in my room

静かなパラダイス

引きこもり…

2006年09月28日 | Weblog
♪ラーラ、ラーラララ、ラララ~♪
「引きこーもりのー一日♪」
サザン・オールスターズの「勝手にシンドバット」のサビでございます。
ここのところ、毎日こもってレイアウトなんぞやっております。
「レイアーウトのー毎日♪」でもOKです。

う~ん、全然気持ちに余裕がない!

「むぅあいにち、むぅあいにち、オイラはレイアウトぉー♪」
これは「泳げたいやきくん」のメロディーでどうぞ!

というわけでブログやりたいんですがサボっております。
お昼は向いのお弁当かコンビニ。
阪神タイガースも頑張っていますが、今年は非常にキビシイ!
名電の堂上くんもクジで中日に行っちゃったしネ。
昔から気分転換がヘタな口で毎日モゾモゾ…とっても地味な生活です。
買い物でもしたいんですけど、なかなか出歩けない。
秋なので気の利いたシャツの一枚でも買いたいんですが…CDもわんさか欲しい!
「なんか、いい事ないかな~」なんて考えながら仕事してます。

しかし、愚痴を言っても仕方がない。こんな時期もありますわね。
そういえば「オーラTシャツ」も手付かずのまま…
大きく風呂敷を広げたまではいいのですが、これはいけません!
必ず作って皆さんにお配りしますので気長にお待ちを!

ブログは楽しみなので休みもありますが細々と続けます。
気が向いたら時々覗いてくださいね!

で、明日からも
「引きこーもりのー一日♪」「レイアーウトのー毎日♪」
♪ラーラ、ラーラララ、ラララ~♪
またお会いしましょう!ほなサイナラ~ッ!


ニューヨーク・メッツ…

2006年09月20日 | Weblog



僕は阪神タイガースの(熱狂的?)なファンですが、
アメリカ・大リ-グはもう一つよく解らない。
というのも選手の移籍がひんぱんで、
年度が変われば全く別のチームになっているというケースが多々あって、
どうも特定のチームを応援するという気になれない。
日本人選手の活躍などもそれほどは興味がない。
日本人選手も向こうに行くのは有名選手ばかりですから…


ビールではなくてシャンパンかけですね。

ニューヨークといえば「ヤンキース」ですね、やはり!
どうも嫌いなんです。有名(メジャーなもの=権威)なのはダメですね、性格的に。
松井秀樹には頑張ってもらいたいですが…
ニューヨークでも応援するならメッツの方。
ここは弱小ですが、たまに大ブレーク!
その辺りがなかなか “マイナー好き” にはたまらない魅力。
2000年にワールド・シリーズに出ましたが、
その時の監督がボビー・バレンタイン(現・ロッテ監督)。
ヤンキースとのニューヨーク対決では1勝4敗で優勝を逃した。
地下鉄で両方の球場に行けるので “サブウェイ・シリーズ” と言われていました。
現在は日本人では入来裕作が在籍。(マイナー契約ですけど)
かつてはあの“新庄さん”も2年間ほどいましたね!


トム・グラビン
この人の投球は野球は頭でやるものだと認識させられる。

さて、今年のメッツですがナショナル・リーグ東地区優勝。
ブッチ切りだったみたいですね!
このチームも大型補強で昨年のチームとはまるで違う。
やはり強くなるには金、いやな世の中ですね。
これではヤンキースと何ら変わらない。
広島カープを応援したくなる。
アトランタ・ブレーブスから今年移籍した40歳の左腕、
トム・グラビンのクレバーな投球は “ハンカチ王子” とちょっとかぶる。
打者も移籍してきたベルトラン、デルガドなど強打者がホームランを量産。
このうちの一人でも阪神タイガースにいればなぁ、なんて思うけど…
まぁ、こんな超メジャー級はまず来ない。
金も出ない~5年契約で100億円以上ですからね!


