「恋におちて」(1984年)…監督は誰だったっけ?(忘れた)
これはロバート・デ・ニーロとメリル・ストリープの恋愛物という
まったく気の進まない、できれば観たくないといった映画なんですが、
音楽がデイヴ・グルーシンなら行かない手はない。
ニューヨークが舞台。デ・ニーロが建築家の役。(似合わない)
ハーヴェイ・カイテルも建築家仲間で出てる。(こちらも全く似合わない)
そしてヒロインがメリル・ストリープ…いつも大げさで演技過剰。(好きじゃない)
「ソフィの選択」は良かったけど。
しかし…観れちゃいます…ストーリーはまったく覚えていませんが…
「マウンテン・ダンス」というデイヴ・グルーシンの主題歌が抜群に洒落てるし、
ニューヨークの「RIZZORI」という大きな本屋さんで出会うところなんぞ、
「ふむふむ、なるほどなぁ」と感心してしまいました。
基本的に街中でロケしている映画が好きなんですけど…
デイヴ・グルーシンの映画音楽を集めたのがこの「シネマジック」。
彼の作るスコアはまさに映画に“魔法”を掛けてしまう。
「黄昏」「天国から来たチャンピオン」「トッツィー」
「グーニーズ」「チャンプ」「リトル・ドラマー・ガール」…etc.
彼のサウンドは現代的、都会的でポジティブ、人に元気を与える…というのかな?
落ち込んでいても「その内にいいこともあるさ」という気分になる。
だから観に行ってしまう。
その他「刑事コロンボ」「キャンディ」「グッバイガール」「レッズ」「ザ・ファーム」などなど。
元々はコンテンポラリー・ジャズのキーボード奏者でアレンジャー。
レコーディング・プロデューサーとしても超一流。
弟のドンもピアニストでギターのリー・リトナーらと組んで活動しているようです。
彼が最も尊敬する音楽家はフランスのジョルジュ・ドルリューだそうな?
フランソワ・トリュフォーの映画音楽でお馴染み…なるほどね…よくわかります!
バタバタと気ぜわしい毎日で、
なかなかブログまで手が回らない。
土・日でやっとこさ追いつくといったフル稼働、
まさに「赤福」状態でございます!(それイカンやろ?!)
1970年代のアラン・J・パクラとシドニー・ポラックは良い!
物心がついて、一人で映画を観に行くようになって
「イッパツ喰らった」のが彼らの映画でした。
夜9時からのテレビでもよくやってましたね。
「コンドル」(1975年アメリカ映画)シドニー・ポラック監督。
ロバート・レッドフォードがCIAの職員。
CIAといっても記録係、資料整理などの地味で平和な職場なんですわ。
読書分析係だったかな?
(むか~し観たっきりでこのDVDはまだ観ていない)
いつものように「昼飯買ってきまっさ」と出かけて戻ってくると
職場の仲間全員が射殺されていた。
たった一人生き残った彼は何者かに追われることに…(以下省略)
ハラハラ・ドキドキ、これは面白い!
冬のニューヨークの情景が素晴らしい!
フェイ・ダナウェイ、マックス・フォン・シドウ、
クリフ・ロバートソン、ジョン・ハウスマンら役者も一流。
そして音楽がデイヴ・グルーシン!
僕は音楽がデイヴ・グルーシンの映画はたいてい観ている。
(日本でやっていたものに限りますが…)
都会的~ニューヨークが舞台~なんとも素敵でお洒落!(溜息)
デイヴ・グルーシンについてはまた改めて。
この映画ですがロバート・レッドフォードのファッションが良い!
スタイリストの仕事でしょうけど、いまだに参考にしている。
ツイードのジャケットにジーンズ、
フィッシャーマンズ・バッグを斜め掛けにして自転車に乗る。
ダンガリー・シャツにカシミアのネクタイを合わせたり…
そしてPコ−ト…その昔、相当憧れていました。
「雨のニューオリンズ」(66年)「ひとりぼっちの青春」(69年)
「追憶」(73年)「ザ・ヤクザ」(75年、高倉健さん登場!)
「ボビー・ディアフィールド」(77年)「出逢い」(79年)
この頃のシドニー・ポラック…いいですね!
コッテリとしたヨーロッパ映画が観たくなる。
実はそんな時間も気持ちの余裕もないんだけれど…

