という邦画(2007年)をDVDで観ました。
面白いな~~~、これは。
これはメチャメチャ面白い!
脚本・監督=松尾スズキ。
そしてクドカン出演!!!
「大人計画」いいっすね!
病院の話。シリアスな話。でも笑える。
このあたりの“微妙な線引き”が上手いよなぁ(感心!)
主演は内田有紀。ええっ?…あの内田有紀?
この人、近頃どんどん良くなってきている!
今回は「汚れ役」を通り越して「壊れ役」。
内田有紀には「健全で伸びやかで健康的なイメージ」があるので、
最初のうちは、どことなく違和感を覚えていたんだが…
しかし、観終わった後では、
この「健全で伸びやかで健康的なイメージ」が
この映画の“救い”となっていることに気づく…という仕掛け。
内容とは相反して、とてもすがすがしい気分になる。
意識的に狙ってますね、そのあたり?!
内田有紀~ほとんどスッピンでも美しい~立ち姿もキレイ。
そして蒼井優ちゃん◎!
ハズせないねぇ、この人は…
何とも言えない存在感、そして華がある。天性だな。
ポッチャリした雰囲気が好きなんだけど、
この映画では役柄上、
ものすごくシェイプされて出てくる。(驚!)
鋭角的…カミソリのような…今回は凄いですゾ!
大竹しのぶ。
今までは(白々しい)大げさな演技が鼻について嫌いでしたが、
今回は◎+α!!!すんません。見直しました。サスガ!
あまりに凄すぎて(上手すぎて)、主役を喰っちゃいましたなぁ。
その他キャスティングもいい。
塚本さんとか庵野さんとか…
しりあがり寿さんも出てる。
ハリセンボンの地味な方、オモロイ!
エンディング曲、LOVESの「Naked Me」。
これがまた良い!ライトなストーンズみたい?!
近頃は邦画がどんどん面白くなってきているようですね。
これは例えると江戸時代の浮世絵のような文化レベルじゃないの?
この映画は一見、いい加減&ハチャメチャな印象ですが、
実は緻密に計算され、制御された知的な演出が光っている。
最近は洋画はちょっと観る気がしない。
どうも大ざっぱさが目につくんです。
日本人の持つ緻密な構成力と美意識、レベルが高いと思います!
日本野球沈没!ボロボロ!
残念というよりもシラけましたね。
日本の野球はこんなもんかい?
どことなく男子サッカーと状況が似ているような…?
なんかね、最初からベンチの雰囲気が全然盛り上がっていない。
見ていてつまらないチームなんだよね。
今回はイチローのような“激しいチーム・リーダー”が不在。
お金持ち軍団がお互いに刺激しあうこともなく、
みんな淡々と「シラーーーッ」と野球をやってましたな。
全然打てないし、守備も大ザル…
星野さんの求心力も?
この人、根は“ナニワ節”ですからね。
そういうの通用しないんですわ、世界では…
出る度にボコボコで自信喪失している岩瀬を同点で使うか?
藤川は7回ではなく9回のクローザーだろ?
7回は上原。北京のキーマンは復活・上原でしょ?
上原ならベンチは盛り上がるし、勝機も出たんでは…?
最後にもう一つ。
試合終了後に両国選手が労をねぎらって握手をするのだが、
韓国は選手や首脳陣が星野さんに帽子を取ってお辞儀をしていた。
これは歴史のある日本野球に敬意を表しているからであろう。
しかし星野さんは帽子も取らずに、
悔しさをあらわにしてふんぞり返りながら握手しとった。
フェアプレイの精神もどこかに置き忘れたようですね?
失望しましたぜ!
勝つには勝ったけど…
絶対的エース上野、1日2試合オール完投。
2試合とも延長で合計21回、投球数318球。
今日のアメリカ戦にも出てくるでしょう。
僕には考えられないけど、ね。
打線が今イチで負ければ終わり、
何としてもメダルをという気持ちは解るけど、
投手は上野だけではない。
たとえ負けても“継投”が妥当だと思うなぁ。
チーム・スポーツなのにこれでは
上野一人で取ったメダルになるんではないだろうか?
それでも勝てばいいと言われればそれまでだけど…
チーム・メイトの心境やいかに…?
たまには打線爆発しないとね~アメリカ相手じゃ無理か?