カルロス・デルガド
プエルトリコの英雄、阪神に欲しいなぁ…

ニューヨーク・メッツは1962年の球団創立、
当初は負け続けて“お荷物球団”でした。
それが1969年に突如ワールド・シリーズを制し “ミラクル・メッツ” と呼ばれた。
優勝を決めた翌日の天気予報では、
「今日のニューヨークの天気は、晴れのち曇り、ところにより紙吹雪が舞うでしょう」
とアナウンサーが語ったそうです。
僕はこういうスポーツ物のこぼれ話というか逸話が大好き。
日本と違って “粋やな~っ” と思いますね。
スポーツ・ジャーナリズムも確立されていて “成熟した文化” だなと思う。
アメリカのスポーツ映画はハズレが少ない…というのは本当。
人間の “生き様” がしっかりと描かれているからだと思います。
ロバート・レッドフォードの「ナチュラル」とかね、良いんですわ。
時代背景も良いし…また観たくなってきました!


吉田美奈子&鈴木茂…

2006年09月19日 | Weblog

「シュガー・ベイブ」や「はっぴいえんど」
を聞いていると、必ずたどり着く人達がいる。
本日はそのあたりを少々…



「扉の冬」吉田美奈子(1973年)
この人は現在でも熱狂的なファンを持つシンガー・ソングライター。
高校時代の友人のS君(当時サッカ-部)も
レアな限定版のクリスマス・アルバム(だったかな?)などを持って来て、
「ええわぁ~、美奈子は最高やぁ~」と
コテコテの大阪弁で熱く語っていたのが思い出される…どうしてるかな?
山下達郎のアルバムでは作詞、バック・コーラスで参加。
ファンキーもいける、シットリもよろしい。
個性的ですが、ハマればとことん追いかけてしまう、そんな魅力がある。
このアルバムは、バック・ミュージシャンが「キャラメル・ママ」。
先日登場した荒井由実の「ひこうき雲」のメンバー。
細野さんとか松任谷さんとかあのあたり。
これがまた素晴らしいサウンドなんですわ。
アルバムのタイトルにもなっている「扉の冬」という曲は
僕の冬のマスト・アイテムとなっている。
今はまだ秋口なので、出番はないですけど…
冬が来たなぁ~としみじみ感じる素敵な曲…アレンジ出色!



「バンド・ワゴン」鈴木茂(1975年)
「はっぴいえんど」「キャラメル・ママ」のギタリスト。
上の「扉の冬」でもギターを弾いている。
「バンド・ワゴン」…最近このアルバムがどういうわけか再評価されている。
ジャケットは派手目で70年代グラサンで決めていますが、
本人はいたって地味で職人的な人だと思われる。
ロサンゼルス録音でバックは西海岸の腕利きミュージシャンがずらり。
ビンビンにファンキーにグルーヴしている。(意味わからん!)
当時は海外録音はまだ珍しかったんではないかな?
作詞:松本隆 作曲:鈴木茂。
お馴染み松本隆は「はっぴいえんど」のドラマーで作詞家。
後年は松田聖子らの作詞で大活躍。「赤いスイートピー」とかね。
鈴木茂ですがリトル・フィートのローウェル・ジョージばりのギター・プレイは
ボトル・ネック奏法や指弾きなど繊細で多彩。
やっぱりアメリカ西海岸の香りがする。
ギタリストですが7枚ものソロ・アルバムを出している。
冒頭から「砂の女」「八月の匂い」…
安部公房や藤田敏八(分るかな?)の世界?
全然そんなことはない。
「はっぴいえんど」っぽいポップなウエスト・コースト・サウンド。
ギターも軽やかにファンキーにビシッと決めていて、
カラッとした秋晴れのドライブには最適の一枚でしょう。


会社案内のアート・ディレクション…

2006年09月15日 | Weblog
今日は朝から老舗企業の社内撮影があり立会ってきました。
先程戻ったばかりです。
会社案内のパンフレットやDMに使用する写真を撮りに行ったというわけです。
(パンフレットといっても今回はハード・カバーの豪華な企画物で、DMもかなりの凝り様)
こういう撮影はかなり特殊です。
ロケハンができればいいのですが、たいていの場合は行ったとこ勝負で
撮影時間もそれほどあるわけではないし、
皆さん仕事中ですから基本的には邪魔にならないように振舞わなければならない。

カンプ(=完成見本)を作ってあるので、
だいたいのカット数やアングルなどは把握できていますが、
担当者の社内調整力なども関係してくるし、
社内の感じが予想通りでなかったりキモを冷やすことが多い。
今日は上出来の部類ではないかな?!

