…

2006年04月27日 | Weblog
その昔、レコード時代には“ジャケット買い”というものがあった。
サイズが小さくなったCDでは考えられないかもしれないが…
中身はどうでも良くてジャケットのデザインのみで購入。
部屋に飾ったり、インテリアの一部としての存在価値もあったのです。
有名なデザイン会社がガンバッてたりして…ヒプノシスとかね。
ジャズ系は洗練されていて、
ブルースやソウルは少々バタ臭かったですかね?!
僕の場合は貧乏性というかやはり中身第一で
ジャケットが良ければラッキーといった程度。

意識してジャケットを見るようになったのは、
もう少し後になってからですが、良いのがあるんですね。
特にこの2枚は大好き!中身も当然、サイコ~です。



まず、ポール・サイモンの「There Goes Rhymin' Simon」(1973年)。
サイモンとガーファンクルのツッコミの方(違うか)
これは個々の曲のイメージをグラフィックで表現しているんですね。
これ、相当ウマいです。
素晴らしいデザイン・ワークで同業者としては嫉妬レベル8くらいかな?
そして、この頃からワールド・ミュージックをやってるんですね!
ビックリです。音楽性はさすがに凄い。
ギターも上手いし、レベルがちょっと違いすぎますね。
彼はオタク…いや天才です!



そしてジョニ・ミッチェルの「夏草の誘い」(1975年)
才女とはまさにこの人のこと。
ジャケットの絵とデザインも自分でやってます!
この才能は本当に素晴らしい。
画家としてもデザイナーとしても詩人としても超一流。
もちろん歌い手としても…凄すぎる。
まず食うには困らん。何をするにも意識が相当高いと思われる。
中身も凄いです。ずらりと並んだ第一級のジャズ・ミュージシャン。
レコード会社は売れ線狙いで甘~いラブソングを常に希望するのですが、
完全に無視して独自路線行ってます。
勇気あります!立派です!!
最近あまりのレコード会社のアホさ加減に切れて
さっさと引退してしまいました。
拍手喝采!まさにアッパレ!です。

ジョニ・ミッチェルについては
またの機会に詳しくご紹介したいと思います。
とても好きなので…



『おこしやす!人生相談』