昔、高校野球でまだ弱かった頃の沖縄代表が
夏の甲子園の決勝に残って、
肘を痛めて投げられる状態ではないエースに監督が
「郷土の期待に応えろ!」「腕が折れても投げろ!」
と言って結局敗退した事を思い出しました。
そのエースは将来を嘱望されていましたが、
肘の故障で大学でも苦労して外野手に転向。
プロ入りを果たしましたが消えていきましたね。
状況などは異なりますが、
日本人のメンタリティというのかな?
そういう部分にはどうも共感できません。
合理的かつ科学的な根拠に基づいた「根性」でないとね!
上野とは誕生日が同じ。
この人も起伏に富んだ人生なのかな?
北京で燃え尽きないことを祈ります。
限界があるんではないだろうか?
オリンピックを見ていてそんな事を感じました。
大舞台に強くて、世界と戦えるのは
基本的に“ヤンチャな奴”
“オンとオフの緩急を自らコントロールできる奴”ではないかな?
要するに「ずっとやる奴」ではなくて、
「やる時にはやる奴」なんではなかろうか…?
そういう奴が本番にピタリとピークを持って来れるんではないかな?
よくわかんないけどね???
さっき栄でお昼を食べてきました。
人はたくさん出ていましたが、交通量が少ない。
街は静かでゆったり…お盆モードです。
暑さを除けばこの感じは悪くない…
ワタシもすっかりお盆モードに突入してしまいましたわ。
仕事あるんだけど…(嘆)
イギリスの“ビートルズおたく”なら
アメリカの“ビートルズおたく”はこの人。
まぁ、トッドの場合は
“ビートルズ”やら“おたく”やらを通り越して“奇人・変人”の域。
まさに金メダル級!ブッチギリです!
いわゆる“変わり者”“危ないオッチャン”なんですが、
押さえる所はシッカリ押さえているという
「頭脳愉快犯」的な“天才”なんですわ(感心)。
「キミたちの好きなのはコレでしょ?」
「でもやらないよ!」といっていつも騙される。
この人は“Macおたく”でもあって
変な映像やら音楽ソフトを作ったりもしていて、
マルチ・クリエイターぶりを遺憾なく発揮。
しっかり他人のプロデュースもやってます。
デビューはNAZZ(ナッズ)というグループ。(1968年)
驚くべき完成度。ジャケットはどこかで見たような?
ビートルズのパクリだけど、実力はビートルズ以上かも?
1曲目の「オープン・マイ・アイズ」からスゴいです。
なんという疾走感!めちゃめちゃカッコいい!
ソロ3作目、超名盤「Something/Anything?」(1972年)
トッドにハマるのはたいていこの2枚組アルバムからでは…?
ええ曲書くなぁ、この人は…といってみんな騙される。
ソロ5作目「TODD」(1974年)これも2枚組。
僕はこれが好きなんです。「ポップ」と「実験」が程よくミックス?!
音楽性の広さを改めて感じさせられます。
しかしこの人は解らない。
ライブをやりたくてプログレ・バンドの「ユートピア」を結成したのに、
ジャケットを含めて“もろビートルズ”といったアルバムを出してみたり…
日本編集のバラード中心のベスト盤。
現在はもっぱらコレをかけてますかな?!
一度だけこの人のコンサートに行ったことがあるんです。
忘れもしない渋谷公会堂の一番後ろの席ですぐ後ろが壁!
人の頭でよく見えませんでしたが、いろいろやってましたよ。
この時はたった一人でやって来たんですが、
映像やら打ち込みやらエレキ・ギター「ギュ~~~ン」やら全部一人で切り盛りして、
「このオッサンようやるわ!」といった驚きの一時でした。
トーキング・モジュレーターなんかも使ってたかな…?
現在、彼はハワイに住んでいるようです。いいなぁ。
しかし、トッドとハワイはどう考えても結びつかない…
アラスカなら解るんですけど、ね。(笑)
ロジャー・ニコルズとトニー・アッシャーが書いた
「オールウェイズ・ユー」(1967年頃?)という曲がとても好きなんです。
なんともいえない! メチャメチャいいなぁ!