駆け出しの頃の失敗談ですが、
こちらでいろいろと考えているプランがあって(血気盛ん?)、
現地でカメラマンとあれこれと撮影アングルの相談などをしつつ進めていたのですが、
“時間切れ!”で1日粘って5カット程度という事態になったことがある。
ある程度のページ数があると、これでは写真が全然足らない。
仕事風景は“ヤラセ”では日常を切り取れないですしね…
その時は無理を言って、もう1日撮影日を設定していただいたのですが、
これはあってはならないことです。
カメラマンもやりにくかったと思います。
それ以来、最初に撮影の概要と趣旨の説明だけをして、
後はカメラマンに自由に動いて撮ってもらうことにしている。
ごちゃごちゃ口出しをしているよりもカット数を確保したいんですね。
ですから、気が付いたところはいろいろと聞いてもらっていますが、
近頃は三脚などの荷物持ち程度の露出度です、僕の場合…

でも、老舗の会社はいいですね。
若手も多いんですが、オフィスがわりと古くて
そこのミスマッチ感がなかなか良い。
よく外は通っている場所なんですが、やはり中は異空間でしたね。
社員食堂も、昔ながらというかいい味出してます。
お昼をそこで食べたのですが家庭料理のようで
見た目は質素でしたがとても美味しかったです。

撮影にはオフィスは新しくてきれいな方がいいのですが、
気持ち的には古~い感じの会社が好みです。
今回のカメラマンは東京時代にたいへんお世話になった方で
久々に仕事をすることができました。
いいものが上がってくるでしょう、楽しみです!


ドリーマーズ…

2006年09月14日 | Weblog
ベルナルド・ベルトルッチ監督作品(2003年 英・仏・伊映画)。
前から観たいなと思っていて、
偶然にも一昨日BS放送でやっていて観る事ができた。
新しい映画なので観た方もいらっしゃるんではないでしょうか?
名古屋の映画館でやっていたんだろうか?


この女優さんもどうも今イチ…
ルイ・ガレルという俳優(左)はなかなか良い。

なんか、もう一つなんだなぁ…
「やっぱりな」という感じです。
ベルトルッチの映画はいつもそうです。
オープニングは“これは!”と思わせて期待大だったんですが、
主演俳優(マイケル・ピット)が出てきたとたんに“アカン!”と思った。
パリのエッフェル塔が画像処理でトリコロールに塗られていて、
寄りのカメラが上からスーッと降りてくる。
そして音楽がジミ・ヘンドリックス~ものすごく期待しますよね!


着想は良いんだが…

舞台は1968年、5月革命前夜のパリ。映画狂の男女3人の話です。
男2人に女1人はヌーベルバーグの定番、定型ですね。
この映画ではフランス人の男女が双児でもう一人の男がアメリカからの留学生という設定。
パリのシネマテークという映画館が閉鎖されて
館長のアンリ・ラングロワが更迭されることに反対した学生達が
デモをやっているところから映画が始まります。(本当にあった話です)
トリュフォーやゴダール映画でお馴染みの俳優、
ジャン・ピエール・レオ(友情出演)がビラを撒いている。
68年にジャン・ピエール・レオが同じ場所でアジっているモノクロの記録映像がかぶる。
忠実に再現しています。よかったのはこのあたりまで。
音楽もジミ・ヘンにジャニス・ジョップリン、
ドアーズにボブ・ディランと最高にいいんですが…曲に映像が完全に負けとるがね。
トリュフォーの「大人は判ってくれない」のテーマ曲が流れた時にはゾクッときました!

