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in my room

静かなパラダイス

デイヴ・グルーシン…

2007年10月30日 | Weblog

「恋におちて」(1984年)…監督は誰だったっけ?(忘れた)
これはロバート・デ・ニーロとメリル・ストリープの恋愛物という
まったく気の進まない、できれば観たくないといった映画なんですが、
音楽がデイヴ・グルーシンなら行かない手はない。



ニューヨークが舞台。デ・ニーロが建築家の役。(似合わない)
ハーヴェイ・カイテルも建築家仲間で出てる。(こちらも全く似合わない)
そしてヒロインがメリル・ストリープ…いつも大げさで演技過剰。(好きじゃない)
「ソフィの選択」は良かったけど。

しかし…観れちゃいます…ストーリーはまったく覚えていませんが…
「マウンテン・ダンス」というデイヴ・グルーシンの主題歌が抜群に洒落てるし、
ニューヨークの「RIZZORI」という大きな本屋さんで出会うところなんぞ、
「ふむふむ、なるほどなぁ」と感心してしまいました。
基本的に街中でロケしている映画が好きなんですけど…



デイヴ・グルーシンの映画音楽を集めたのがこの「シネマジック」。
彼の作るスコアはまさに映画に“魔法”を掛けてしまう。
「黄昏」「天国から来たチャンピオン」「トッツィー」
「グーニーズ」「チャンプ」「リトル・ドラマー・ガール」…etc.

彼のサウンドは現代的、都会的でポジティブ、人に元気を与える…というのかな?
落ち込んでいても「その内にいいこともあるさ」という気分になる。
だから観に行ってしまう。
その他「刑事コロンボ」「キャンディ」「グッバイガール」「レッズ」「ザ・ファーム」などなど。

元々はコンテンポラリー・ジャズのキーボード奏者でアレンジャー。
レコーディング・プロデューサーとしても超一流。
弟のドンもピアニストでギターのリー・リトナーらと組んで活動しているようです。

彼が最も尊敬する音楽家はフランスのジョルジュ・ドルリューだそうな?
フランソワ・トリュフォーの映画音楽でお馴染み…なるほどね…よくわかります!


コンドル…

2007年10月29日 | Weblog

バタバタと気ぜわしい毎日で、
なかなかブログまで手が回らない。
土・日でやっとこさ追いつくといったフル稼働、
まさに「赤福」状態でございます!(それイカンやろ?!)

1970年代のアラン・J・パクラとシドニー・ポラックは良い!
物心がついて、一人で映画を観に行くようになって
「イッパツ喰らった」のが彼らの映画でした。
夜9時からのテレビでもよくやってましたね。

「コンドル」(1975年アメリカ映画)シドニー・ポラック監督。
ロバート・レッドフォードがCIAの職員。
CIAといっても記録係、資料整理などの地味で平和な職場なんですわ。
読書分析係だったかな?
(むか~し観たっきりでこのDVDはまだ観ていない)
いつものように「昼飯買ってきまっさ」と出かけて戻ってくると
職場の仲間全員が射殺されていた。
たった一人生き残った彼は何者かに追われることに…(以下省略)
ハラハラ・ドキドキ、これは面白い!
冬のニューヨークの情景が素晴らしい!



フェイ・ダナウェイ、マックス・フォン・シドウ、
クリフ・ロバートソン、ジョン・ハウスマンら役者も一流。
そして音楽がデイヴ・グルーシン!
僕は音楽がデイヴ・グルーシンの映画はたいてい観ている。
(日本でやっていたものに限りますが…)
都会的~ニューヨークが舞台~なんとも素敵でお洒落!(溜息)
デイヴ・グルーシンについてはまた改めて。

この映画ですがロバート・レッドフォードのファッションが良い!
スタイリストの仕事でしょうけど、いまだに参考にしている。
ツイードのジャケットにジーンズ、
フィッシャーマンズ・バッグを斜め掛けにして自転車に乗る。
ダンガリー・シャツにカシミアのネクタイを合わせたり…
そしてPコ−ト…その昔、相当憧れていました。

「雨のニューオリンズ」(66年)「ひとりぼっちの青春」(69年)
「追憶」(73年)「ザ・ヤクザ」(75年、高倉健さん登場!)
「ボビー・ディアフィールド」(77年)「出逢い」(79年)
この頃のシドニー・ポラック…いいですね!