「ボッカチオ’70」(1962年伊・仏合作)
この映画は4人のイタリア人監督が
中世イタリアの作家ボッカチオの作品をモチーフにして、
それぞれが腕を競いあったというなんとも贅沢な映画です。
僕はフェリーニが好きなので、
このDVDもフェリーニ目当てで手に入れたんだけど、
ここでのフェリーニはちょっとスベったかな?という印象。
フェリーニらしさは存分に堪能できるんだが…
●第一話「レンツォとルチアーナ」
マリオ・モニチェッリ監督
この監督が一番マイナーですかね?でも良かった。
若い夫婦の話です。
マリサ・ソリナス(この人知らなんだ)という女優がなんともキュート。
当時の街並がいい感じです。
評価◯
●第二話「アントニオ博士の誘惑」
フェデリコ・フェリーニ監督
「甘い生活」のアニタ・エクバーグにはド肝を抜かれたけど、
ここでは大ザッパな感じがして少々下品な印象になったような?
話は面白いんだけど…
評価△
●第三話「仕事中」
ルキノ・ヴィスコンティ監督
ブルジョワの話です。なかなか興味深い内容でした。
ヴィスコンティは好きではないけれどこれはイケた。
ロミー・シュナイダーがあんなに美しいとは…
歳を取ってからのイメージしかなかったので驚きでした。
ルイ・ヴィトンってやっぱり貴族の持ち物なんですね?
それも自分では持たずに使用人に運ばせる…いろいろ勉強になります。
評価◯
●第四話「くじ引き」
ヴィットリオ・デ・シーカ監督
この監督とソフィア・ローレンのコンビは史上最強でしょう!
ソフィア・ローレンの魅力大炸裂!
この人大好きなんですけど、
やっぱり素晴らしいというか素晴らし過ぎです!(溜息)
荒唐無稽だけど話はメチャメチャ面白い!
評価◎
この映画の製作はイタリア映画界のドン、カルロ・ポンティ。
ソフィア・ローレンの夫です。
この映画はソフィア・ローレンのために作られたんでしょうか?!
ソフィア・ローレン…他を圧倒して光り輝いています。


残念!けど目一杯でしたな…
やっぱり「年増オバハン説」は当たってるでしょ?!
来季の補強費は青天井らしい(?毎年そんな記事が出とる)ので
強打者バンバン獲得するみたいですよ???
たぶん誰も来ないと思いますが…
http://jp.youtube.com/watch?v=grbSG5nIgC0
くやしいけど野球の質がね、全然違います。
名古屋でタイガースを応援するのは勇気がいりますけど、
僕の周りにもチラホラおります。
「あきまへんなぁ~」がいつもの挨拶…(淋)
お洒落で上品、野球とは無縁に見えるような素敵なお姉さんでも
よくよく聞いてみると、
「FUKUDOME」のユニフォームを着て
ナゴドで暴れまくっているらしい!
「そんなにファンだとは…(唖然)」
「恐れ入りました」
大阪なら野球好きはなんとなく
ノリでわかるんですけどね。
名古屋は全く読めません!
名古屋…奥が深いです。


週末によく行っている「高岳フォーク村ひまわり」で
『よしだよしこ』さんのライブを見てきました。
想像していた以上に、いやもっともっと素晴らしかったです。

よしこさんについては全く知らず、
マーチンの古いギターを使っていることと、
アメリカ先住民が使っていたダルシマーという楽器に興味があったので
軽い気持ちで行ったのですが、その「音楽」の素晴らしさに圧倒されました。
こういう人がいたんだなぁ~、驚きです!

CDにサインしていただきました。
まず、とても洗練されている!
華があるというのかな?オーラがね、違います!
実際、とても美しい人です。
その歌声は透明感と軽やかさがあり、心地良い。
詞には自らの経験や反戦のメッセージなどが込められている。
歌もギターもとても上手。
僕の好きだった時代のアメリカを感じました。
今朝はいい気分。
余韻に浸っています。
とても感動しました!


http://jp.youtube.com/watch?v=3yIGpszVGAQ&mode=related&search=
笑いスギ!腹イタイ!
大音量でどうぞ!!