ベルトルッチは日本でもインテリ層などにはとても評価の高い監督ですが、
僕はもう一つ好きではない。
何と言うんでしょうか…「リアリティ」がないんですね!
映画は作り物ですし、虚構の世界ですから
「リアリティ」はなくて当然なんですが、
「映画の中のリアリティ!」とでもいいましょうか、それを感じない。
サム・ペキンパーやルイス・ブニュエル、ヒッチコックにゴダールでもそうですが、
どんなに荒唐無稽な話でもそこには「映画の中のリアリティ!」が強烈に存在する。
僕が惹かれるのはそういう部分です。かなり抽象的ですが…
その監督でしか成し得ない、表現し得ない“文法”あるいは“文体”みたいなもの…ですかね?



ベルトルッチなんですが、
「革命前夜」「暗殺の森」「暗殺のオペラ」「1900年」(なんと5時間!)
「ルナ」「ラスト・タンゴ・イン・パリ」「シェリタリング・スカイ」
「リトル・ブッダ」などを観てもそう感じました。
なんかググッと来ないんですね。
頭が先走っていて身体とのバランスが取れていないといった印象を受けます。
「ラスト・エンペラー」は良かった?ほとんど忘れてしまいました。
それから使う俳優がもう一つですね、いつも。
話題性はあるのですが、どうもフィットしていないように思います。

この映画では昔のいろいろな映画のシーンが挿入されます。
ゴダールの「はなればなれに」という映画で
ルーブル美術館の構内を3人の男女が疾走する有名なシーンが出てきますが実に素晴らしい!
瑞々しくてほんとうにワクワクする夢のような素敵なシーンです。カメラ・アングルも良し。
やっぱりゴダールはいい!この映画を観てそう思いました。


秋晴れ…

2006年09月11日 | Weblog

今日は秋晴れ。
暑くなってきそうですが良いお天気です。
以前より仕事を朝方にシフトしいますが、
この明るさはデザインをする上で得難いものがある。
夜の方がはかどるのかもしれませんが、
自然光の下で活動していくのは、
精神的にも健全さを保つ上で必要なのではないかと考えている。

ここのところは土日もなんやかんやと潰れてしまう。
気分転換ができませんが、
この時期は仕方ない。前向きにやっていくつもり。

ブログは本日はお休みにします。
パソコンのキーボードにコーヒーをこぼしてしまい、
動かないキーがチラホラ。
昔は焦っていましたが、最近はこんなこともある…という感じ。
でも、買わないといかんなぁ…あ~面倒くさ!


ノエル・カワード…

2006年09月08日 | Weblog

先日ご紹介した「ミニミニ大作戦」では、
貫禄のあるイギリスの泥棒集団のボスを演じていた。
12才でプロの子役として舞台に立って以来、
俳優、脚本家、演出家、作曲家と
マルチな才能を発揮して大成功を収めている。



ノエル・カワード(1899-1973)
1920年代イギリスのジャズエイジに登場した新しい若者。
パーティにドライブにファッション…
第一次世界大戦後、若者が享楽的な人生という新しい価値を主張し始め、
これまでの厳格な価値観からの開放を願っていた時代。

彼の書く洗練された恋愛劇は若者に圧倒的に支持され、
どの作品も大当たり。時代の寵児と謳われた。
芝居は鮮度が大切と考えて、ロング・ラン興行を極力嫌ったとか。
その分、多作で書きあげるスピードも早い…
“努力”などという言葉は彼の中にはなかったでしょう?!
好友関係も広く、エリザベス・テーラーやマレーネ・デードリッヒは
彼の大ファン、彼の作品に出たい、あるいは共演したがったそうです。
当時のチャーチル首相とも仲が良かったとか。
「人生はパーティ。私は見せかけやうわべを愛する。」と言ったように
彼の書くものには“汗”や“労働”“青春の叫び”なんてものは出てこない。
最も嫌ったものが「悲しみの舞台」である“戦争”でした。
ですから第二次大戦時には「非国民」と批難されるも、
チャーチルは「あんな奴が戦争に行っても役に立たん!
一人くらい恋だの愛だのと歌っている奴がいてもいいじゃないか」
と旧友を庇ったそうだ。