ボッカチオ'70…

2007年10月23日 | Weblog
秋が深まってくると(といってもまだまだ暑いですが)、
コッテリとしたヨーロッパ映画が観たくなる。
実はそんな時間も気持ちの余裕もないんだけれど…



「ボッカチオ’70」(1962年伊・仏合作)
この映画は4人のイタリア人監督が
中世イタリアの作家ボッカチオの作品をモチーフにして、
それぞれが腕を競いあったというなんとも贅沢な映画です。

僕はフェリーニが好きなので、
このDVDもフェリーニ目当てで手に入れたんだけど、
ここでのフェリーニはちょっとスベったかな?という印象。
フェリーニらしさは存分に堪能できるんだが…

●第一話「レンツォとルチアーナ」
マリオ・モニチェッリ監督
この監督が一番マイナーですかね?でも良かった。
若い夫婦の話です。
マリサ・ソリナス(この人知らなんだ)という女優がなんともキュート。
当時の街並がいい感じです。
評価◯

●第二話「アントニオ博士の誘惑」
フェデリコ・フェリーニ監督
「甘い生活」のアニタ・エクバーグにはド肝を抜かれたけど、
ここでは大ザッパな感じがして少々下品な印象になったような?
話は面白いんだけど…
評価△

●第三話「仕事中」
ルキノ・ヴィスコンティ監督
ブルジョワの話です。なかなか興味深い内容でした。
ヴィスコンティは好きではないけれどこれはイケた。
ロミー・シュナイダーがあんなに美しいとは…
歳を取ってからのイメージしかなかったので驚きでした。
ルイ・ヴィトンってやっぱり貴族の持ち物なんですね?
それも自分では持たずに使用人に運ばせる…いろいろ勉強になります。
評価◯

●第四話「くじ引き」
ヴィットリオ・デ・シーカ監督
この監督とソフィア・ローレンのコンビは史上最強でしょう!
ソフィア・ローレンの魅力大炸裂!
この人大好きなんですけど、
やっぱり素晴らしいというか素晴らし過ぎです!(溜息)
荒唐無稽だけど話はメチャメチャ面白い!
評価◎

この映画の製作はイタリア映画界のドン、カルロ・ポンティ。
ソフィア・ローレンの夫です。
この映画はソフィア・ローレンのために作られたんでしょうか?!
ソフィア・ローレン…他を圧倒して光り輝いています。




阪神と少し中日…

2007年10月22日 | Weblog
阪神タイガース沈没!(予想通り)
残念!けど目一杯でしたな…
やっぱり「年増オバハン説」は当たってるでしょ?!

来季の補強費は青天井らしい(?毎年そんな記事が出とる)ので
強打者バンバン獲得するみたいですよ???
たぶん誰も来ないと思いますが…

http://jp.youtube.com/watch?v=grbSG5nIgC0

くやしいけど野球の質がね、全然違います。

名古屋でタイガースを応援するのは勇気がいりますけど、
僕の周りにもチラホラおります。
「あきまへんなぁ~」がいつもの挨拶…(淋)

お洒落で上品、野球とは無縁に見えるような素敵なお姉さんでも
よくよく聞いてみると、
「FUKUDOME」のユニフォームを着て
ナゴドで暴れまくっているらしい!
「そんなにファンだとは…(唖然)」
「恐れ入りました」

大阪なら野球好きはなんとなく
ノリでわかるんですけどね。
名古屋は全く読めません!

名古屋…奥が深いです。


素晴らしいライブ…

2007年10月13日 | Weblog
昨日は事務所からほど近くにあって、
週末によく行っている「高岳フォーク村ひまわり」で
『よしだよしこ』さんのライブを見てきました。
想像していた以上に、いやもっともっと素晴らしかったです。



よしこさんについては全く知らず、
マーチンの古いギターを使っていることと、
アメリカ先住民が使っていたダルシマーという楽器に興味があったので
軽い気持ちで行ったのですが、その「音楽」の素晴らしさに圧倒されました。
こういう人がいたんだなぁ~、驚きです!


CDにサインしていただきました。

まず、とても洗練されている!
華があるというのかな?オーラがね、違います!
実際、とても美しい人です。
その歌声は透明感と軽やかさがあり、心地良い。
詞には自らの経験や反戦のメッセージなどが込められている。
歌もギターもとても上手。
僕の好きだった時代のアメリカを感じました。

今朝はいい気分。
余韻に浸っています。
とても感動しました!