あまりレコーディングされていないようなので、
どうしてこんなにいい曲に日が当たらないのかな?と思っていました。
ロジャーニコルズ&SCOF「フル・サークル」(2007年)
そもそもこの曲の存在を知ったのも、
最近出たロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ(SCOF)の
40年ぶりの新作、「フル・サークル」に入っていたからなんです。
ピアノから始まる優しくて穏やかなアレンジ、そして抜群のコーラス。
さすがにSCOFはとってもお洒落~歌詞も素敵です。
いろいろ調べてみたのですが、やはりあまり知られてはいないようで…
ザ・サンダウナーズ「キャプテン・ネモ」(1968年)
https://www.youtube.com/watch?v=fjlte3uAgKE
ドミニク・ディミエリ率いるザ・サンダウナーズ。
アルバム「キャプテン・ネモ」でこの曲を取り上げています。
トランペットから始まって、絶妙のメロディにコーラス・ワーク!
ドラムがビシッビシッと決まっていて、劇的な印象のあるラブ・ソング。
来ますねぇ、ググッとハートに…メロディがスゴいわ!
このグループは音楽性、演奏力が恐ろしく高いなぁ~いいグループです。
レコード会社が“サイケ・ポップ命”の「レブ・オラ」。
このアルバムは素晴らしくいいデキ◎!ちょっとビックリです!
4年に1度の真夏の祭典、「日本ガンバレーッ!!!」…
と、言いたいところなんですが…
選手・役員総勢“576人!”だそうで、日本は…トホホ
いくらなんでも、多過ぎないかい?!
まさか税金じゃないよね?!
「国庫補助金」という税金が使われているんですよ!
知ってましたか?
その内、世界レベルは何人いるんだろうか…?
何人テレビに映るねん?
途中棄権やら36位とかいうの、止めてね!
選手はまだいい。
日々厳しい練習に明け暮れているわけだし、
選ばれたからには思う存分、北京で暴れてほしいと思うけど、
問題は“役員”なんですわ。まさか天下り?
この人達はいったい何をしに北京に行ってるんでしょうか?
選手総勢が339人(男170:女169)だそうで、
監督・コーチを入れたらそのくらいの人数になるのかなぁ?
聞くところによると、
“役員”は高級ホテルに宿泊して、観光三昧だそうで?!
さぞ一杯お土産を買って帰るんでしょうなぁ…?
「ガンバレーッ!!! 平和ボケ日本!」
世界レベルは高いですゾ!
“ビートルズおたく”天才!ジェフ・リン率いる
“電気オーケストラ・ポップ・ロック”バンド。
真夏の打上花火のような…華やかでお洒落で楽しくて…ワクワク・ドキドキ…etc.
そしてググッと心を揺さぶるキャッチーなメロディ~完璧!
こんなグループは見た事ない!
唯一無二のスーパー・グループ。
1970~80年代にかけて、まさに向かうところ敵ナシ!
3枚組ベスト盤「アフターグロウ」。
ホントいい曲ばかり…うっとり(溜息)
さすがにビートルズを研究し尽くしているだけあって、
「フムフム…」と唸ってしまうような素敵なフレーズが次から次へ。
いきなり「エリナ・リグビー」に「カム・トゥゲザー」…そのまんまですがな!
日本でもドラマやCMでよく使われていました。
近いところではフジの「電車男」…「トワイライト」~上手い使い方でしたね!
電飾の秋葉原+おたく男+伊東美咲~現代のおとぎ話ですなぁ。
パフィも「ドント・ブリング・ミー・ダウン」をカヴァーしていましたね。
これは日本の“ビートルズおたく”奥田民生の仕業ですな。
しかし…
当時から感じていたのですが、
“電気オーケストラ+シンセ”の音が聴いているうちに飽きてくる。
だんだんとチープに感じてくるんですわ。
ダンス・ミュージックも意識した作りなので
仕方ないのかもしれないし、
それがなければELOではなくなるんだけれど…
メロディが素晴らしいので生のオーケストラなら深みが出るし、
もっとシンプルにアコギとピアノだけでも十分いけるのになぁ…
そのあたりはジェフ・リンもよくわかっていて、
「トラベリング・ウィルべリーズ」(今回は省略)へと
繋がっていったんでしょうかね?
レーザー光線が飛び交う視覚的なパフォーマンスも圧倒的で
コンサートの人気も超絶大!
一度だけの日本公演は現在でも“伝説のコンサート”と語り継がれています。
想像するに、さぞ楽しかったでしょうね?!