自作・自演「私生活」(1930年)
左はガードルート・ローレンス。

彼のスタイルはメンズ・ファッションにも影響を与えた。
首にスカーフを巻く、アスコット・タイは彼がはやらせたもの。
タートルネック・セーターも彼が舞台で着たのが流行の発端だそうです。
「007シリーズ」の主役が決まったショーン・コネリーが
まっ先に彼のもとにファッションの相談に来たのは有名な話。


「夕なぎ」(1967年 ジョセフ・ロージー監督)
左はエリザベス・テーラー。

彼は、真剣に人や国を愛したり、人生に悩んだりすることを極端に嫌った。
彼が愛したものは、「気ままな生活」そしてある種の「軽薄さ」。
「現代という時代が嫌いになった」と言って、
50年代にバミューダ島に移住。映画出演も特別出演程度に。
生涯結婚せず、独身のまま亡くなりました。


荒井由実…

2006年09月07日 | Weblog

「ひこうき雲」(1973年)

しかし地味なジャケットだなぁ、これは。
この方がいいんです、この人は…

少し年の離れた兄がボブ・ディランやローリング・ストーンズが好きで、
僕もつられてよく聴いていた。
日本では、吉田拓郎や井上陽水、ガロに猫(知ってます?)などなど…
すごい世界(詞とか)があるんだなぁ、と子供心に思っていて
漠然と下宿生活や大人への憧れみたいなものを抱いていました。


「ユーミン・ブランド」
真ん中に3Dのメガネが付いていて、
それを掛けるとちゃんと写真が見えるという凝ったジャケット。
ボクシングの輪島功一が写っていたり楽し気な雰囲気です。

荒井由実。
たぶん深夜ラジオで初めて聞いたんだと思うけど、
“ムムッ、これは…”という感じ。
初めて買った日本のアーチストのレコードが
「ユーミン・ブランド」という初期のベスト・アルバム。
中学生の頃です。
日常の部屋の空気の匂いや重さ、
窓の外の景色が違って見えたのを覚えています。
上手くはないけれど独特の歌い方と深い詞の世界、
何より今まで日本のアーチストには感じたことがなかった
“ハイカラさ!”に参ってしまった。
当時は詞の理解力などもなかったけれど、
いくぶん大人になって改めてその詞を読んでみると、
内省的な感受性と繊細さに驚きました。

ファースト・アルバム「ひこうき雲」。
やっぱりこれが一番良い!
今でもよく聞いています。
ユーミンのアルバムはこれだけあればいいというくらいです。
地味なジャケットが良いし、
バックのミュージシャンが「キャラメル・ママ」!
ベース●細野晴臣
キーボード●松任谷正隆
ギタ-●鈴木茂
ドラム●林立夫
「はっぴいえんど」の延長ですね!
5曲目の「きっと言える」という曲は
イントロの細野さんのベースがいいんですわ!


このメンバーは「ティン・パン・アレイ」というグル-プ名で
「キャラメルママ」(1975年)というアルバムを出している。
しかし、ややこしいなぁ!
山下達郎、大貫妙子、荒井由実、高中正義、南佳孝、桑名正博が参加しています。
仲間の寄り合いみたいな雰囲気のアルバム。後のYMOの気配も感じますね。

ユーミンは後にだんだんと派手で豪華、
大掛かりになっていくので
全然ついて行けなくなってしまいました。
長くやっていく上では必要なんでしょうね?
マンネリになってくるし、
ファンの要求もどんどんエスカレートしてきますから…
初期の地味な頃がやっぱりいいですね。


ミニミニ大作戦…

2006年09月06日 | Weblog


若きマイケル・ケインが格好いい!今は太めのオヤジ…

お盆に東京で活動しているイラストレーターのO君が久しぶりにやって来て、
何か面白い映画はないか…という話になった。
「黄金の7人」やら「バーバレラ」やらいろいろ出て、
“あっ、そうだ!”という感じで「ミニミニ大作戦」(1969年)が出た。
彼は車が大好きなのでもちろん押さえていたが、
僕はすっかり忘れていて、
“そういえばあったなぁ”“最近シャーリーズ・セロンでリメイクした?”
という展開になって、安くDVDが出ていたのでさっそく観る事に。


チューン・アップされたミニが大活躍!

