in my room

静かなパラダイス

読書…

2006年04月14日 | Weblog
どこでどう間違えたのか幼稚園(親の意向?)の時から高校3年まで
ビッシリとスポーツをやっていた。
水泳に始まって野球にハンドボールにラグビーまで。
信じられないでしょ?!
それもかなり厳しく…今思い返してもシンドかったなぁ。
ドンくさいのに我ながらよくやったもんだ。
今の体型は言いっこなしということで。
当然、頭の中も体育会で恥ずかしながらまともに本を読んだ事がなかった。

大学に入ってこれはいかんと思い立ち、
1年の時には図書館に入り浸ってロシア、フランス、英米文学を片っ端から…
というのはウソだが、文学部の授業にはよく出席していた。
しかし、席は法学部…これが後々苦労することになるんだが~今回は省略(多汗)


T・カポーティの短編集。
これでハマった。今だにパラパラやってます。

2年になり、何か表現することがしたくなって美術クラブに入った。
居心地が良いところでグラフィックなどに興味を持ち出したのはこの頃から。
本もけっこう読んでいた。
英語の授業で好きな先生がいて、トルーマン・カポーティを原書でやるんだが、
あまりの文章の美しさにびっくりしてしまい、
コツコツと辞書を片手に自分なりに訳したりしていた。
韻を踏むというんでしょうか、単語の語尾の音が揃っているんですね。
これは日本語訳ではちょっと出せない。
日本語でも感動するんだから原書の素晴らしさといったらそれはそれは。
スタインベック、フォークナー、サリンジャー…モームはよく解らんかったけど。
中でもフィッツジェラルドの文章は格調があり素晴らしいと思った。
元々、欧米の音楽や映画が好きで
中学時代からビートルズなどの歌詞をいい加減に訳したりしていたので
わりとすんなり抵抗なく入っていけた。
これらの作家は映画化された作品も多いので二度楽しめることになるし、
よく解らなかった所を確認できることにもなる。
登場人物の名前などがゴチャゴチャになるんですね。
しかし、ずいぶん暇だったんだなぁ、当時は。


フィッツジェラルド渾身の一作「グレート・ギャツビー」の映画化。
映画の方は普通?
1920年代の時代考証とラルフ・ローレンの衣装はGood。

現在は長い小説を読む根気がない。
仕事中心の生活だからなのか?いわゆる活字離れですね。
自分の事で精一杯で他人の私小説まで付合っている余裕がないのだ。
短・中編やエッセイなどは好んでよく読んではいるんだけれど、
日本のものなどまとまったものが読みたいと思う。
一ヶ月くらいどこかにこもって読書三昧なんて…いいですな。
でも、これは年寄りになってからでもいいかな?!

さぁ、週末!読書しようっと。
仕事でしたか!