「バニシング・ポイント」
このDVDはセブンイレブンで買った。
980円也。
(何でコンビニにこんなん置いてるの?ビックリ!)
1971年のアメリカB級映画。
主演はB級スター、バリー・ニューマン。
物語はデンバーからカリフォルニアまで車(ダッジ)をブッ飛ばす!
それだけ!
主人公のセリフはほとんどナシと言ってもいいでしょう。
ただ車をブッ飛ばす!警察が追いかける!ロード・ムービー!
その途中に主人公の過去や経緯が挟み込まれる~
このあたりがなかなか巧み。
現在ではカルト・ムービー、
カー・チェイス物のお手本の映画となっている。
映画の話はその辺にしておいて
この映画の音楽をやっているのが、デラニー&ボニー。
出演までして歌っている。
これがメチャいいんですわ。
デラニー&ボニーは白人夫婦のデュオで
その音楽は「スワンプ・ロック」と呼ばれている。
フォークにブルーズにカントリーにゴスペル、
南部の黒人ソウル・ミュージックなどなど
いろいろ混ざっているのが「スワンプ・ロック」。
アメリカのルーツ・ミュージックと言ってもいいのかな?
とてもリラックスできて癒される。
日本でいうと「民謡」みたいなものでしょうか?
雰囲気はまったく違うけど…。
レオン・ラッセルやリタ・クーリッジなどもその仲間。
ライ・クーダーなんかも入ってくるのかな?
エリック・クラプトンがブラインド・フェイス時代の
アメリカ公演時に前座をやったのがこのデラニー&ボニー&フレンズ。
クラプトンがその音楽に惚れこんで、
「オレ、前からこういう音楽やりたかったんや!」と仲間入り。
その後に結成したのがデレク・アンド・ザ・ドミノスというわけ。
「レイラ」!!!!!
余談ですが阪神タイガース・濱中が打席に入る際のテーマ曲がこの「レイラ」。
曲は最高ですが…あんまり打てへん!(トホ)
クラプトンはとても繊細な人物で「音楽業界は合わん!ヤーメタ!」と
投げやりになっていた時期に
やる気を起こさせたのがデラニー&ボニーだと言われている。
「スワンプ・ロック」の名盤を一枚。
マーク・ベノの「雑魚」。
ゆったりと、まったりと~いいですよ。
仕事にくたびれた時には最適の音楽。
強い酒(バーボン)が飲みたくなるんだけど…!
僕が勤め人をしていた頃(20代半ば~後半)に
上司であった先輩が
「年相応の仕事をしていかなければいけないよ」
「◯◯◯◯◯と◯◯◯◯の仕事はやめるべきだ」
と言っていた事が思い出されます。
当時はサボることばかり考えていて、
人の話も聞き流していたようなダメ社員だったのですが、
この言葉だけはなぜかずっと覚えている。
現在、その先輩は当然ながら
しっかりと自分のスタンスで仕事をしており、
(仕事の)考え方、取組み方がまったくブレない。
立派ですね。
以前、事務所に伺った際にも
いろいろと興味深い話を聞かせてもらったり、
貴重な資料を見せていただいた。
まずライフスタイルがしっかりと確立されている
…その延長線上に仕事がある
そういう人が好きですね。尊敬できる。
そういう人は皆一人でやっいてる。
「そういうものに わたしは なりたい」(宮沢賢治)
「広告」にはあまりというか全然興味がありません。
きっと、大量消費材のようなモノという感覚があるからでしょう。
「流行(はやり)物には手を出すな!」というのが僭越ながら僕の流儀です。
新しい物を追いかけて次から次へと目紛しく展開され、
すぐに忘れ去られ、また展開する…かなりシンドいです!
ペプシ・コーラの広告。
http://www.youtube.com/watch?v=SicXpDHVZnY
ちょっと考えさせられますね。
こういう表現が適切なのかどうか?
我が国とはずいぶんと感覚が違っているようで…!
「きれい」「美しい」「素晴らしい」という日本の広告も
ウソっぽいといえばウソっぽい…
好みは別としてインパクトは強烈です!