いいですね!やっぱり!60年代の映画!
オープニングから身を乗り出して魅入ってしまいました。
イギリスの泥棒集団がイタリアのトリノで金塊を強奪し、
3台のミニ・クーパーに金塊を分散して逃げるというお話。
原題は「ジ・イタリアン・ジョブ」(「The Italian Job」)。
意図的に交通渋滞を引き起こして、
小さなミニが道なき道を逃げるところがこの映画の見どころ。
当然SFXは無し。すべて実写でやっている~スゲェ!
最初はミラノで撮影予定だったそうですが、都心での交通渋滞はNG!
許可が降りずにトリノに変更。
トリノはフィアットの本拠地なので許可が降りたんでしょうね?
フィアットの宣伝と引き換えに。
街のド真ん中で実際に大渋滞を起こして撮影しているので、
ビックリというか、寛容というか、イタリアの懐の深さを感じます。


ずっとずっと若い頃のノエル・カワード。
この人が出ているというだけで観る価値あり!

俳優がまたいいんです。
主役が若きマイケル・ケイン~男前!
それから泥棒のボスがノエル・カワード。(この人は改めて触れてみたい)
ロッサノ・ブラッツィも出ている。
いい感じの大人が集団でバカげた事をやるところが
映画冥利に尽きるというか、贅沢だなぁと感心させられる。
イギリスのジェントルマンが泥棒なので、なんとも上品なんですわ。
洋服などのこだわりも出てくるし…ちょっとこのあたりはたまらない!

それから名車がアッサリと壊れます。
まずは赤いフェラーリが炎上。
次にスポーツタイプのアストン・マーチンとジャガー2台が崖から落ちる。
ミニも逃走の練習中に何台か大破。
少々もったいないような~貧乏人のヒガみかな?

この映画は良くできているし、とても面白いんですが採点は95点。
-5点は何かというと、イタリアの警官と揉み合うところで、
こん棒(つるはし?)を使って応酬する~暴力なんですわ!
こういう“おとぎ話的”な活劇では暴力シーンはダメ。
頭脳と機動力をフルに使って、
非暴力的な泥棒であってほしかったと思いました。
ここがちょっと残念ですね。


なんとなくハズレの予感?

新しいシャーリーズ・セロン版(2005年)も余裕があれば観てみたい。
リメイク作品はたいていはハズレなんだけど…?


9月のシングル・ベスト10…

2006年09月05日 | Weblog

1960~70年代の映画や音楽が好きなので
本日は僕なりのシングル曲ベストテンを考えてみました。
かなりの偏見と好みが反映されているし、
忘れている名曲があるかもしれない、その辺りはご容赦を。
超メジャーなものは漏れているかも?
(「ヘイ・ジュード」や「サウンド・オブ・サイレンス」などなど)
あの曲はどうなの?というご意見がありましたらドシドシお願いします。


1位「ドリフター」ロジャー・ニコルズ&ア・スモール・サークル・オブ・フレンズ
僕の場合、文句なしにこれでしょう。


2位「スイート・キャロライン」ニール・ダイアモンド
イントロからメロメロ。


3位「ゴッド・オンリー・ノウズ」ザ・ビーチ・ボーイズ
名曲は多いけど、これかな?


4位「デイ・ドリーム・ビリーバー」ザ・モンキーズ
奇跡的な名曲だと思います。


5位「ユー・ベイビー」ザ・ロネッツ
フィル・スペクター、バリー・マン&シンシア・ワイル→絶品!