無題…

2007年10月10日 | Weblog
煮詰まった時には、この一本!

http://jp.youtube.com/watch?v=3yIGpszVGAQ&mode=related&search=

笑いスギ!腹イタイ!
大音量でどうぞ!!


スワンプ・ロック…

2007年10月09日 | Weblog

「バニシング・ポイント」
このDVDはセブンイレブンで買った。
980円也。
(何でコンビニにこんなん置いてるの?ビックリ!)



1971年のアメリカB級映画。
主演はB級スター、バリー・ニューマン。
物語はデンバーからカリフォルニアまで車(ダッジ)をブッ飛ばす!
それだけ!
主人公のセリフはほとんどナシと言ってもいいでしょう。
ただ車をブッ飛ばす!警察が追いかける!ロード・ムービー!
その途中に主人公の過去や経緯が挟み込まれる~
このあたりがなかなか巧み。
現在ではカルト・ムービー、
カー・チェイス物のお手本の映画となっている。

映画の話はその辺にしておいて
この映画の音楽をやっているのが、デラニー&ボニー。
出演までして歌っている。
これがメチャいいんですわ。
デラニー&ボニーは白人夫婦のデュオで
その音楽は「スワンプ・ロック」と呼ばれている。
フォークにブルーズにカントリーにゴスペル、
南部の黒人ソウル・ミュージックなどなど
いろいろ混ざっているのが「スワンプ・ロック」。
アメリカのルーツ・ミュージックと言ってもいいのかな?
とてもリラックスできて癒される。
日本でいうと「民謡」みたいなものでしょうか?
雰囲気はまったく違うけど…。
レオン・ラッセルやリタ・クーリッジなどもその仲間。
ライ・クーダーなんかも入ってくるのかな?

エリック・クラプトンがブラインド・フェイス時代の
アメリカ公演時に前座をやったのがこのデラニー&ボニー&フレンズ。
クラプトンがその音楽に惚れこんで、
「オレ、前からこういう音楽やりたかったんや!」と仲間入り。
その後に結成したのがデレク・アンド・ザ・ドミノスというわけ。
「レイラ」!!!!!
余談ですが阪神タイガース・濱中が打席に入る際のテーマ曲がこの「レイラ」。
曲は最高ですが…あんまり打てへん!(トホ)
クラプトンはとても繊細な人物で「音楽業界は合わん!ヤーメタ!」と
投げやりになっていた時期に
やる気を起こさせたのがデラニー&ボニーだと言われている。



「スワンプ・ロック」の名盤を一枚。
マーク・ベノの「雑魚」。
ゆったりと、まったりと~いいですよ。
仕事にくたびれた時には最適の音楽。
強い酒(バーボン)が飲みたくなるんだけど…!


先輩の一言…

2007年10月03日 | Weblog

僕が勤め人をしていた頃(20代半ば~後半)に
上司であった先輩が
「年相応の仕事をしていかなければいけないよ」
「◯◯◯◯◯と◯◯◯◯の仕事はやめるべきだ」
と言っていた事が思い出されます。
当時はサボることばかり考えていて、
人の話も聞き流していたようなダメ社員だったのですが、
この言葉だけはなぜかずっと覚えている。

現在、その先輩は当然ながら
しっかりと自分のスタンスで仕事をしており、
(仕事の)考え方、取組み方がまったくブレない。
立派ですね。
以前、事務所に伺った際にも
いろいろと興味深い話を聞かせてもらったり、
貴重な資料を見せていただいた。

まずライフスタイルがしっかりと確立されている
…その延長線上に仕事がある
そういう人が好きですね。尊敬できる。

そういう人は皆一人でやっいてる。
「そういうものに わたしは なりたい」(宮沢賢治)


広告…

2007年10月01日 | Weblog
僕はデザインをやっていますが、
「広告」にはあまりというか全然興味がありません。
きっと、大量消費材のようなモノという感覚があるからでしょう。
「流行(はやり)物には手を出すな!」というのが僭越ながら僕の流儀です。
新しい物を追いかけて次から次へと目紛しく展開され、
すぐに忘れ去られ、また展開する…かなりシンドいです!

ペプシ・コーラの広告。
http://www.youtube.com/watch?v=SicXpDHVZnY

ちょっと考えさせられますね。
こういう表現が適切なのかどうか?
我が国とはずいぶんと感覚が違っているようで…!
「きれい」「美しい」「素晴らしい」という日本の広告も
ウソっぽいといえばウソっぽい…

好みは別としてインパクトは強烈です!