6位「アップ・アップ・アンド・アウェイ」フィフス・ディメンション
ジミー・ウェッブの名作。航空会社のCMソングにも。
邦題の「ビートでジャンプ」はいただけない。


7位「アイル・ビ・バック」ザ・ビートルズ
ようけあり過ぎてわかりません、このグループは。


8位「ディドゥント・ウォント・ツー・ハブ・トゥ・ドゥ・イット」ザ・ラヴィン・スプーンフル
ジョン・セバスチャンも迷うほど名曲多し。


9位「クレア」ギルバート・オサリバン
外せない、この曲。


10位「マシュケナダ」セルジオ・メンデス&ブラジル66
ラテンもいいでよ。

次点「サニー」ボビー・ヘブ
ちょっと前にワーゲン・ビートル(カブリオレ)のCMで使われていた。

こんな感じでしょうか?

ざっと思いつきで出してみましたが、
う~ん、もっとあったような…?
こういうのは時期や気分によって変わってくるので、
次はきっと違ったものになるはず。
たまに“何やらベスト10”をやっていこうかなと思っています。


バーバレラ Barbarella ジェーン・フォンダ…

2006年09月04日 | Weblog



近頃は仕事が立て込んできていて、
なかなかブログを更新できません。(残念)
この時期はいつもこんな調子。
いろいろなプレゼンテーションが重なり、
夏を過ぎるとにわかに騒がしくなってくる。
なかなか更新できないかもしれませんが、
楽しみながら続けていきたいと思っています。



「バーバレラ」(1968年)
仕事の疲れを癒すのにはもってこいの映画ですね。
いいですよ、コレは。
オープニングのタイトルロールの5分間は永久保存版的な素晴らしさ!
グラフィックや出演者等の文字の出し方がとても上手い。
エッチで…バカバカしくて…チープだけどゴージャス!
予算もかなり注ぎ込んで…サントラも絶妙にGood!
60年代好きにはたまらない映画ですね、これは!
とにかくジェーン・フォンダが美しい。
バービー人形にもなったくらいですから。
衣装もミニの七変化でかなりのナイス度!
まぁ、この映画は衣装は“脱ぐ”だけのものなんですが…(溜息)



ジェーン・フォンダ…きれいでスタイル良し!
そして…とっても“かわいい”!
この“かわいらしさ”がこの映画の魅力=ポイントだと思う。
しかし、セリフ回しを聞いていると頭のキレる女性であることがわかる。
ですからこの人は“タダ者”ではない!



父親は有名俳優のヘンリー・フォンダ。
ジェーンは2番目の妻との子供ですが、ヘンリーの浮気を苦にして母は自殺。
たった3ヵ月後に再婚したことを機に、親子の溝は決定的なものに。
アメリカの父を避けてフランスに渡って映画出演していた。
そこで「バーバレラ」の監督ロジェ・バディムと出会い結婚。
アメリカ的ではない色気はフランスで磨かれたんでしょうね?
ロジェ・バディムはブリジット・バルドーや
カトリーヌ・ドヌーブとも付き合っていた。
なんとまぁ、うらやましぃ!
監督としては?ですけど、“潤い”という意味では優れた監督ですね。
「ローズマリーの赤ちゃん」「俺達に明日はない」という
後に名作と言われる映画のオファーを断って、
「バーバレラ」に専念したそうで…結果的(僕的)にはOK!

その後、反ニクソンの政治運動家として活動。
反戦活動家のトム・ヘイドンと結婚。
アメリカ南部の大立者CNNのテッド・ターナーとの結婚・離婚は記憶に新しい。
80年代にはエアロビのビデオがバカ売れ!
映画以外の話題も豊富です。

僕がジェーン・フォンダを知ったのは、
「ひとりぼっちの青春」(1969年 シドニー・ポラック監督)や
「コールガール」(1971年 アラン・J・パクラ監督)のあたり。
アメリカン・ニューシネマの影響を受けて、
アメリカ映画がパブリックからプライベート(僕の感想です)
へと変わっていく過渡期の作品でした。
女優が美しさなどを売りにしなくてもいい時代…とでもいいますか。
ですからあまりジェーンの印象は残ってはいない。
その頃は演技力やセリフの巧拙なども判断できなかったですから。

1981年に「黄昏」(マーク・ライデル監督)で
父ヘンリー・フォンダと共演。
長年にわたり確執のあった老齢の父と和解しました。